ドッグフード選びは、愛犬の健康にいいものを、ということを基準にしている方も多いでしょう。
しかし、どんなに良いものでも、口に合わなければ食べてくれません。
犬にだって好き嫌いがあるので、当然と言えば当然ですが、とりあえず1度は良いとされるドッグフードを試してみたいところですね。
そこで今回は、ナチュラルハーベストの評判について調べてみました。肝臓や腎臓ケアなどのフードもあるため必見ですよ!
ナチュラルハーベストとは?
ナチュラルハーベストといえば、ドッグフードにこだわっているショップで販売されていることも多く、動物病院から勧められたことがある方もいるのではないでしょうか。
ナチュラルハーベストはアメリカが原産国のドッグフードですが、日本特有の気候や環境、運動量を考えられて日本で暮らす犬のために作られた日本発のオリジナルフードです。
日本とアメリカの獣医師によって共同開発されたフードで、こだわりがたくさん詰まっています。
まず最初に、ナチュラルハーベストのこだわりについて知っておきましょう。
低脂肪・低カロリー
日本で暮らす犬は、海外の犬と比べて運動量が少ないことはご存知ですか?
日本の気候の影響やスペースの問題など、運動不足になりやすいことから脂肪分やカロリーを抑えて作られています。
日本で暮らす犬のために、低脂肪・低カロリーのフードとなっているので安心ですね。
良質の原材料のみを使用
ナチュラルハーベストは、ドライフードを始め、ウェットフード、パウダーフード、レトルトフード、おやつ、サプリメント、ミルクなどさまざまな商品があります。
どれもが良質な原材料だけを使用して作られており、人間への使用が禁止されている原材料は一切使用していません。
また、よく問題となる中国産の原材料も一切使用しないといったこだわりもあります。
ナチュラルハーベストの商品は、食の品質管理が世界で最も厳しいニュージーランドとアメリカ、そして日本で製造されています。
人工添加物不使用
ナチュラルハーベストには、人工添加物は一切使用されていません。
ほぼ無添加といっても過言ではなく、防腐剤、着色料、香料などは入っていないため、毎日安心して愛犬に与えることができます。
酸化防止剤の変わりとして使用されているのはビタミンEや抗酸化酵素などの自然由来のものなので、とても安全です。
真空パックでできたてを
ナチュラルハーベストのドッグフードのパッケージは、ガチガチの硬い真空パックになっています。
パッケージも破れにくい4層構造の特殊フィルムとなっているため、初めてパックを開けるとプシューと音がします。
できたての新鮮な状態を保ち、油の酸化を防ぐためのこだわりです。
商品の情報開示
ナチュラルハーベストは、ペットフードのメーカーとしては初めての商品の詳細情報をホームページ上で公開しています。
すべての原材料とその原産国、第三者機関による成分の検査結果など、徹底した情報開示を行っています。
すべての原材料を公表する義務はないため、隠された原材料が何かわからないといったペットフードも多い中、飼い主さんの不安をなくすために公開してくれているのです。
ナチュラルハーベストのホームページはこちらナチュラルハーベストの特徴
ナチュラルハーベストの特徴は、豊富なラインナップです。
ドライフードは大きく4種類に分けられており、そこから更に用途や目的に合わせて選ぶことができます。
ここでは、ナチュラルハーベストのドライフードをご紹介します。
ベーシックフォーミュラ
ナチュラルハーベストのベーシックフォーミュラシリーズは、アレルギーの原因となるたんぱく源を限定し、シンプルな配合にこだわって作られた消化性の高い低アレルギー・低カロリーの総合栄養食のドッグフードです。
メンテナンス 〔ビーフ&チキン〕 | 成犬期・シニア犬期用 | 大粒 |
---|---|---|
メンテナンス 〔ラム〕 | 成犬期・シニア犬期用 | 大粒 |
パピー 〔チキン〕 | オールライフステージ | 標準粒 |
メンテナンススモール 〔ラム〕 | 成犬期・シニア犬期用 | 標準粒 |
メンテナンススモール 〔ターキー〕 | 成犬期・シニア犬期用 | 標準粒 |
メンテナンススモール 〔フィッシュ〕 | 成犬期・シニア犬期用 | 標準粒 |
ナチュラルハーベストの粒の大きさの目安は、大粒で幅10~14mm、厚さ8~12mm、標準粒は幅8~12mm、厚さ4~8mmとなっているため、愛犬の好みに合わせて選んであげてもいいかもしれませんね。
プライムフォーミュラ
プライムフォーミュラシリーズは、食材のみで栄養基準適合を追及したグレインフリーの総合栄養食のフードです。
マイリトルダーリン | オールライフステージ | 小粒 |
---|---|---|
シュープリーム | 成犬期・シニア犬期用 | 標準粒 |
小粒の大きさの目安は、幅4~8mm、厚さ3~7mmとなっています。
セラピューティックフォーミュラ
セラピューティックフォーミュラシリーズは、高度な臨床栄養学に基づいて日本とアメリカの獣医師が共同開発した食事療法食で、AAFCO栄養基準を満たした総合栄養食となっています。(キド二アを除く)
レジーム 〔ダイエット用食事療法食〕 | 成犬期・シニア犬期用 | 標準粒・大粒 |
---|---|---|
シニアサポート 〔ハイシニア用食事療法食〕 | 成犬期・シニア犬期用 | 標準粒 |
フラックス 〔結石ケア用食事療法食〕 | 成犬期・シニア犬期用 | 標準粒 |
カロン 〔スキンケア用食事療法食〕 | オールライフステージ | 標準粒 |
キドニア 〔腎臓ケア用食事療法食〕 | 腎臓病の療法食が必要な犬用 | 標準粒 |
セラピューティックフォーミュラシリーズのフードは、腎臓ケア用のキドニア以外は総合栄養食の基準を満たしていますが、基本的には食事療法食なため、与える前に念のため獣医師に相談してくださいね。
パウダーフード
ナチュラルハーベストのパウダーフードも、高度な臨床栄養学に基づいて作られたパウダータイプの総合栄養食です。
- ハートエイド〔すこやかな心臓・循環器のために〕…成犬期・シニア犬期用
- レバエイド〔すっきり肝臓・腎臓のために〕…成犬期・シニア犬期用
パウダーフードは、食事療法食ではありませんが、心臓や循環器、肝臓や腎臓の健康のために考えられた食事です。
特にフィラリア予防のお薬や、ステロイドなど肝臓や腎臓に負担のかかるお薬を飲んでいる犬では、レバエイドで肝機能のサポートをしてあげることができます。
パウダータイプなので、水やぬるま湯を加えてフードにしたり、いつもの食事にかけたり、フード状にしたものをいつもの食事と半々に混ぜてあげることも可能ですよ!
ナチュラルハーベストは本当に安全?
ナチュラルハーベストは、安心・安全なフードであることをお伝えしてきましたが、本当に安全なのか原材料などを見てみないとわからないですね。
ここでは、ナチュラルハーベストの一番栄養価の高いプライムフォーミュラ・マイリトルダーリンの原材料と成分について見ていきましょう。
マイリトルダーリンの原材料
原材料名
ワイルドボアー、ターキー、ポテト、ターキーレバー、ターキーハート、えんどう豆、ターキーミール、チキンミール、ポテトプロテイン、メンハーデンミール、鶏脂肪(ビタミンEで酸化対策済)、鶏卵、タラ肝油、トルラ酵母、ビール酵母、えんどう豆繊維、亜麻仁、加水分解チキンエキス、海塩、亜鉛酵母、イヌリン、プロバイオティクス、(アシドフィルス菌、カゼイ菌、フェシウム菌)、昆布、酸化防止剤(ローズマリー抽出物)、タウリン、ビタミンE、キレート銅、ラクトフェリン、ビタミンC、ユッカ、グレープシード抽出物
引用: マイリトルダーリン
マイリトルダーリンの主原料となっているのは、ワイルドボアーとターキーの肉類です。
ワイルドボアーとはイノシシのことで、高たんぱく、低カロリーでアレルギーを起こしにくいお肉です。
動物性たんぱく質が豊富に含まれているため、少量で多くの栄養素を摂ることができます。
たくさんたべることができない小型犬や幼犬、活動犬に最適なフードですね。
酸化防止剤には自然由来のローズマリー抽出物を使用しているため、危険な原材料はありません。
〇〇ミールという表記に、あれ?と思う方もいるかもしれませんが、後に詳しく解説していきます。
マイリトルダーリンの成分表
保証分析値
粗タンパク質 32.5%以上 粗灰分 7.0%以下 粗脂肪 13.0%以上 水分 10.0%以下 粗繊維 3.0%以下 代謝カロリー 345kcal/100g 引用: ナチュラルハーベスト
マイリトルダーリンの成分は粗タンパク質が32.5%以上となっていますが、代謝カロリーは100gあたり345kcalなので、適量を与えていれば肥満の心配はありません。
ただし、タンパク質制限が必要な犬や肝臓が悪い犬では、獣医師に相談してから与えたほうが良さそうです。
他のフードの粗タンパク質は15~25%以上なので、それらのフードであれば問題はありません。
ミールについて知っておこう
〇〇ミールという表記は、警戒される方も多いことと思います。
〇〇ミールは粗悪な原材料であるとされていますが、それは正確な答えではありません。
確かに以前、1kg500円前後の安価なドッグフードに4Dミートが使用されていたことが問題になりました。
4Dミートとは「死亡した動物の肉」「病気だった動物の肉」「死にかけだった動物の肉」「障害があった動物の肉」で、人間が食べる食肉に使われることはありません。
しかし、ペットフードに使用されることは許されており、それを〇〇ミートとして表記しているのも事実です。
だからといって、すべての〇〇ミートが危険なのかといえば、そういうわけでもありません。
ここでは、ナチュラルハーベストのミールについて知っておきましょう。
ナチュラルハーベストのミールはすべて精肉
ナチュラルハーベストのこだわりにもあるように、原材料には人間の食べられるものしか使用していません。
ペットフード業界での表記の仕方はまちまちで、好ましくない内臓などが混ざっていても表記する義務はなく、日本の法律上の問題もないことからさまざまな表記でごまかされてしまっていることもあります。
ナチュラルハーベストのミールは、すべて精肉(筋肉部位)から作った肉粉です。
正しい情報を発信することを重要と考えるナチュラルハーベストだからこその表記で、ミールを使用するのはそのフードのベストなバランスを作り出すためであり、私たち人間も普段からに口にしている食用のものなので、心配することはありません。
ただし、他のメーカーのミール表記については、よく吟味する必要はあります。
ナチュラルハーベストのドッグフードの値段は?
ナチュラルハーベストのドッグフードは、動物病院で勧められることもある安全なものです。
ナチュラルハーベストが購入できる場所は、ペットショップやペットフード専門店、ネットショップ、動物病院などになっています。
愛犬の健康のためにも、毎月続けてあげたいものですが、気になるのは値段ですね。
ここでは、ナチュラルハーベストのドッグフードの値段を見ていきましょう。
ベーシックフォーミュラの値段
商品名 | 100g | 1.59kg | 3.1kg |
---|---|---|---|
メンテナンス〔ビーフ&チキン〕 | 240円 | – | 4,200円 |
メンテナンス〔ラム〕 | 240円 | – | 4,700円 |
パピー〔チキン〕 | 300円 | 2,700円 | – |
メンテナンススモール〔ラム〕 | 300円 | 2,900円 | – |
メンテナンススモール〔ターキー〕 | 300円 | 2,700円 | – |
メンテナンススモール〔フィッシュ〕 | 300円 | 2,700円 | – |
ローテーションセット | – | 3袋 7,700円 | – |
※税抜き価格になっています。
ローテーションセットは、メンテナンススモールのラム・ターキー・フィッシュの三種類のセットが入っているセット販売になります。
プライムフォーミュラの値段
商品名 | 100g | 566g | 1.59kg |
---|---|---|---|
マイリトルダーリン | 400円 | 1,600円 | – |
シュープリーム | 300円 | – | 2,900円 |
※税抜き価格になっています。
セラピューティックフォーミュラの値段
商品名 | 通常販売 | ポータブルパック |
---|---|---|
レジーム 〔ダイエット用食事療法食〕 |
標準粒1.1kg 2,200円 | 標準粒100g 300円 |
大粒2.27kg 3,500円 | ポータブルパック大粒70g 240円 | |
シニアサポート 〔ハイシニア用食事療法食〕 |
1.47kg 2,900円 | 100g 300円 |
フラックス 〔結石ケア用食事療法食〕 |
1.47kg 2,700円 | 100g 260円 |
カロン 〔スキンケア用食事療法食〕 |
1.36kg 3,200円 | 100g 300円 |
キドニア 〔腎臓ケア用食事療法食〕 |
1.36kg 2,700円 | 100g 260円 |
※税抜き価格になっています。
パウダーフードの値段
商品名 | 150g | 500g |
---|---|---|
ハートエイド | 700円 | 2,000円 |
レバエイド | 700円 | 2,000円 |
※税抜き価格になっています。
ナチュラルハーベストはセット買いがお得!
ナチュラルハーベストのドッグフードは、パウダーフード以外は2袋セット、4袋セット、6袋セット、8袋セットなどのセット買いでの割引された価格が決まっています。
1ポータブルパックは30袋セットもあるため、毎月購入するのであればセット買いをしたほうがお財布的には助かります。
最初は愛犬が食べてくれるかわからないため、いきなり1kgちょっとを購入するのは勇気がいりますね。
ナチュラルハーベストの正規品を扱っているお店では無料のお試し品をくれるので、何種類か試してみることをおすすめします。
肝臓、腎臓ケアなどの良い評判
ナチュラルハーベストは、どのフードでも評判は良いのですが、愛犬の肝臓や腎臓のことで悩んでいる飼い主さんも多いのではないでしょうか。
そこで、腎臓ケア用療法食と肝臓サポートのレバエイドの評判について調べてみました。
こちらも良い評判が多く、安心して与えられるフードであることがわかります。
ここでは、実際に使用している方の良い口コミをご紹介しますね。
腎臓ケア療法食の良い評判①
5年ぐらい前に急性腎不全になって以来ずっと使っています。
他の処方食はどれも全く食べてくれなかったのですが、これだけは飽きることもなくモリモリ食べます。
今、元気に過ごしているのはこのフードのおかげといっても過言ではないです。
引用: 楽天
腎臓ケア療法食の良い評判②
腎臓の機能が少し弱ってきているようなので、キドニアを食べています。
数値も正常値で安定していて、phも安定しています。
腎臓病療法食は一般的に脂肪分が高いですが、キドニアは他の療法食と比べて脂肪分が低めなので膵炎等の心配を考えると少し安心です。
引用: 楽天
レバエイドの良い評判①
なかなか体重が増えなかったのが少しですが体重が増えました。
好んで食べてくれるし、ステロイドと免疫抑制剤を大量に飲んでいるので少しでも肝臓に優しいものを体に優しいものをと思いレバエイドを与えています。
レバエイドがなくなり、いつものご飯だけになると体重がまた減ってしまいました。
引用: 楽天
レバエイドの良い評判②
以前、小さなサイズで購入したところ、愛犬達が良く食べたので、今回は大きなサイズで購入しました。
朝はドライフード、夜は手作り食。いずれにかけても食べるので、美味しいのだと思います。
ハーベストなので安心なのはもちろん、ミルクの良い香りで人工的な匂いはありません。
引用: 楽天
ナチュラルハーベストの悪い評判
どんなに良いとされるフードでも、100人中100人が良いとするものはありません。
口にするのは犬たちであり、その犬その犬によって好みも違えば、合う、合わないがありますね。
ナチュラルハーベストには悪い評判は少ないですが、その中で見つけた悪い口コミをご紹介します。
腎臓ケア療法食の悪い評判①
ナチュラルハーベストの緑のやつあげています。
腎臓が弱くなってきてこちらに変えようと思いきや、こちらをあげると下痢をしてしまうことがわかり、うちの犬は合わなかったです
引用: 楽天
腎臓ケア療法食の悪い評判②
1ヶ月目は体調の変化などは特に見られなかったのでリピートしましたが、1ヶ月が過ぎた頃から毛質のパサつきが出始め、足裏はカサカサからガサガサ、一部ひび割れしていました。
ローションやクリームなどで保湿をしても全く治らなかったのでもしかしたら食事が原因なのかも…と思い以前の物に戻したところ症状が治りました。
あとウンチの量が異常に多かったので、もしかしたら体に栄養が吸収されていないのかもしれません。
食事は犬によって合う合わないがあると思うので何とも言えませんが、うちの犬には全く合わなかったようです。
引用: 楽天
レバエイドの悪い評判
いつもALPが少し高めなので、購入してみました。
見向きもしてくれません。粉だけでも舐めないし、フードにかけても全然ダメ。
美味しい甘い匂いがするのに、それが苦手みたいです(^^;)
なかなか頑固なワンコなので、諦めるしかないようです。
引用: 楽天
愛犬にナチュラルハーベストがおすすめ!|まとめ
今回は、安心・安全なドッグフードであるナチュラルハーベストについてご紹介しました。
ナチュラルハーベストは目的に合わせて選ぶことができたり、心臓や肝臓サポートのパウダーフードがあるなど、普段のフードにサプリメント感覚でプラスすることもできます。
フードバリエーションが豊富なだけでなく、様々なサプリメントやおやつ、ミルクなどもあるので、気になる方はカタログを請求してみてはいかがでしょうか。
愛犬にいつまでも元気で長生きしてもうためにも、毎日の食事には健康にいいものを食べさせてあげたいものです。
ぜひ1度、ナチュラルハーベストを試してみてくださいね!