白い2匹のうさぎ

うさぎのエサはペレットだけでいい?量や食べない時の対処法について

うさぎのエサに、ペレットだけしか与えてない方も少なくありません。確かにペレットはうさぎの総合栄養食ですが、それだけで十分なのでしょうか?また、うさぎにペレットを与える量や食べない時の対処法をしっかり知っておきましょう。

うさぎのエサはペレットだけでいいと思っていませんか?

確かにペレットは、うさぎにとって必要な栄養が詰まった大切なエサです。

今までペレットだけで牧草を与えたことはない、という方も少なくありませんが、うさぎにとってペレットだけで大丈夫なのでしょうか?

そこで今回は、うさぎのエサはペレットだけいいのかと、ペレットを与える量と食べない時の対処法についてご紹介します。

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うさぎのエサはペレットだけでいい?

牧草を食べるうさぎ

うさぎのエサに、ペレットや牧草、野菜などがありますが、肥満になることを心配してペレットだけしか与えない方もいます。

しかし、ペットショップや動物病院では、牧草も与えるように言われますね。

うさぎのエサはペレットだけでいいわけではなく、牧草も必要です。

ここでは、ペレットと牧草の関係について見ていきましょう。

ペレットは総合栄養食だけど…

ペレットは、うさぎが1日に必要な栄養がギュッと詰まった総合栄養食です。

うさぎは食べることが大好きで、常にモグモグと何かを食べていませんか?

うさぎは食べることでストレス解消をしているだけでなく、食べることによって消化器官を動かし排泄する行為を繰り返す動物なのです。

だからと言って、うさぎにペレットを欲しがるだけ与えてしまえば、当然太ってしまいます。

もともとうさぎは草が大好きなので、栄養がほとんどない牧草をいくら食べても太ることはなく、むしろストレス解消、毛球症の予防、腸内環境の安定、歯の伸びすぎ防止や不正咬合の防止となります。

ペレットだけではそれらの効果をすべて得ることはできないため、牧草も必要なのです。

年齢にあわせた牧草をたくさん食べさせて

うさぎにはペレットだけでは不十分牧草も必要とご紹介しましたが、年齢に合わせた牧草を与えることも大切です。

生後6ヶ月までの成長期のうさぎには高たんぱく、高カルシウム、高カロリーのマメ科のアルファルファなどを与える必要がありますが、生後6ヶ月を過ぎた頃から徐々にイネ科のチモシーなどの牧草に切り替えます

イネ科の牧草はマメ科の牧草に比べてたんぱく質もカロリーも低く、繊維質がほとんどなので太ることはありません。

成長したうさぎにマメ科の牧草を与えてしまうと肥満となってしまうため、イネ科の牧草を選んでくださいね。

適正なペレットの量は?

うさぎに与えるペレットも、うさぎの年齢に合わせたものを選ぶ必要がありますが、どのくらいのペレットを与えればいいかわかりませんね。

ここでは、うさぎに適正なペレットの量を見ていきましょう。

適正体重の3~5%

うさぎに与えるペレットの量は、適正体重の3~5%です。

それを1日に2回や3回に分けて与えるようにしてください。

注意しなければいけないのは、そのうさぎの体重ではなく適正体重ということです。

適正体重は、うさぎの種類や個体によって変わってくるため自分で判断することは難しいですが、獣医師に相談すればそのうさぎの健康状態や個体の大きさから適正体重を教えてくれますよ!

ペレットが多すぎると牧草を食べないことも

うさぎはペレットの量が多すぎると、牧草を食べないことがあります。

適正体重の3%のペレットを与えているのに牧草を食べない、という場合では、ペレットの量を2%や1,5%まで減らしましょう

常に牧草を食べてもらうことが大切で、ペレットだけは食べているから大丈夫、というわけではありません。

うさぎがペレットを食べない時の対処法は?

草を食べるうさぎ

うさぎにとってペレットと牧草は、健康維持のために大切なエサですが、ペレットを食べなくなってしまうことがあります。

基本的にはペレットを食べなくても牧草をしっかり食べているなら、それほど気にすることはないと多くの獣医師は言っています。

うさぎはグルメなため、ペレットが劣化してきたら食べなくなることもあったり、発情期で食の好みが変わることもあったりするため、牧草を食べているなら病気の可能性は低いということです。

しかし、飼い主にしてみれば、うさぎが急に食べなくなってしまったら心配になりますね。

ここでは、うさぎがペレットを食べない時の対処法について見ていきましょう。

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ペレットを変えてみる

うさぎのペレットは年齢に合わせたものを与えることが大前提ですが、食べない時は思い切ってペレットを変えてみましょう

ペレットが劣化していれば風味が落ちて美味しくなくなっていることも考えられますし、ペレットのサイズが大きすぎたり、固すぎたり柔らかすぎたりと、うさぎにとって食べにくいペレットだと食べなくなることがあります。

また、急にペレットを変えてもうさぎは警戒心が強いため食べません

グルメなうさぎは味の変化に敏感ですが、慣れていないものは食べようとしないため、ペレットを変える時は古いペレットと新しいペレットを混ぜ、徐々に新しいペレットに切り替えるようにしましょう。

水と牧草をたくさんあげる

ペレットを変えるほかに、うさぎに水と牧草をたくさん与えるようにしましょう。

牧草をたくさん食べて消化器官が働けば、ペレットを食べるようになることもあります。

病院

うさぎがペレットだけでなく牧草も食べない、ということであれば、すぐに動物病院を受診する必要があります。

うさぎは警戒心の強さから体調不良を隠してしまうため、何も食べない、飲まない、となった時は緊急を要します

人間の日にちの感覚で、今日は様子を見て明日、なんてことはとても危険で、うさぎと人間の時間の流れるスピードは各段に違うため、すぐに動物病院に行ってください。

高齢になるとペレットを食べなくなることも

うさぎは高齢になると、ペレットを食べなくなることが多いです。

牧草や好きなものは食べる、という場合では特に問題もなく自然なことなので、無理にペレットを食べさせることもありません。

高齢のうさぎではよくあることですが、心配であれば獣医師に相談するようにしましょう。

うさぎのエサはペレットだけでは不十分!|まとめ

今回は、うさぎのエサはペレットだけでいいのかと、与える量や食べない時の対処法についてご紹介しました。

うさぎにとってエサはペレットだけでなく、牧草をたくさん食べることが健康維持につながります。

今までペレットだけしか与えていなかった、という方は、たくさん牧草も与えてあげてくださいね。

また、うさぎはとてもグルメで頑固なため、気に入らない時はまったく食べようとしません

それはペレットだけでなく牧草に対しても同じなので、食べない時はきちんと対処してあげましょう!

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