猫を抱っこすると寝る心理とは?嫌がるこでも落ち着く抱き方まとめ

猫が抱っこされたまま寝てしまう姿を見て、うちの子にもされたい!と胸キュンする方も多いのではないでしょうか。でも、抱っこを嫌がることも多く、なかなかそんなシチュエーションになりませんね。猫が抱っこすると寝る心理や落ち着く抱き方を知りましょう!

猫を抱っこしていたら、そのまま寝てしまった、なんて経験のある方もいれば、猫が抱っこを嫌がってさせてくれない、と悩んでいる方もいます。

猫はもともと抱っこという習性はありませんが、その違いはどこにあるのでしょうか?

そこで今回は、猫を抱っこすると寝る心理と、抱っこを嫌がる猫でも落ち着く抱き方についてまとめてみました。

愛猫を抱っこして、腕の中で寝てほしいと思っている方は必見です!

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猫を抱っこすると寝る心理とは?

そもそも、猫のいる自然界には抱っこというものは存在しません
母猫であれば、首の後ろを優しく噛んで運ぶことはありますが、抱っこをすることはありませんね。

猫は基本的に抱っこが苦手ですが、抱っこが大好きで抱っこされたまま寝てしまう猫がいます。

どうしてそんなことが起こるのでしょうか?

まず始めに、猫を抱っこすると寝る心理について見ていきましょう。

子猫の頃からの慣れ

猫を抱っこすると寝る心理の1つ目に、子猫の頃から抱っこに慣れていたことが挙げられます。

子猫の頃にたくさん抱っこされていた猫は、抱っこされることに抵抗がありません
むしろ、飼い主さんを母猫と思って甘えているでしょう。

ですから、抱っこされたらそのまま寝ることもあり、抱っこを母猫からの愛情表現と思っていても不思議ではありません。

安心しているから

猫の縄張り意識と、警戒心の強さは半端ではありませんよね。

自分だけの特別な世界でなければ、くつろぐこともなければ寝ることもありません。
猫を抱っこしていて寝てしまったなら、そこが安心できる場所と猫に思われているからです。

信頼できる飼い主さんに抱っこされ、守られている安心感でそのまま寝てしまうのです。

寝心地がいいから

猫にとって抱っこされている体制が落ち着くものであれば、そのまま寝ることがあります。

不安定な体制ではとても寝ることはできませんが、しっかり安定していれば落ちる心配もありません。

逆に飼い主さんの体の温もりが心地よく心音も落ち着くため、猫にとって寝心地のいい場所になります。

猫が抱っこを嫌がる理由を知ろう!

猫はもともと抱っこが苦手ではありますが、嫌がるのにはいくつか理由があります。

まずは猫に抱っこが好きになってもらえるように、愛猫がどうして抱っこを嫌がるのか考えていきましょう。

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抱っこが怖い

猫は抱っこを怖いものだと認識している可能性があります。

猫が自分で自由に動けないことや、足が宙に浮いている状態では、何かあった時にどうすることもできません。

それまでに突然抱き上げられてビックリしたことがあったり、抱っこに慣れていないのに仰向けで抱っこされたことがあれば、尚更です。

猫の急所であるお腹を自分の意図することなく危険にさらし身動きが取れない体制で抱っこされれば、抱っこが怖いと思っていても不思議ではありませんね。

抱き方が気に入らない

猫が抱っこを嫌がるのは、抱き方が気に入らないのかもしれません。

猫によって好きな抱っこの体制は違いますが、どこかに負荷がかかっているような抱き方であったり、猫自身のベストポジションがキープできる抱き方でなければ、抱っこを嫌がることがあります。

抱っこされる気分ではない

猫はとっても気分屋さんですね。
抱っこされる気分でなければ、抱っこを嫌がることも多々あります。

自分から近付いてきて、自分が満足したらその場を離れる、といった行動がよくあるように、抱っこでも気分が左右しているのかもしれませんよ!

抱っこする人のニオイが嫌

猫の嗅覚はとても優れています。
抱っこする人のニオイが嫌で、抱っこを嫌がることがあります。

タバコを吸ったばかりであったり、柑橘系のニオイがしたり、香水のニオイだったり、洋服の柔軟剤のニオイが強力だったりと、猫の嗅覚に不快感を与えることがあれば、抱っこどころではありませんね。

トラウマ

今まで抱っこが好きだったのに、突然嫌がるようになったのであれば、猫にトラウマとなることがあったのでしょう。

抱っこをされている時に大きな音がした、抱っこをしていて落とされた、抱っこをされて動物病院に連れていかれた、気持ちよく寝ていたのに抱っこをされて起こされたなど、抱っこに嫌なイメージを持ってしまい、警戒心が強くなってしまっているのです。

トラウマが原因の場合は、猫に抱っこが嫌なものではないことを再び分かってもらえるようにする必要があります。

抱っこを嫌がる猫でも落ち着く抱き方

猫の性格によっては、どうしても抱っこが苦手な猫もいます。

しかし、猫を抱っこしなければいけない場面というのは、災害時病気の時、散歩中などたくさんありますね。

更には、抱っこを怖いと思っている猫や、抱き方が気に入らないと思っている猫でも落ち着く抱き方がありますので、見ていきましょう。

猫を抱っこする時の注意点!突然抱き上げない

まずは、猫を急に抱っこすることをしてはいけません。

優しく声を掛けながら、猫がリラックスできるように撫でてあげましょう

抱っこに対していいイメージがない猫には、リラックスしてもらうことが大切で、声を掛け、時には自分の手のニオイを嗅がせて、きちんと挨拶をしてあげましょう。

猫が落ち着く抱き方①座るような体制での抱っこ

猫の落ち着く抱き方は、猫の横に膝をついたまま近付くか、座ったままの体制で、片手で猫の胸の下、もう片手で腹部を支え、自分の体に引き寄せるように優しく抱き上げます。

猫の後ろ足が床から離れたら、腹部を支えていた手で後ろ足を丸めるように支えるか、シッポの下から手を回してお尻を支えて安定させます。

胸の下の手はそのままで、猫が前足を乗せれるようにしてあげましょう。

猫が落ち着く抱き方②立たせるような抱っこ

猫は高いところが好きですね。

抱っこでもその習性を活かしてあげることができます。

抱き上げるまでは一緒ですが、抱き上げたあとは自分の肩に猫の前足をかけ、圧迫しないように猫のお腹を自分の体に密着させて、片手で猫の背中を軽く支え、もう片手でお尻を支えてあげる抱き方でも大丈夫です。

嫌がる時はすぐに止める!抱き方の注意点

猫の前足の付け根を両手で持ち上げる抱き方をしている方も多いですが、前足に負担がかかるためおすすめできません。

猫の体重は軽いですが、あの細い前足で全体重を支えるのは、猫によっては痛みを感じることもあり、ますます抱っこを苦手としてしまいます。

また、仰向けでの猫の抱っこは、内臓や背中に負担がかかるため、長時間することに向いていないほか、抱っこに慣れていて、飼い主さんとの信頼関係がきちんと築けている場合にしか行ってはいけません。

そして最後に、どの抱き方であっても、猫が嫌がったらすぐにゆっくり床に下ろして、開放してあげましょう。

猫に降りたい時に下りられる、ということを分かってもらえるようになれば、抱っこに対いての不信感もなくなっていきますよ!

猫の落ち着く抱き方をしてあげよう!|まとめ

今回は、猫を抱っこすると寝る理由と、抱っこを嫌がる猫でも落ち着く抱き方についてご紹介しました。

いかがでしたか?
愛猫が抱っこを嫌がる理由に、心当たりがある方もいたのではないでしょうか。

きちんとした抱き方をしてあげれば、抱っこが怖いものではないと徐々に認識して、抱っこすると寝るようになるかもしれませんね。

もちろん猫の性格で、どんなに飼い主さんを信頼していても抱っこが苦手な猫もいます。

無理に抱っこをすることは猫にストレスを与えてしまうのでおすすめできませんが、抱っこをしなければいけない時もあります。

そんな時に、猫が落ち着ける抱き方をしてあげれば、猫も安心しますよ!

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