猫の健康診断いつから

猫の健康診断はいつ頃受ければいい?費用や内容についてまとめてみた

猫の健康診断はいつ頃受けるのが良いのかは猫の年齢を踏まえ飼い主さんが決定します。また検査内容や所要時間、そして費用は事前におおむね把握し準備しておきましょう。大切なことは、健康診断が病気を予防する有効手段であるという考えにたつことです。

近年、猫の平均寿命は約15歳と延びており、長生きするようになるとさまざまな病気にかかるため、常日頃の愛猫の健康管理がとても重要になります。

そのため猫も人間と同様、 健康診断を受け体調確認と病気の早期発見を行い健康的な生活を維持する時代です。

猫はいつ頃、健康診断を受診するとよいのでしょうか。

また費用や検査内容について解説いたしますので、愛猫の健康診断について詳しく知りたいと思っている飼い主さんは、ぜひご覧ください。

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愛猫が元気に長生きするために健康診断は欠かせません

なにかを見つめる猫ちゃん

猫も人間と同様に、元気で健康に過ごすためには予防がとても重要です。

飼い主さんには、大切な家族の一員である愛猫の健康を守るための役目があります。

猫は体調不良で体が痛くても「調子が悪いから助けて欲しい」と言わず、我慢強く耐える性質の生き物です。

飼い主さんの役目とは、愛猫の体調や健康の状態を見守り、元気に長生きできるようお世話することと考えます。

その健康を見守る方法に「猫の健康診断」があり、人間の健診と同じように体を検査し異常がないか健康の状態を確認します。

定期的に健康診断を受診している猫と、受診していない猫ではどちらに健康の危険リスクが高いのかは一目瞭然です。

健康診断は、猫の健康を守るだけでなく「愛猫との楽しいペットライフ」の土台と言っても過言ではありません。

猫の健康診断の具体的内容について

猫の健康診断は、どのような内容の検査が行われているのか、ご説明いたします。

まず健康診断は、少なくとも年に一度は受けるようにした方が良いです。

いつ頃受けるべきなのか、受診のタイミング等については、後ほど詳しくお伝えいたします。

動物病院で行われている猫の健康診断の基本的な内容は、第一に眼・耳・口腔内・被毛・皮膚の状態を確認し異常がないか確認します。

第二に、聴診器を用い心臓の鼓動や呼吸などの正常をチェック、そして第三に体重と体温の測定となります。

最近では室内飼育の運動不足による太り過ぎの猫が増えており、健康診断でも肥満チェックが重要です。

この他、血液検査が行われ終了となり、獣医師から健康状態について説明を受けます。

受診するタイミングや時期について

では猫が健康診断をいつ頃、受診すればよいのか、その理由を含め解説していきます。

1歳未満の子猫は、まだ体力がないため抵抗力は弱いですので、簡単な健康診断をこまめに受けるのがよいでしょう。

そして1歳から6歳までは年一度、必ず受診下さい。

この間、猫は最もハツラツとした時期となり、ご飯もたくさん食べて活発に活動するため「うちの子は元気だからどこも悪くない」と間違った判断をして、健康診断を受けなくなることだけは絶対に避けましょう。

猫の7歳は人間の年齢に換算すると44歳となりますので、もう立派な中年世代なのです。

生活習慣病や肥満には十分注意する時期に入り、猫のライフステージで言えばシニア期となります。

そのため7歳からは、半年に一度、しっかり健康状態をチェックするようにしましょう。

健康診断の結果で気になる点や指摘された時の対応

健康診断の一連の検査が終わり、診断結果に基づいて獣医師から体の状態で指摘されたり注意を受けたときには、必ずその内容を記録し自宅に戻った後、早速、実行してください。

例えば爪切りが不十分だったため、皮膚に引っかき傷が多くあるとの指摘に対して、獣医師より適切な爪切りのやり方を教わったなら、その場で必ずメモをとり確実に実践しましょう。

また健康診断で気になる状態や症状が見つかった時は、さらに詳しく検査することが望ましく、その場合はレントゲンや超音波エコー検査、そしてCT、MR検査を受けることが可能です。

健康診断を受診するメリットとは?

健康診断は、猫と飼い主さんにとって様々なメリットを与えてくれます。

愛猫は普段は元気な姿を見せてくれるので、見た目ではまったくわからない病気が健康診断によって早期発見できることがあります。

そして早期に病気を治せますので、治療費用の負担が少なく猫にとっても治療によるストレスが最小限となるのです。

定期的に健康診断を受診していれば、担当の獣医師が愛猫の体質や健康状態をしっかり把握できますので、日常生活における食事や健康などの管理について的確なアドバイスを受けられます。

また愛猫が病気にかかった場合は、動物病院が正常時の健康診断データを保有していますので、精度の高い診断と治療が受けられるのです。

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高齢猫にとって健康診断は健康のお守りです!

猫も7歳を過ぎるとシニア期に入り、ゆっくり老化が進んでいきます。

10歳を迎える頃には、完全に高齢猫となりますので、猫がかかりやすい病気には十分に注意する必要があります。

昔は、高齢猫の運動機能や食欲が低下しても「うちの猫は年寄りだから」と適切な処置を怠り、その結果、寿命を縮めていました。

高齢猫も人間の老人も、加齢から内蔵機能が低下したり、さまざまな病気の発症リスクが高まりますので、 定期的に健康診断を受診することが長生きに欠かせない、健康のお守りなのです。

健康診断は猫と飼い主さんに安心をもたらす切り札!

愛猫の体調が優れなかったり病気にかかると、飼い主さんは不安になって何とか早く治してあげたいと思います。

一方、できる限り病気を予防し、健康な状態を維持するための取組みを重視しているでしょうか。

その切り札となる健康維持の取組みが、健康診断の受診です。

健康診断は、いつ頃受ければよいのか悩む必要はなく、猫が健康なときに動物病院で健康診断を受診するようにすれば、猫も動物病院に慣れて恐がらなくなります。

健康診断の費用はペット保険で補償されるのか?

のびをする猫

飼い主さんの多くは愛猫の「いざという時」のために、ペット保険に加入されていると思いますが、動物病院で健康診断を受診した費用は、保険の補償対象となるのかご存知でしょうか。

健康診断は、基本的に健康な猫の体調や体の機能などを検査するものであり、検査費用は補償対象外となっています。

但し、健康診断で判明した病気の治療費用や追加で検査した費用は、ペット保険の補償対象です。

動物病院の健康診断費用の目安

もう一度、猫の健康診断の検査内容を整理してみます。

まず獣医師による問診、触診と視診、聴診にはじまり体重と体温を測定し全体状態の確認です。

そして尿検査では猫がかかりやすい尿路症候群や腎臓病をチェックし、また便検査は出血の確認と寄生虫の有無、腸内の細菌も調べます。

最後に血液検査を行い、腎臓や肝臓など臓器の機能と貧血のデータをとって診断結果から健康状況の説明となります。

以上の診断内容で、必要となる健康診断の費用は約15,000円であり、この額は日本獣医師会が発表している健康診断全体の平均額です。

そのため動物病院によって健康診断メニューが異なっていますので、費用も変わってきます。

猫の健康診断はいつ頃? まとめ

今の時代は、猫も健康診断を受診することは当たり前となっています。

飼い主さんの愛猫に対する健康意識はさらに向上し、元気で長寿の猫が増えることはとても喜ばしいです。

そのためにも定期的に健康診断を受診して、愛猫の健康状態を正確に把握しましょう。

猫の健康診断はいつ頃受診すればよいのか、また検査の内容や費用について理解を深めたいという方は、ぜひご参考にしてみてください。

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