くるまるうさぎ

うさぎのフンがいつもと比べて小さい・いびつな時は病気が原因?

うさぎのフンがいつもより小さい、なんてことありませんか?いびつな形のフンでも、うさぎがいつもと変わらず元気なら気にしていない方も少なくありません。しかし、うさぎのフンが何か変?と思った時は病気も疑い、動物病院を受診しましょう。

日頃から、うさぎのフンをチェックしていますか?

うさぎのフンは、丸くコロコロしていますが、たまに涙型や俵型のフンがあったり、いつもより小さい時がありますね。

一時的なもので翌日には元に戻っていればいいですが、うさぎのフンがいびつな時には病気が原因かもしれません。

そこで今回は、うさぎのフンがいつもと比べて小さい時やいびつな時に考えられる病気についてご紹介します。

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うさぎのフンが小さい・いびつ、これって病気?

集合うさぎ

なかなかうさぎのフンをじーっと見ることはないかもしれません。

しかし、うさぎのフンはうさぎの健康状態がチェックできるので、日頃から観察しておくと、いつもより小さい・いびつといった異変がすぐにわかりますよ!

うさぎの胃腸はとても特殊な形をしており、胃の出入口がとても狭く、腸は2種類のフンを作り出せるようになっています。

丸くコロコロとしたフンを見ることがほとんどですが、ここではうさぎの健康なフンと要注意なフンについて知っておきましょう。

うさぎの健康なフン

うさぎの健康なフンは、丸くコロンとした形状で、牧草の色茶色黒色です。
適度に湿気があり、固すぎず柔らかすぎずにフンの大きさも均等です。

また、うさぎは独特の匂いの盲腸糞もします。

つやつやとして、ぶどうのようにフンがくっついているのですが、盲腸糞にはタンパク質ビタミンBなどの栄養が豊富に含まれているため、うさぎは肛門に口を付けて自分で食べてしまいます。

うさぎの食糞は習性で、うさぎにとって必要な行為なので止めさせる必要はありません

太って肛門に口が届かないうさぎや、ペレットや牧草でお腹がいっぱいなうさぎは盲腸糞を残してしまうこともありますが、丸くコロンとしたフンと臭い盲腸糞は健康なフンなので覚えておいてくださいね。

うさぎがこんなフンをしたら要注意!

うさぎのフンが

  • いつもより小さい
  • 毛でフンが繋がっている
  • 俵や涙、ダルマのようないびつな形
  • 巨大
  • 色がおかしい
  • 水分が多い
  • カチカチに固い
  • 量が少ない
  • 大きさが均等ではない

などの場合は、病気の可能性があるため注意が必要です。

急に牧草を変えた場合でもフンが不安定になることはありますが、形が一定で、他に体調不良などがみられなければしばらく様子を見てからの判断でも大丈夫ですが、明らかにいびつな形の場合は動物病院を受診してください

うさぎのフンがおかしい時に考えられる病気

うさぎは言葉が話せません。

また、本能で体調不良を隠してしまいます

うさぎのフンがおかしい時に考えられる病気は、手遅れになると命を奪うこともある恐ろしいものです。

うさぎの不調をいち早く気づいてあげるためにも、日頃からうさぎのフンを観察してくださいね。

ここでは、うさぎのフンがおかしい時に考えられる病気について見ていきましょう。

ウサギ消化器症候群(毛球症・うっ帯)

うさぎのフンがおかしい時は、ウサギ消化器症候群の可能性があります。

ウサギ消化器症候群とは、毛球症や鬱帯(うっ帯)の総称で、何らかの原因により胃や腸の働きが悪くなり、食べた物や毛づくろいで飲み込んだ毛、異物などが消化できなくて胃や腸に詰まってしまうことによって起こります。

胃液やガスが溜まってしまえば、痛みのあまりショック死することもあったり、腸閉塞を引き起こしてしまうこともある怖い病気です。

胃や腸が働かなくなってしまうため、正常なフンを作り出すことができず、小さいフンやいびつなフンとなってしまうのです。

症状

ウサギ消化器症候群の症状は、

  • 元気がなくなる
  • 食欲不振
  • フンが小さい
  • フンの形がいびつ
  • フンががない
  • 粘膜付きのフンが出る
  • いつもよりお腹が固い
  • お腹を触られるのを嫌がる
  • 歯ぎしりをする
  • うずくまって動こうとしない

などです。

早期発見、早期治療がうさぎの体の負担も少ないため、少しでもうさぎの様子がおかしいと感じた時は動物病院を受診してくださいね。

原因

ウサギ消化器症候群の原因は、ストレスによる免疫力低下や不衛生な環境、牧草などの繊維質不足、異物を誤って食べてしまったことなどがあります。

ストレスや牧草不足により、腸内細菌が乱れ胃腸の働きが悪くなってしまうことで引き起こされる病気なので、うさぎが元気でもフンがおかしい時は、うさぎの生活環境を見直してあげましょう。

うさぎの消化器症候群を予防するには?

うさぎ一匹

うさぎがショック死する恐れもあるウサギ消化器症候群、できればそんな病気になってほしくないですね。

ここでは、ウサギ消化器症候群を予防するためにできることをご紹介します。

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牧草をたくさん食べてもらう

うさぎにとって牧草は、ウサギ消化器症候群を予防するためにも重要な役割を果たしてくれます。

牧草をたくさん食べることで、胃腸を動かし腸内細菌を正常に保ってくれます。

よく牧草は毛球症の予防にもなる、と言われていますが、こういう意味があったのですね。

もし、おやつででんぷん質の多いクッキーなどを与えている場合は、胃腸に負担がかかり、せっかくの牧草効果も減ってしまうため、あまり与えないようにしましょう。

いつでも水が飲めるようにしておく

うさぎの水はたっぷり用意していますか?

新鮮な水をいつでも飲めるように、最低でも1日1回は交換してください。

うさぎによっては古くなった水は飲まないこともあります。

水を飲むことで、毛づくろいした毛が胃の中で絡まって固まってしまうことを防ぎ、フンと一緒に排出してくれるのです。

たくさん遊んであげる

うさぎにとってストレスは大敵ですね。

運動が大好きなうさぎをケージに閉じ込めておくことは、うさぎの運動不足による食欲減退にもつながります。

また、ストレスから毛づくろいばかりすることにもなってしまうため、一緒にたくさん遊んであげる時間を作ってあげましょう。

うさぎが嫌がる抱っこも、うさぎのストレス耐性を高めるために必要なことなので、やりすぎはよくありませんが、たまに抱っこをすることも大切です。

うさぎは平凡な毎日を好み、ストレスは大敵ですが、ストレスに弱すぎてもちょっとのストレスで体調を崩す原因となってしまうので、適度にストレスを与えて強くなってもらいましょう。

うさぎのフンは常にチェックしよう!|まとめ

今回は、うさぎのフンがいつもと比べて小さい、いびつな時は病気が原因なのかについてご紹介しました。

うさぎのフンは健康のバロメーターで、いつもと違う時は病気が隠れている可能性があります。

うさぎは言葉が話せません。

うさぎの不調をいち早く気づいてあげ、適切な治療を受けさせてあげることがうさぎにいつまでも元気で長生きしてもらうためにも大切なことです。

日頃からうさぎのフンの状態を知っておかなければ、ちょっとの変化に気づくことはできないため、常にチェックする習慣をつけましょう

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