インコは賢く、一緒におもちゃで遊ぶという行動のできる生き物です。
どうせインコをお迎えするのならば、一緒に楽しく遊べる仲になりたいですよね。
インコと仲良くなるために与えるおもちゃはどのようなものが良いのかをご紹介!
そこでこの記事では、インコと仲良くなる方法や、遊び方、おもちゃの作り方などをまとめました。
インコに懐いてもらうコツ
ただ飼育をしているだけでは、インコに懐いてもらうことができません。
インコに懐いてもらうためには、どのように飼育をすればよいのでしょう。
ここでは、インコ懐いてもらうコツを紹介します。
雛から育てる
インコの雛は初めて見たものを親と認識する習性があります。
とはいえ、生まれたての飼育は母鳥でないと困難です。
しかし、幼いころから母親と離れ人間に飼育されていれば、人間を母親だと刷り込ませることが可能です。
ペットショップの飼育員が、愛情をもって挿餌など世話をしていれば、人間に懐いています。
インコの雛は、人間の誰かまでは認識することができないので、途中で世話をする人間が変わっても問題はありません。
警戒心の薄い雛のうちから愛情を込めて世話をすれば人間は害のないもの、群れの仲間だと思い込こみ、行動を共にするようになります。
たくさん話しかける
インコに懐いてもらうには、「話しかける」ことが非常に重要です。
意外と知られておらず、独り言のようで恥ずかしいと声に出して話しかけないという方も多いことでしょう。
インコは声のトーンなどで相手の機嫌を伺うので、優しい声で話しかけられることが大好きです。
おもちゃで遊んでいるときなども、「上手にできたね!」と声をかけてあげることで、よりそのおもちゃが大好きになります。
「おはよう」「おやすみ」などをはじめに、些細なことでもインコに積極的に話しかけましょう。
最初は少し恥ずかしくても、そのうち自然に慣れていきます。
インコとのスキンシップに、会話は欠かせません。
一緒に遊ぶ
インコと仲良くなるには、一緒に遊ぶことも大切です。
インコは遊びが大好きな生き物です。
群れで生活しており群れの仲間の行動を真似る習性から、人間を仲間だと認識すれば、一緒に遊ぶことができます。
インコとの遊びはおしゃべりやおもちゃを使った遊びがおすすめです。
おもちゃは、家庭にある身近なもので十分活用できます。
次の項目では、家庭にあるものでインコが好きなおもちゃを紹介します。
身近な物をおもちゃに使おう
インコと遊べるおもちゃは、市販でも販売されていますが家庭になる物でも十分代用できます。
ここでは、インコが好むおもちゃを紹介します。
爪楊枝や割りばし
爪楊枝や割りばしは、インコがかじって遊ぶ物として丁度いいです。
爪楊枝などは容器から取り出すことが面白くて、どんどん取り出す作業に勤しむインコもいますよ。
割りばしは身体の大きなインコが好む傾向にあり、かじったり持って歩いたりして遊びます。
人間が口にするものですので、かじっても害がなく安全で、消耗品としてどんどん与えられる経済的なおもちゃです。
綿棒
綿棒は口当たりが良く、綿の部分がくちばしにフィットするので、取り出して遊ぶおもちゃとして適しています。
綿棒をどんどん取り出してしまって困るという方もいるほど綿棒はインコに人気の高いおもちゃです。
人間が普段使用するものとは別に、インコが遊ぶ用に1つ用意してあげると良いでしょう。
インコは物を落として遊ぶ習性もあるため、取り出した綿棒をわざと落とす遊び方をする子もいます。
空き箱
インコは狭い場所に潜ることも大好きです。
レジ袋や紙袋をはじめ、適度な大きさの空き箱があると、様子を伺いながら潜り込んで遊びます。
レジ袋は中で歩いた際に鳴るガサガサ音が好きという個体も多く、箱は潜ったりかじったりして遊びます。
空き箱などを使用する際の注意点として、メスの場合は巣箱に似ているため発情の原因に繋がる場合があります。
空き箱の中で遊んでいる際、巣箱のような使い方をしている場合には使用を控えるようにしてください。
ペットボトルのフタ
どの家庭にもあるペットボトルのフタも、インコにとってはおもちゃになります。
ペットボトルのフタを加えて運び、高い場所から落として音を楽しむインコが多く見られます。
飼い主さんがフタを拾って置くと、またインコが加えて運び、落とすという行為を繰り返します。
ただの繰り返しに聞こえますが、実際に行ってみると、運んだり落としたりする姿はとても可愛らしいものです。
また、ペットボトルのフタでも、お気に入り物が存在するようですので、色々なフタをおもちゃとして与えてみましょう。
与える際は、キレイに洗ってから与えるようにしてください。
鈴
キーホルダーなどについている「鈴」もインコが大好きなおもちゃになります。
市販されているインコ用のおもちゃにも鈴がついているものが多く、インコは鈴の音が好きな傾向にあるため鈴を自分でつついて音を楽しんでいる様子を良く見かけます。
身近にあるキーホルダーなどの鈴を見せてみると、喜ぶ子は多いですよ。
ただし、鈴はインコが舐めることで鉛中毒を引き起こす可能性があります。ので、直接鈴が口に入らないようなものを与えてください。
インコ用のおもちゃの中には、ステンレス製で口に含んでも安全な商品も販売されています。
舐めることが多い子には、安全な物を用意してあげましょう。インコの遊び場を作ろう!
放鳥する際に、インコの遊び場を作ってあげるととても喜びますし、そこで遊んでもらえれば他の場所をいたずらされずに済むため便利です。
ここでは、インコの遊び場の作り方を紹介します。
100均バードアスレチック
こちらは100均のコルクボードを土台に、市販されているおもちゃを使って作るバードアスレチックです。
バードアスレチックは実際にできあがったものも販売されていますが、4,000円くらいしますので、手作りしたほうが安く済みます。
100均の土台以外のおもちゃは、ご自身で好きなおもちゃを選んで組み合わせてみてください。
自分で工作する必要がないため、工作が苦手な方や面倒くさがりな方にもおすすめです。
ストローで簡単おもちゃ
こちらはストローで作る簡単なおもちゃです。
ストローを3等分にカットし、糸に通して3角形にするだけです。
お好みで球などを入れるとおしゃれになります。
ストローは噛み心地が良く、がじがじとかじって遊ぶインコは多くいます。
ストローを使ったおもちゃは、市販でも販売されていますが、100均のストローを使えば、非常にリーズナブルです。
ストローはすぐにだめになってしまいますが、簡単でお金もかからないので、消耗品としてどんどん作ってあげましょう。
かじることは、インコのストレス発散にも効果的です。
大まとめ
インコは人間と一緒に遊ぶことが大好きで、飼い主さんをとても楽しませてくれます。
インコと一緒に遊ぶには、まず懐いてもらうことが重要です。
懐かせるコツは、雛から愛情をもって育てる、たくさん話しかけてスキンシップをとる、一緒に遊ぶことです。
インコは爪楊枝や綿棒など、身近なものをおもちゃにして遊びます。
飼い主さんも一緒になって遊んであげると、インコも喜びます。
また、身近なものを使用したり、100円均一のグッズを応用して簡単におもちゃを自作することもできるので、是非この機会にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
自分で作ったおもちゃでインコが遊んでくれると、買った物とはまた違った喜びを味わうことができますよ。