ハムスターと言えば、カラカラと走るおもちゃで遊んでいるイメージが強いかと思います。
走るおもちゃは、ハムスターが好む一方で事故も多く報告されています。
安全に遊ぶために、どのような商品を選ぶと良いのでしょう。
また、おすすめのおもちゃも知りたいですよね。
この記事では、ハムスターが走るおもちゃを好む理由や、おもちゃの選び方、おすすめの走るおもちゃ、手作りの方法などをまとめました。
ハムスターが回し車を使う理由
ハムスターと言えば回し車で走る姿を想像する方も多いことでしょう。
日中は寝てばかりいるハムスターも、夜は活発に回し車で走り続けていますよね。
なぜハムスターは回し車で走るのか気になったことはありませんか?
回し車はただのおもちゃだと思いがちですが、実はそれだけではありません。
野生のハムスターは毎晩マラソンをしている!?
野生のハムスターは、夜中中餌を求めて走り続けます。
ハムスターが一晩に移動する距離は、なんと5~20㎞といわれています。
身体の小さなハムスターにとっては、かなりの距離ですよね。
1日5時間は餌を求めて移動していると言われています。
このような習性から、ハムスターは一晩中回し車を回して走り続けているのです。
走るおもちゃの選び方
ハムスターに必須の走るおもちゃ、回し車ですがどの商品を購入したら良いか迷ってしまいますよね。
そこで、ここでは回し車の選び方を紹介します。
是非参考にしてみてください。
体に合ったサイズ
ハムスター用の回し車は、大きく分けてドワーフ用とゴールデン用の2種類が販売されています。
ジャンガリアンやロボロフスキーハムスターであればドワーフ用、ゴールデンハムスターであればゴールデン用が基本ですが、必ずそうとは限りません。
お迎えした当初はまだ子供で体も小さかったのですが、成長するにつれサイズが合わなくなることもあります。
個体によってはジャンガリアンでもゴールデン用、ゴールデンであってもリスなどもう少し大きなサイズが必要になることもあります。
飼い主さんは、臨機応変に対応することが大切です。
回し車のサイズの目安は、以下の通りです。
- ロフスキーハムスター:~15㎝
- シャンガリアンハムスター:14~17cm
- ゴールデンハムスター:15~21㎝
個体によって大きさや丁度いいサイズがありますので、その子に合った快適なサイズを選んであげましょう。
音の静かなもの
夜中中走り回る習性のあるハムスターですが、私たちは眠っている時間です。
ガラガラと爆音で走り回られては、たまったものではありません。
回し車のなかには、清音設計で作られている商品も販売されています。
なるべく音の静かな商品を選び、私たちもハムスターも快適に過ごせる環境を作りましょう。
安全性の高いもの
ハムスターは走るおもちゃが大好きです。
しかし、非常に高速で走るため、事故も多く報告されています。
- 隙間に足が挟まって骨折・脱臼をした。
- 取り付けが甘く、転倒してケガをした。
- サイズが小さすぎて背骨を傷めた。
このような事故が多いため、購入の際には安全性の高いものを選ぶ必要があります。
隙間のあるものは走っているときに足が挟まり、衝撃で骨折や脱臼をするリスクがあります。
足が挟まるような隙間のないものがおすすめですが、小さな隙間があった場合には、テープなどで塞いでしまう方法もおすすめです。
また、ケージの環境に合わせて置き型、固定式の2種類を選び、置く場所もハムスターが挟まらないように注意しましょう。
おすすめの走るおもちゃ
ハムスターに欠かせない走るおもちゃですが、たくさんの商品が販売されていて、どれを購入したらよいか迷ってしまいますよね。
ここでは、ハムスターも快適に使用できる安全でおすすめの走るおもちゃを紹介します。
SANKO サイレントホイール
こちらの回し車は静音設計に特化しており、ハムスターが思い切り走ってもうるさくありません。
また、サイズも豊富に販売されているため、ロボロフスキーハムスターからゴールデンハムスターまで幅広く使用できます。
置き型にも取り付け型にもできるため、水槽や網目タイプなどのどのケージにも使用できます。
https://www.amazon.co.jp/SANKO-%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%9B%E3%82%A4%E3%83%BC%E3%83%AB-21/dp/B000TDZ1FW/ref=sr_1_5?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&keywords=%E3%83%8F%E3%83%A0%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC+%E5%9B%9E%E3%81%97%E8%BB%8A&qid=1565328603&s=gateway&sr=8-5木製 サイレントホイール
こちらの回し車は、ハムスターに優しい天然木を素材に使用しています。
かじることが大好きなハムスターが回し車をかじってしまっても安全です。
また、回し車は静音設計になっており、夜中もうるさくありません。
こちらの回し車は、スタンド式になっています。
メタルサイレント
スチールを素材に使用した回し車です。
網目状になっているので、回し車で粗相をしても汚れが溜まりません。
網目状なので洗っても水切りが楽すので、お掃除が簡単です。
静音設計で作られているため、夜中でも安心です。
置き方はスタンド式となっています。
網目に爪などが引っ掛かって危険な場合は、段ボールなどを内側に巻くことで隙間を遮断することができますよ。
https://www.amazon.co.jp/SANKO-%E3%83%A1%E3%82%BF%E3%83%AB%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%88-25/dp/B0048YICHC/ref=sr_1_14?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&keywords=%E3%83%8F%E3%83%A0%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC+%E5%9B%9E%E3%81%97%E8%BB%8A&qid=1565328603&s=gateway&sr=8-14走るおもちゃを自作しよう
ハムスターにピッタリ合う走るおもちゃが欲しい!
そんな方は、おもちゃを自作してみるのもおすすめです。
ここでは、100円均一で販売されている素材でできる走るおもちゃの作り方を紹介します。
【用意するもの】
- 円形タッパー(ハムスターの大きさに合ったもの)
- 針金ハンガー
- 手芸用のワイヤー
【作り方】
1.タッパーの中心に穴をあける
2.フタ部分は十字に残し、ほかの部分を切り取る
3.フタ部分の十字の中心に針金が通るくらいの穴をあける
4.針金を通し、固定できるようにペンチで曲げる
5.針金をケージに固定して完成
タッパーは100円均一のもので十分です。
ハムスターが入るために切った部分は、こすってケガをしないようやすりなどで鋭利な場所を削りましょう。
プラスチックに穴をあける際は、熱した釘などを使用すると簡単にあけることができますよ。
まとめ
ハムスターは夜行性の生き物で、夜中は餌を求めて長い時には5時間、約20㎞も移動する生き物です。
そのため、走るおもちゃはストレス発散や運動不足解消のために欠かせないグッズです。
走るおもちゃを選ぶポイントは、以下の通りです。
- 体に合ったサイズ
- 音が静かなもの
- 安全なもの
どうしても市販されているものが合わない場合には、100円均一の商品などを工夫すれば、その子にピッタリの回し車を作ることもできますよ。
おすすめの回し車を参考にして、是非ハムスターも飼い主さんも快適な走るおもちゃを見つけてみてください。