「体は食べ物からつくられる」といったように、食事は日々の健康に影響します。
脂質や塩分の多い食事ばかりでは肥満や生活習慣病になってしまいますし、良質なものをバランス良く摂っていれば健康を保つことができるのです。
それは犬も同じです。
個体に合う食事を与えることで、健康の維持や症状の緩和が期待できます。
我が家ではてんかん持ちの愛犬に、自然療法である「BigWood」のドッグフードを与えています。
BigWoodの概要、使用してみての感想と口コミや評価、与え方などをご紹介します。
自然療法食「BigWood」のドッグフードとは
BigWoodは日本の会社であり、「愛犬を家族と想う人の専門店」としてペットフードを提供しています。
一般的なドッグフードとの違いは、使用している原材料はもちろんのこと、その加工過程も異なります。
こだわり抜いた加工過程
一般的にドッグフードを加工する際は殺菌処理のために高温で調理しているのですが、高温で調理をすると、栄養素のなかには死滅してしまうものがあります。
そのため、壊れてしまった栄養素を補うために添加物を加え補っています。
実は犬にとってこの添加物は、内臓疾患やガンの原因になってしまう恐れがあります。
BigWoodはそういった高温調理が必要な素材は使用せずに、ドッグフードを製造しているため、添加物や保存料は一切使用していない「国産の無添加ドッグフード」ということです。
犬に合わせて様々な種類で販売
健康な犬が食べるドッグフードだけではありません。
いろんな病気に対応したドッグフードがあり、その種類はドライ、ウェット、スープ、シチュー、おやつ、寒天ゼリー、サプリメントなど豊富にあります。
個々に合わせて食べやすい食事をチョイスすることができますし、病気をいくつか患っている犬にもオーダーメイドで注文することができます。
BigWoodは、犬の身体を想い、愛犬を想う人の思いに応えたドッグフードだと言えるでしょう。
私が使用を始めた経緯
まだ世間的にはあまり知られていないBigWoodですが、私がこのドッグフードにたどり着いた経緯についてお話したいと思います。
我が家には「脊髄空洞症」と「てんかん」を患っているチワワがいます。
ある日、SNSでBigWoodを紹介している人の投稿を見かけました。
その紹介には
「てんかん用のドッグフードを見つけました!今食べているドッグフードには酸化防止のためにローズマリーが使用されていますが、そのローズマリーはてんかんを誘発してしまうことを知りました。調べていると、ローズマリーを使用せず、良いハーブを混ぜて製造しているBigWoodのドッグフードの存在を知り、注文しました。」
などと書かれていました。
我が家では、ローズマリーを使用していないドッグフードを与えていましたが、てんかんサポート食ではありませんでした。
詳しく調べてみると、自然療法食で愛犬の身体に優しいドッグフードだということがわかりました。
問い合わせではコンシェルジュがとても丁寧に対応してくれ、さっそくお試し品としてサンプルを、加えててんかん用のサプリメントを注文しました。
BigWoodでは注文後に製造を開始するため、商品が届くまでに1週間くらいはかかります。
届いた商品には資料が付属されていて、そこには自然食品への切り替え方や与え方などが詳しく書かれていました。
親切であり、丁寧であり、この対応にはとても満足しました。
肝心のドッグフードとはというと、愛犬の食いつきもよく今でも継続して食べています。
てんかんの前兆である症状の頻度もだいぶ減ってきました。
このドッグフードに出会って、とても良かったと心から思っています。
まずは病気を知り、愛犬に合ったドッグフードを選択しよう
愛犬に合った食事を与えたいと思ったとき、まずは愛犬の病気についてを知る必要があると思います。
なぜなら、病気を知らずに食事を与えてしまえば、その病気の原因や症状を助長してしまう可能性があるからです。
病気の成り立ち(病態生理)を知ることで、食材のどんな成分が効果的なのかを知ることができます。
そうすると、どのようなドッグフードを選ぶと良いのかもわかってきますね。
犬のてんかんについて知ろう
てんかんは脳内の神経細胞(ニューロン)が異常を起こすことで、興奮が発作として現れる病気です。
ニューロンは身体の情報をほかの細胞や臓器へと情報を伝達する役割があります。
しかし、てんかんのようにニューロンが正常に機能しなくなった場合は上手く情報が伝わらなくなってしまいます。
そうなると痙攣を起こしてしまったり、頭がぼんやりしたりと多彩な症状が引き起こされてしまいます。
これがいわゆるてんかん発作です。
てんかんの原因は2つの分類に分けられ、脳腫瘍などの脳の器質になんらかの障害がある「症候性てんかん」と、脳に異常が認められない原因不明の「特発性てんかん」です。
原因がなんなのかは、治療や食事の選択においても大変重要になります。
そして、てんかん発作にもさまざまな種類があり、その種類によって障害されている脳の領域や、生活において気をつけたほうが良いことが異なってきます。
てんかんの原因はCTやMRIなどの精密検査をしなければ詳しいことはわかりません。
症候性てんかんの場合は、その原因を対象とした治療を行わなければ症状は進行していくでしょう。
まずは検査をして原因を突き止め、次に薬物療法や食事療法を考えていかなければなりません。
そして、愛犬にどのような発作がみられるかは飼い主が観察して知る必要があります。
いつ、どんなときに、どのくらいの時間、どのような症状が現れたかを観察することで、てんかん発作の前兆を知ったり、てんかんにおける二次的な症状を防ぐことに役立てることができます。
このように、愛犬の病気について知ることは治療や食事の選択、療養に繋がる重要なことなのです。
BigWoodのてんかんサポート食とは
てんかんを持つ愛犬には、「ハーブ療法食『癲癇サポート』」があります。
このドッグフードは、アメリカの自然療法家であるハンナ・クローガさんのハーブレシピを使用しているそうです。
自然療法とは、自然のものを使って個人の自然治癒力を高めることをいいます。
自然治癒力を高めることで病気になりづらかったり、病気をしても悪化しないような身体づくりが期待できます。
BigWoodではドライとウェットフード共にチキンと天然カツオの2種類の味があり、愛犬が好きな味を選ぶことができます。
賞味期限に注意
賞味期限は製造から180日であり、開封後は密閉容器に入れ1ヵ月以内に使い切らなければなりません。
内容量はドライフードでは800gと2.4㎏、ウェットフードでは100g×15袋と200g×15袋があるので、1ヵ月以内に食べられる量を考え注文しましょう。
なぜてんかんに効果的なのか
てんかんのお薬でステロイドを服用させている方も多いと思いますが、やはりお薬には頼りたくないと思う方もいるでしょう。
薬には必ず主作用があり、身体の害となってしまう副作用もあるからです。
BigWoodのドッグフードではステロイドに代わるハーブを取り入れることで、てんかんの症状に作用するよう製造されています。
製造に使用されている「リコリスルート」という甘草の根は、天然のステロイドとも呼ばれるハーブです。
リコリスルートにはグリチルリチンという成分が含まれており、それが副腎皮質(ステロイドホルモンを生成する)を刺激してストレスに強い身体をつくってくれます。
天然のステロイドと言われるように人工のステロイド薬と似た作用を持ち、抗ウイルス作用や抗炎症作用などもあり、ステロイド薬と異なるのは、作用が緩やかで副作用が少ないといった点です。
ハーブは組み合わせることで相乗効果を示します。
リコリスルートの他にもてんかんに効くといわれているハーブがたくさん配合されています。
BigWoodのドッグフードは種類が豊富
BigWoodにはてんかんサポート食の他にも、さまざまな病気の療法食があります。
- 食物アレルギーやアレルギーによる皮膚炎、アトピー性皮膚炎
- 臓器の病気である心臓病、肝臓病、腎臓病や結石、すい臓病や糖尿病、消化不良
- ホルモンバランスが乱れやすい避妊・去勢後
- その他、がん(腫瘍)、関節炎、白内障、なみだやけ
などがあります。
また、病気を予防するものとしてダイエット食やストレスの解消を促すドッグフードもあります。
フードの形態もドライやウェット、シチューや寒天ゼリーなど種類は豊富すぎるくらいあります。
どれを選べばいいか分からないという時は、コンサルティングサービスという「お客様相談室」があるので、そこで相談して最適なドッグフードを選んであげましょう。
世界にひとつのオーダーメイド
病気をしてしまうと、あらゆる器官に影響を及ぼし合併症を患うことがあります。
病気を複数持っている場合、より慎重にドッグフードを選ぶ必要があります。
そんなときに利用できるのが、オーダーメイドです。
難しいフードやサプリの組み合わせをひとつのフードで補うことができます。
悩む前に、まずはコンシェルジュに相談してみましょう。
口コミや評価がとても高い
BigWoodのサイトを覗くと、てんかんサポート食の評価は★4つ~5つが多く、
- てんかん発作の頻度が減った
- 薬を飲まなくていいほどになった
- イライラした感じがなくなった
- 発作が軽くなった
- サプリと併用している
などの口コミがみられます。
効果があったという人が多く、やはりドッグフードの成分が良い作用をもたらしているようです。
実際に我が家の愛犬も大きな発作がみられなくなり、前兆らしき症状も減りました。
てんかんは繰り返すことによって脳へダメージを与えることから、どうにかして発作の軽減、回数を減らしたいと思っていました。
BigWoodの療法食を選んだことは正解であったと思っています。
★3以下の評価の理由
良い評価が多い中、てんかんサポート食以外のフードでは★3以下の評価もみられました。
その理由としては
- あまり食べてくれない
- お腹を壊してしまった
- ドライフードが硬く、柔らかいフードに慣れた愛犬にはシビア
- 粒の大きさが小さすぎる、大きすぎる
などでした。
BigWoodでは食いつきがよくなる油脂の添加をしていないため、他のフードと比べて食いつきがよくないと感じるかもしれません。
しかしみなさん工夫して与えているようで、ジャーキーやシチューなどと組み合わせて匂いを立たせたり、フードを少し柔らかくしたりしているみたいです。
種類が豊富だからこそ、愛犬に合った食べ方を提供できますね。
お腹を壊すというのは、やはりフードとの相性もありますし、与え方も関係しているようです。
療法食への切り替え方と与え方
BigWoodのドッグフードを注文すると、「切り替え方」や「正しい与え方」の資料も一緒に付属されています。
これらを守らなければ、消化不良を起こしてしまったり正しいサポートができなくなってしまいます。
自己流ではなく、まずは正しいやり方でフードを与えてみましょう。
ここでは簡単にまとめたものをご説明します。
ビッグウッドフードへの切り替え方
ドッグフードの種類を変えるときには、まずは少しずつ慣れさせていきますよね。
それはBigWoodのドッグフードでも同じです。
初めからすべてを切り替えてしまうと、今までのフードに慣れていた腸がびっくりして消化不良を起こしてしまいます。
BigWoodでは、1日目はこれまでのフード90%とBigWoodのドッグフード10%を混ぜ合わせることを推奨しています。
そして2日目以降からは、これまでのフードを減らし徐々にビッグウッドフードの量を増やしていきます。
これを約2ヵ月かけてビッグウッドフード100%へと切り替えていくのがおすすめです。
療法食を与えるときの注意点
ドッグフードを与える量は体重を目安として計算しますよね。
BigWoodでも体重に合った給仕量があるので、付属されている資料を見ながら与える量を決めましょう。
ここで少し驚いたことがあるのですが、その給仕量は一般のフードと比べて少なめです。
これは1粒の栄養価が高いことが考えられますね。
そして、食べたフードのほとんどが栄養分として身体に吸収されることから、ウンチの量が減るのです。
実際に我が家の愛犬もウンチの量が少なくなりました。
このように目に見えるものとして効果を実感できることは継続する意欲へと繋がりますね。
療法食は最低でも3ヵ月間継続しなくてはいけません。
それはハーブがお薬とは違い作用が緩やかだからです。
ゆっくりと時間をかけて身体に効果をもたらすので、まずは様子をみながら与えてみましょう。
症状がある場合はカレンダーなどを用いて回数や状態を記録していると、効果があらわれたときに実感しやすいと思います。
療法食を与えるときにやってはいけないことは、一般のフードや他の療法食との併用です。
切り替えのときには混ぜて与えますが、そうでないときに一般のフードと混ぜてしまうとハーブの効果が弱まってしまいます。
また療法食同士を混ぜてしまうのも同じで、効果を弱まらせたり逆に強くしてしまってトラブルを起こすことも考えられるので避けましょう。
まとめ
愛犬の健康を守りたい、病気があるけれど症状を緩和したい、これ以上悪くしたくないといった方におすすめできるのがBigWoodのドッグフードです。
ビッグウッドフードは愛犬とその飼い主を想い、本当に身体に良いものだけを取り入れ製造されています。
たしかに値段はそれなりにしますが、愛犬が病気になったときを考えてみてください。
病気になっても病院にかかる費用はかなりしますし、なにより愛犬が可哀そう・・・。
まずは病気にならない身体づくり、そして病気になったとしても治りやすい強い身体でいることが大切だと思います。
愛犬の生活には、飼い主の健康意識が何より影響します。
気になったのならば、なにごとも徹底的に調べて納得できるものと出会いましょう!