ピーターボールドを飼っている、飼いたいと思っている方や興味のある方必見!
ピーターボールドというねこちゃんはいったいどんな猫なのでしょうか?
猫は猫種によって、特徴や性格が変わってくるので飼い方やしつけ方にも違いがあります。
また、遺伝的な病気を持っていたり、寿命が違ったりと飼い方にあたって注意すべき点も変わってきます。
今回はピーターボールドという猫種について詳しくご紹介!
特徴から性格、寿命や飼い方・しつけの方法については勿論、ピーターボールドの出生の歴史や名前の由来など意外と知らないねこちゃんの情報を大公開します!
ピーターボールドの基本情報
- 原産国、地域 ロシア(サンクトペテルブルク)
- 一般的な体重 2.5~6kg
- 一般的な体高 現在調査中
- 平均寿命 13年前後
- 平均値段 30万前後+20~30万円(海外輸送料等)
ピーターボールドの名前の由来
ロシアのサンクトペテルブルグ(St.Petersburg)で誕生した、毛の無い(bald)猫ということでペテル(Peter)とbaldを組み合わせ、ピーターボールドと名付けられました。
ピーターボールドの歴史
意外と知らない猫ちゃんの歴史。
猫ちゃんの出生の歴史を知ると、何となく性格や体の模様・体型などの謎が解けるかもしれません。
また、出生地の歴史が分かれば、飼い方についてもわかるようになりますね。
ピーターボールドにはどのような歴史はがあるのでしょうか?ピーターボールドは一見無毛の猫スフィンクスを思わせますが、別の無毛の猫種ドンスコイとオリエンタルショートヘアーを交配して誕生させました。
ロシアのサンクトペテルブルクに在住していた猫科の動物研究家オルガ・マロノワは1994年にオスのドンスコイとメスのオリエンタルショートヘアーを試しに交配させたところ、4匹の子猫が生まれます。
これら4匹こそが今のピーターボールドの原点です。
無毛な子猫の中には美しい絹のような毛が生えている子猫もいて、当時は物珍しさと美しさに多くの愛猫家から注目を集めました。
4匹の誕生から2年後の1996年にはロシアの品種登録団体SFFに新種として認められ、その後も1997年にはTICAに、2003年にはWCFにも順調に公認されました。
現在ではオリエンタルだけでなくシャムとの交配もおこなわれています。
ですが2005年以降はシャム系であっても長毛種系のバリニーズなどとの交配は禁止されています。
ピーターボールドの性格や特徴
ピーターボールドには、どんな性格や特徴があるのでしょうか。
猫ちゃんの特徴や性格を熟知することで、ストレスを与えない良質な環境での飼い方ができるようになります。
また、性格や猫種の特徴を知る事で適切なしつけ方が見えてきたり、病期の前兆に気づきやすくなり寿命を延ばしてあげる事にも繋がります。
単頭飼いや、多頭飼いなどで多少性格は変わってきますが、大まかには同じなのでピーターボールドの性格について知っておくことがいい飼い主の必須条件になります。
ピーターボールドの特徴や性格にはどんなものがある?
自由気ままで遊びが好きな猫です。
飼い主にもよく懐き、飼い主の後ろを常について回るほどの甘えっぷりもあるようです。
社交性もあり、飼い主だけでなく他人や子供、他のペットなどともコミュニケーションをとることができます。
鳴き声は控えめで可愛らしいですが、よく飼い主に話すように鳴きます。
飼い主が大好き過ぎて少し依存傾向になる場合もあり、寂しがりやな一面を覗かせます。
無毛の猫、とはいっても実はピーターボールドは無毛タイプのボールドと毛が生えているヘアリーの2部類に分かれています。
ボールドの中でも、まったくの無毛のウルトラボールド、点々と毛が生えているフロック(シャモアとも)、体全体に桃の産毛のような薄く柔らかい毛が生えているベロアに分けられます。
さらに毛が生えているヘアリーも、直毛のストレートと縮れ毛のブラッシュに分けられます。
また、手足は長くすらりとしていますが、筋肉質で体重も他の猫と同じくらいです。
顎周りはすっきりとしていて耳は大きく、左右に離れているのも特徴的です。
また、尻尾は細長く鞭のようです。
ピーターボールドのオスとメスの違い
猫種だけでなく、オス・メスによっても、甘えんぼだったり社交的だったりと性格や特徴は変わってきます。
オス・メスそれぞれの性格の違いや行動を知ることで、どんな飼い方しつけ方をしたらいいかなども分かるので、きちんと知っておくことが大切です。
ピーターボールドの性別ごとの性格・特徴を見ていきましょう。
オス:甘えん坊で寂しがり屋、飼い主が大好きというのが行動でしっかり伝わってきます。
体力もあり活発に動きます。
メス:オスに比べてクールなメスは、控えめに甘えてきます。
ですが飼い主のことが大好きなのはオスと変わりません。
オスに比べて少し大人しいですが、遊びも大好きです。
ピーターボールドをお迎えする値段は?
こんな性格や特徴を持ったねこちゃんを実際にお迎えする際にはどのくらいの値段で家族にすることができるのでしょうか?
ピーターボールドの価格相場は、30万前後+20~30万円(海外輸送料等)です。
ただし、ブリーダーさんから引き取る場合や、保健所、里親譲渡会などでお迎えする場合には値段が変わってきます。
わんちゃんの年齢にこだわりがなかったり、手間のかからない子が欲しいと感じるのであれば、里親としてお迎えするのもいかがでしょうか。
ピーターボールドの特徴
猫種によって色や柄、外見はそれぞれ違いがあります。
またそのような外見の特徴を掛け合わせたミックス猫も今人気が高くなっています。
ピーターボールドの毛色やミックス猫にはどのような子がいるのか、見ていきましょう。
ピーターボールドの毛色にはどんなものがある?
ピーターボールドの毛の色や柄にはどんなものがあるのでしょうか?
無毛:皮膚の色がピンク、ブラック、ホワイトです。
短毛:ブラック、ホワイト、グレー、レッド、シルバー、チョコ、クリーム、ライラック、ブルーなどがあります。
ピーターボールドのミックス猫
最近増えているミックス猫。
ミックス猫はお母さん・お父さんの猫種の性格や愛らしい部分、美しい部分を引き継いでいるため人々を魅了しています。
また、純血種はその猫特有の遺伝病を受け継ぎやすいのですが、ミックス猫の場合そのような遺伝的な病気のリスクが改善されていたり、病気になりにくくなったりと寿命が純血よりも長いという特徴もあります。
ピーターボールドのミックス猫にはどのような種類があるのでしょうか。
現在調査中
ピーターボールドに似た猫種
うちの子の種類は本当にピーターボールド?そんな疑問を持ったことはありませんか?
交配の段階で枝分かれした同じ血を分かち合っているかもしれない似ている猫種もご紹介!
性格や体格、特徴がなんとなく違うかも?と思ったらこちらの猫ちゃんたちも確認してみてください。
スフィンクス、ドンスコイ、バンビーノ、ユークレーニアン・レフコイ
ピーターボールドの飼い方としつけ方
猫種によって適している飼い方やしつけ方は様々です。
もちろん、個体の性格によってしつけ方も全く変わってくるので、目安になります。
適切な飼い方をしてあげることで、猫ちゃんの健康寿命を延ばすことができます。
ピーターボールドに適切な飼い方・しつけ方をご紹介!
無毛のピーターボールドは皮膚が敏感なため、紫外線に長時間当たっていると皮膚疾患や皮膚癌などになりやすくなってしまいます。
ピーターボールドがよくくつろぐ部屋や場所にはなるべく直射日光を入れないようにしましょう。
また、ヘアレスなので皮膚が傷つきやすくもあります。
部屋にある突起物や机の角などで怪我をしてしまう恐れがあるので、そういったものを取り除くか角防止を使用するようにしましょう。
その他にも遊び好きで飼い主のことも大好きなので、しっかり一緒に遊んであげることでコミュニケーションがより上手に取れます。
構ってもらいたい猫なので、近寄って来た時にはしっかり相手をしてあげてください。
ピーターボールドは、室内で飼うことに適しています。
昔は室外で飼う事が猫本来の自由のためと言われていましたが、不運な事故や病気・怪我を防ぐため必ず室内飼いしてあげるようにしましょう。
寿命を延ばしてあげるためにも、飼い方や環境は適切なものを選んであげてください
ピーターボールドにおすすめのエサ
猫ちゃんのエサというのは数えきれないほど販売されており、どれが適切なのかわからなくなってしまいますよね。
主に、体重や年齢、毛の長さや猫種ごとにも販売されています。
ピーターボールドの体質に合った、健康的に寿命を延ばしてくれるエサの種類を紹介します。
スマートな体型と程良い筋肉を保つために、質の良いフードを選びましょう。
また、ピーターボールドは皮膚にしっかりと気を使わなければなりません。
質の悪いものが入っているとべたついた皮脂が浮いてくる場合があるので、特に高たんぱくで上質なものがおすすめです。
穀物などが混入されていないフードを選ぶのもきれいな皮膚を守るポイントのひとつです。
さらにオメガ3脂肪酸がしっかりと入っていれば、皮膚の敏感なピーターボールドにとって安心です。
また、一度病気をしてしまったことがある子は予防に効果的な餌や体調に合わせて適切な餌を与えることが重要です。
猫ちゃんの好みの味を理解してあげてその子に合った餌を用意するようにしましょう。
猫ちゃんの好みの味を理解してあげてその子に合った餌を用意するようにしましょう。
ピーターボールドの1ヶ月の食事代(エサ代)の平均
ピーターボールドの1ヶ月の食事代(エサ代)は、約2000~5000円程です。
ピーターボールドのお風呂のペース
ピーターボールドのお風呂のペースは、無毛の場合は毛はありませんが、その分皮膚が敏感で皮脂が溜まりやすくなっています。
月に1度くらいお風呂に入れてあげると良いでしょう。
短毛だと換毛期に1度で十分です。
ピーターボールドにおすすめのグッズ
ピーターボールドを飼うにあたっておすすめのグッズを紹介します♪
ピーターボールドは寒さに弱いため、冬場はペット用のホットカーペットなど暖がとれるものを用意しましょう。
猫用の服などを着せると、寒さ対策だけでなく皮膚が傷つくのもある程度防ぐことができます。
ただし活発でよく動き回るので、パーカーのように後ろに帽子が付いているデザインや引っかかりやすい粗めのセーターなどは事故や怪我に繋がる恐れがあります。
可愛いものを着せたいのも分かりますが、シルエットはシンプルな方が安全です。
また、お風呂上がりは体温が下がるため早めに水分を拭き取ってあげたいところです。
ペット用のお風呂上がりのタオルとして吸水性に優れたものがあるので、そちらを使用するのをおすすめします。
ペットショップなどにも売っていてトリマーも使う商品なので、便利性にも定評があります。
平均寿命はどのくらい?いつまで一緒にいられる?
ペットとしての猫の歴史を見てみると室内外や適切な飼い方によって、飼い猫の平均寿命は延びていると言われています。
猫種によって大まかな平均寿命はありますが、適切なしつけや餌の与え方、飼い方をすることで猫の寿命は左右されます。
ピーターボールドの平均寿命
人間よりもとても寿命が短いねこちゃん。
2015年に一般社団法人ペットフード協会が調査した猫全体の平均寿命は14.85歳でした。
その分、1日1日を大切にして健康的で幸せな日々を一緒に過ごしたいですよね。
ですが、猫種によって平均寿命は違うので基礎知識として覚えておきましょう。
ピーターボールドの平均寿命は13年前後です。
ピーターボールドのかかりやすい病気
猫種の体質によって、かかりやすい病気や平均寿命は様々です。
愛猫のかかりやすい病気を知っておくことで、日頃の生活で気をつけることも見えてきます。
スキンシップや、ご飯の食べるスピード・おトイレの状態など、猫ちゃんの健康状態を確認できるタイミングは多数あります。
動物は言葉を離せませんし、猫という生き物は痛みを我慢できてしまう動物です。
普段の生活に気を配り、少しでも体調が悪そうと感じたらすぐに病院へ行くようにしましょう。
ピーターボールドがかかりやすい病気
ピーターボールドがかかりやすい病気はこのようなものがあります。
皮膚疾患、乳汁分泌障害、歯の形成異常、尿路結石
ピーターボールドのよく使う薬・サプリ
皮膚病対策・予防にアガリスクや乳酸菌やアミノ酸と食物繊、歯の疾患対策・予防にDB9011株や口腔内善玉菌、尿路結石の対策・予防にクランベリーのプロアントシアニジンやキナ酸やプロアントシアニジンなどが使用されています。
ピーターボールドの治療平均的な値段
猫を飼うには、もちろん高い医療費がかかります。
最近はペット用の保険もありますがまだまだ浸透しておらず、病気になった際に飼い主は高額な治療費を払うこともあります。
治療費など値段を確認し満足に払えるか吟味した上でねこちゃんをお迎えするようにしましょう。
体が毛で覆われていない分怪我をしやすいピーターボールドは、傷口を放っておくと膿む可能性があります。
これを処置する場合、軽い場合では初診料が1200~1500円、処置料が500~1000円、抗生物質などの薬が150~300円、さらに注射などをする場合は1000円前後かかり、総額3000円ほどです。
ですが化膿が酷くなっている場合は膿を取り出す必要があり、さらに麻酔や処置料10000~30000円が加算されます。
このうえエリザベスカラーを付ける場合はレンタル料として1000~1500円ほどかかります。
これに加えて洗浄通院をする必要がある場合は再診料が550~700円、処置料1500~4000円、抗生物質が150~300円で合計2200~5000円ほどです。
少々の傷口だからといって放っておくと、悪化して治療費が高額になってしまうケースもあります。
少しの傷であっても動物病院へ連れて行った方が安心です。
ピーターボールドを飼っている主な著名人
現在調査中
ピーターボールドに関するまとめ
ピーターボールドの歴史が分かると性格やしつけ方についても何となく見えてくる気がしませんか?
ねこちゃんの特徴や性格が分かるとより愛着も沸くものです。
ピーターボールドは日本ではまだあまり見かけない猫ですが、人懐こく社交的なので初心者にもとても飼いやすい猫です。
むしろ猫を飼ったことがある人が猫に対する先入観で世話をするよりも、初心者が飼った方が健康的に過ごせるかもしれません。
それくらい無毛の猫は他の猫よりも少し特殊性があります。
また、寂しがり屋な一面もあるので、しっかり相手をしてあげられる飼い主が良いでしょう。