うさぎを公園などで散歩させる人も増え、うちの子もお散歩デビューさせようかな?と、考えている飼い主さんも多いのではないでしょうか。
しかし、うさぎはとっても臆病で環境の変化を苦手とする動物。
うさぎに散歩をさせるのはストレスになってしまうのでしょうか?
そこで今回は、うさぎの散歩についてと、散歩に必要なリードやいつから散歩をさせていいのかについてご紹介します。
そもそもうさぎに散歩は必要?
うさぎを飼っていると、室内を散歩させる「へやんぽ」は、毎日行わなくてはいけません。
うさぎをケージに閉じ込めっぱなしにすると、ストレスが溜まってしまったり、運動不足になって体の機能が低下してしまいます。
うさぎの体の機能が低下すれば必然的に免疫力の低下に繋がり、病気になりやすくなってしまうため、散歩はとっても重要です。
しかし、外に散歩に行くのはうさぎにとって必要なことなのでしょうか?
ここでは、外の散歩「うさんぽ」について見ていきましょう。
うさぎのストレス耐性をあげる効果がある
ご存知のように、うさぎは環境の変化を嫌い、ストレスを抱えやすい動物です。
うさぎにストレスは大敵ですが、外に散歩に出かけることでストレス耐性をあげる効果があります。
さまざまな匂い、もの、場所、人、他の散歩中のうさぎなどを知ることで、うさぎに社会性が身に付くと共に、ストレスに対しても慣れていきます。
事前にお外のストレスに慣らしておく事で動物病院に連れて行くときや災害時の避難など、うさぎが外に出なければいけない状況になっても、そこまで大きなストレスを抱えることはなくなります。
うさぎの散歩の注意点
うさぎの外の散歩には、さまざまな注意点があります。
部屋の中の散歩であれば、飼い主さんがうさぎの安全を守ってあげることができますが、一歩外に出れば何が起こるかはわかりません。
それまで以上の注意が必要となりますので、ここではうさぎの散歩の注意点について見ていきましょう。
誤飲に気を付ける
うさぎは食べていいものと食べてはダメなものの見分けがつきません。
外にはいろんなゴミが落ちていて、うさぎが食べてしまう可能性があります。
また、公園や河川敷に生えている草は、除草剤がまかれていたり、排気ガスがたくさんついている可能性があり、うさぎが食べてしまうと体に害をもたらすこともあるため、気を付けなければいけません。
外敵に気を付ける
うさぎは被捕食動物です。
外にはうさぎの外敵がたくさんいます。
散歩中の犬や猫、カラスやトンビ、いたちやムササビなど、いつ襲ってくるかわかりません。
うさぎの安全を確保できるように、目の前だけでなく空にも気を付ける必要があります。
また、うさぎを外で散歩させるなら、ノミやダニなどの寄生にも注意してくださいね!
散歩させる場所までは、うさぎをキャリーケースなどに入れて移動しましょう。
暑い時期や寒い時期は避ける
いくらうさぎにお散歩させたほうがいいとはいえ、暑い時期や寒い時期などは避けるようにしましょう。
うさぎは気温の変化にとても弱いため、体調を崩してしまいやすいです。
特に暑い時期の散歩は熱中症になってしまうこともあるため、止めておきましょう。
嫌がるときは無理に散歩に連れ出さない
うさぎによっては、外に出ることに抵抗のない子もいます。
うさぎの散歩にはキャリーケースやハーネス、リードが必要ですが、キャリーケースに入るのが嫌な子、ハーネスが嫌な子、リードで引っ張られることが嫌な子、単純に外に出たくない子とそれぞれです。
まずはキャリーケースに慣れてもらう、ハーネスに慣れてもらう、リードに慣れてもらうことから始めましょう。
また、嫌がっているのに無理に散歩に連れ出すのは、うさぎが散歩を嫌なことと思ってしまうので止めましょう。
外に抵抗があるうさぎでは、最初はキャリーケースに入れた状態での散歩から始めるといいでしょう。
うさぎの散歩にリードは必要?
うさぎの散歩には必ずハーネスとリードが必要です。
首輪ではうさぎの気管を痛めてしまったり、首に圧がかかってしまうため、急に引っ張らなければならないときに危険です。
ここでは、うさぎの散歩におすすめのハーネスとリードについてご紹介します。
紐タイプのハーネス
活発に動き回るうさぎには、紐タイプのハーネスがおすすめです。
体を覆う部分が少ないため、動きやすいというメリットがあり、暑い時期でも蒸れることがないため、うさぎのストレスも少ないです。
紐タイプのハーネスは、リードを引っ張った時に首だけに負荷がかかるものと、胴を引き上げてくれるものがあるので、胴を引き上げるタイプを選んであげましょう。
ベストタイプのハーネス
抱っこが苦手なうさぎには、ベストタイプのハーネスがおすすめです。
ベストタイプのハーネスは、首元や胴を覆っているため脱げにくく、リードを引っ張ってもベスト全体でうさぎを引き上げてくれます。
ベストタイプのハーネスでは、背中をマジックテープやバックルで留めるタイプや、前面をマジックテープで留めるタイプがあり、うさぎの足を先に通してから留めるため、抱っこが苦手なうさぎでも着けやすいですよ!
ただし、ベストタイプのハーネスは体を覆う部分が多いため、蒸れやすくなってしまいます。
蒸れにくいメッシュ素材のものもあるので、時期によって使い分けるようにしましょう。
うさぎの散歩はいつからいいの?
うさぎの部屋の中の散歩は、うさぎが環境に慣れてからが前提ですが、外への散歩はいつから始めてもいいのでしょうか?
ここでは、うさぎの散歩はいつからいいのか見ていきましょう。
生後5~6ヶ月を過ぎてから
うさぎの外への散歩は、生後5~6ヶ月を過ぎてからにしましょう。
体ができあがり免疫力もついてからでないと、外で病気に感染してしまう恐れがあるため、うさぎが成長してからにしてください。
飼い主さんとの信頼関係ができてから
うさぎによっては、なかなか飼い主さんに慣れない子もいます。
外での散歩は信頼関係がとても大切になってくるため、うさぎが飼い主さんに慣れてからにしましょう。
うさぎの散歩は徐々に始めよう!
今回は、うさぎに散歩させるのはストレスになるのかと、リードやいつから散歩をさせていいのかについてご紹介しました。
うさぎにとって散歩はストレスになる場合もありますが、だからといってまったく外に慣れさせないのは、うさぎが外に出なければならない時のストレスがとても大きくなります。
うさぎによっては外に出ることを嫌がりますが、ゆっくり少しずつ外での散歩に慣れてもらうようにしましょう。