初めて子ウサギを家に迎えたら、どんな飼い方やしつけをしていいのかわからないことだらけですね。
うさぎはとっても繊細な動物なので、元気で長生きしてもらうためにも子ウサギの頃からのお世話がとても重要です。
そこで今回は、子ウサギの飼い方やしつけのポイントと、餌の種類についてまとめてみましたので、ぜひ参考にしてくださいね!
子ウサギの飼い方
最初に、うさぎはストレスに弱い動物であることを忘れてはいけません。
ペットショップで販売されている子ウサギであれば、生後1ヶ月ということは少ないですが、生後1ヶ月前後の子ウサギは環境の変化に耐えられず突然死してしまうこともあるため、特に注意が必要です。
家に迎え入れるには、生後2ヶ月以上の子ウサギにしましょう。
うさぎの飼い方自体は難しいものではありませんが、たくさん注意してあげることがあるので、しっかり覚えてくださいね。
それでは、ここから子ウサギの飼い方についてご紹介していきます。
ケージの置き場所
子ウサギの飼い方では、ケージの置き場所も重要です。
子ウサギに限らず、うさぎはとても温度変化に弱く、体温調節が苦手なため、ケージの置き場所は気を付けてあげる必要があります。
うさぎにとって快適な温度は24℃前後、湿度は50~60%です。
夏場や冬場は24時間エアコンをつけ、室温を一定に保ってあげることが大切です。
うさぎが生活するケージは、エアコンの風が直接当たらない、直接日光が当たらない、暑すぎず寒すぎず風通しのいい場所に置きましょう。
また、大きな音がする場所もうさぎのストレスとなってしまうため、テレビやスピーカー、洗濯機などのそばには置かないように気を付けてくださいね。
子ウサギが安心する環境作り
うさぎは環境の変化にも弱く、体調を崩してしまうことも少なくありません。
ペットショップに慣れていた子ウサギが安心できるように、ケージの中の環境をペットショップと同じようにしてあげなければいけません。
トイレの形やトイレの場所、吸水器の取り付け位置など、子ウサギにとって見慣れた景色にしてあげます。
子ウサギの飼い方に関係のないように思えるかもしれませんが、とても大切なことですよ!
最初の1週間は慎重に!
子ウサギの飼い方の中でも、最も重要なポイントが最初の1週間です。
最初の1週間はケージや環境に慣れてもらうための期間で、2~3日の間は、1日2回のご飯と、お水の交換、トイレとケージの掃除以外は子ウサギに干渉してはしけません。
子ウサギを迎え、嬉しくて触りたくなってしまいますが、そっと見守るだけです。
3~6日では、ケージ越しに手からおやつを与えたり、柵の隙間から子ウサギの頭を軽く撫でる程度で、10分以内に収めます。
1週間経って初めてケージから出してみる
1週間たって初めてケージから出し、部屋の中を散歩させてあげましょう。
この時も、最初は10~20分程度にし、子ウサギが自分から寄ってくるまでは撫でたり抱っこをしてはいけません。
また、子ウサギを追いかけることも厳禁です。
子ウサギは慣れれば自分から寄ってきてくれるので、しばらくは我慢してくださいね。
子ウサギのしつけのポイント
子ウサギの飼い方がわかったら、今度はしつけ方について見ていきます。
うさぎはとても賢いので、きちんとしつければトイレを覚えてくれるだけでなく、名前を呼べば来てくれるようになりますよ!
ここでは、子ウサギのしつけのポイントについて見ていきましょう。
トイレのしつけ方
子ウサギがフンやおしっこをしたら、テッシュなどに染み込ませ、トイレの中の下の方に入れておきます。
うさぎはトイレを同じ場所でする習性があるため、覚えれば決まった場所でしかしません。
トイレのしつけ方のポイントとしては、トイレを失敗しても叱らないことです。
また、部屋の中のソファーやカーペット、ベッドなどでおしっこしてしまった時は、匂いが残らないようにしっかり消臭してください。
名前を呼ぶと来るしつけ方
名前を呼んだらうさぎが来るようにするには、子ウサギの頃からしつけておけば簡単です。
名前を呼びながらおやつを与えたり、撫でてあげたり、子ウサギに名前を呼ばれるといいことがある、と覚えてもらいましょう。
しつけ方のポイントは、叱る時に名前を呼んではいけない、ということです。
叱る時は、ダメ!と一言に留め、「〇〇ちゃん!ダメでしょ!」という叱り方はしてはいけません。
子ウサギが名前を怖い物だと思わないようにすることが大切です。
偏食にさせないしつけ方
うさぎはとてもグルメで頑固です。
大人になってから偏食を直すのはとても根気がいります。
もともと警戒心が強く、慣れたものしか食べない習性なので、偏食にさせないためにも子ウサギの頃から何でも食べれるようにしておくことが大切です。
うさぎが食べていい野菜や果物は、ニンジン、キャベツ、ブロッコリー、リンゴ、パイナップル、パパイヤなどたくさんありますが、食べてはいけないネギ類やジャガイモの芽や皮、生の豆などは中毒症状を引き起こすので与えてはいけません。
子ウサギの餌の種類は?
子ウサギの飼い方としつけ方を見てきましたが、今度は餌について見ていきましょう。
うさぎは草食動物なので、基本的に草が大好きです。
だからといって、その辺に生えている草を与えていいわけではありません。
ここでは、子ウサギの餌について見ていきましょう。
ペレット
ペレットはラビットフードとも言われており、キャットフードやドッグフードのような役割があります。
うさぎにとって1日に必要な栄養がギュッと詰まっているため、うさぎの健康には欠かせないものです。
ペレットには、生後6ヶ月までの子ウサギ用と、生後7ヶ月からの大人用、7歳からのシニア用とあります。
そのうさぎに合わせたペレットが必要となり、子ウサギの頃は成長するためにも好きなだけ与えてください。
牧草
牧草もうさぎにとって欠かせない餌です。
牧草にはマメ科とイネ科があり、子ウサギにはマメ科のアルファルファを与えます。
高たんぱく、高カロリー、高カルシウムの牧草ですが、生後6ヶ月あたりからはイネ科の牧草と混ぜて与え、1歳頃にはイネ科の牧草だけになるように徐々に切り替えていきます。
牧草は、うさぎの歯の伸びすぎや不正咬合の予防、腸内環境の安定、消化促進、毛球症の予防など、うさぎの健康維持に欠かせないものです。
牧草は年齢に関係なく食べ放題にして、常に食べられるようにしておく必要があります。
野菜
うさぎは野菜が大好きですが、野菜はおやつ程度の位置付けです。
子ウサギのころは与えすぎてしまうとお腹をこわしてしまうこともあるため、少しずつ様子をみながら与えましょう。
子ウサギを購入するペットショップでも野菜は与えているので、その子がどんな野菜が好きかを聞いておくのもいいですね。
子ウサギの飼い方を知っておこう|まとめ
今回は、子ウサギの飼い方やしつけのポイントと、餌の種類についてご紹介しました。
子ウサギは最初の1週間がとても大切です。
うさぎがストレスを感じないような環境を作ってあげることが、長生きにも繋がります。
子ウサギの飼い方でわからないことがでてきたら、獣医師に相談するのが一番です。
うさぎを診察してくれる動物病院をみつけ、いつでも相談できるような関係を作っておきましょう。
飼い方やしつけ方次第で、子ウサギが飼い主になつく時間が早くなることもあります。
可愛いうさぎと素敵な時間が長く続くように、しっかり愛情を持って育ててあげてくださいね。