バンビーノを飼っている、飼いたいと思っている方や興味のある方必見!
バンビーノというねこちゃんはいったいどんな猫なのでしょうか?
猫は猫種によって、特徴や性格が変わってくるので飼い方やしつけ方にも違いがあります。
また、遺伝的な病気を持っていたり、寿命が違ったりと飼い方にあたって注意すべき点も変わってきます。
今回はバンビーノという猫種について詳しくご紹介!
特徴から性格、寿命や飼い方・しつけの方法については勿論、バンビーノの出生の歴史や名前の由来など意外と知らないねこちゃんの情報を大公開します!
バンビーノの基本情報
- 原産国、地域アメリカ
- 一般的な体重2~4kg
- 一般的な体高16~20cm
- 平均寿命14年前後
- 平均値段30万円前後
バンビーノの名前の由来
バンビーノ(Bambino)はイタリア語で「赤ちゃん」という意味を持っています。
大人になった姿でも赤ちゃん猫のような見た目や性格から、このような名が付けられました。
バンビーノの歴史
意外と知らない猫ちゃんの歴史。
猫ちゃんの出生の歴史を知ると、何となく性格や体の模様・体型などの謎が解けるかもしれません。
また、出生地の歴史が分かれば、飼い方についてもわかるようになりますね。
バンビーノにはどのような歴史はがあるのでしょうか?毛がなく足が短い特徴を持つ個性的なバンビーノは、スフィンクスとマンチカン間で生まれた猫でした。
ですがこの時はまだ新品種として確立しようという動きはなく、新品種承認に向けて行動をしたのはこの猫を譲り受けた繁殖家のステファニーとオズボーン夫妻でした。
夫妻はこのハイブリットの掛け合わせでの健康上の問題や生存率を慎重に調べ上げ、2005年にはTICAに登録申請を申し入れた結果、実験的品種として登録を承認されました。
また、現在では希少猫種登録機関REFRにも登録されています。
ですが現段階でのTICAでの動きでは、バンビーノはスフィンクスの亜種としての登録という動きになっているようです。
バンビーノの性格や特徴
バンビーノには、どんな性格や特徴があるのでしょうか。
猫ちゃんの特徴や性格を熟知することで、ストレスを与えない良質な環境での飼い方ができるようになります。
また、性格や猫種の特徴を知る事で適切なしつけ方が見えてきたり、病期の前兆に気づきやすくなり寿命を延ばしてあげる事にも繋がります。
単頭飼いや、多頭飼いなどで多少性格は変わってきますが、大まかには同じなのでバンビーノの性格について知っておくことがいい飼い主の必須条件になります。
バンビーノの特徴や性格にはどんなものがある?
バンビーノはスフィンクスとマンチカンの性格を受け継いでおり、活発で人懐こく運動の大好きな猫です。
体は小さいですが遊ぶのが大好きで、元気いっぱいです。
また、子供や他のペットとも仲良くすることができ、愛情深く飼いやすいという一面もあります。
大きさの割に筋力もしっかりありますが、お腹は少しふっくらとしています。
子猫の頃はシワが多く、大人になっても額や体にシワが残ります。
このシワの間に皮脂が溜まりやすいため、日頃の皮膚ケアも重要です。
目はアーモンド型で非常に大きく、耳も顔に比べて大きいのが特徴です。
神秘的な無毛の見た目に反し足は短いため愛らしい歩き方をします。
さらに毛が無いため、他の猫と比べて体温調節も難しい状態です。
バンビーノのオスとメスの違い
猫種だけでなく、オス・メスによっても、甘えんぼだったり社交的だったりと性格や特徴は変わってきます。
オス・メスそれぞれの性格の違いや行動を知ることで、どんな飼い方しつけ方をしたらいいかなども分かるので、きちんと知っておくことが大切です。
バンビーノの性別ごとの性格・特徴を見ていきましょう。
オス:筋肉がしっかりと付きがっしりとしていて、とても運動量が多くやんちゃです。
メス:オスに比べてややしなやかな体つきです。
ですがオスに負けず運動量が多くおてんばな子が多いです。
バンビーノをお迎えする値段は?
こんな性格や特徴を持ったねこちゃんを実際にお迎えする際にはどのくらいの値段で家族にすることができるのでしょうか?
バンビーノの価格相場は、30万円前後です。
ただし、ブリーダーさんから引き取る場合や、保健所、里親譲渡会などでお迎えする場合には値段が変わってきます。
わんちゃんの年齢にこだわりがなかったり、手間のかからない子が欲しいと感じるのであれば、里親としてお迎えするのもいかがでしょうか。
バンビーノの特徴
猫種によって色や柄、外見はそれぞれ違いがあります。
またそのような外見の特徴を掛け合わせたミックス猫も今人気が高くなっています。
バンビーノの毛色やミックス猫にはどのような子がいるのか、見ていきましょう。
バンビーノの毛色にはどんなものがある?
バンビーノの毛の色や柄にはどんなものがあるのでしょうか?
無毛(皮膚の色はピンク、ブラック、ホワイト)です。
バンビーノのミックス猫
最近増えているミックス猫。
ミックス猫はお母さん・お父さんの猫種の性格や愛らしい部分、美しい部分を引き継いでいるため人々を魅了しています。
また、純血種はその猫特有の遺伝病を受け継ぎやすいのですが、ミックス猫の場合そのような遺伝的な病気のリスクが改善されていたり、病気になりにくくなったりと寿命が純血よりも長いという特徴もあります。
バンビーノのミックス猫にはどのような種類があるのでしょうか。
現在調査中
バンビーノに似た猫種
うちの子の種類は本当にバンビーノ?そんな疑問を持ったことはありませんか?
交配の段階で枝分かれした同じ血を分かち合っているかもしれない似ている猫種もご紹介!
性格や体格、特徴がなんとなく違うかも?と思ったらこちらの猫ちゃんたちも確認してみてください。
スフィンクス、ドンスコイ、ピーターボールド、ユークレーニアン・レフコイ
バンビーノの飼い方としつけ方
猫種によって適している飼い方やしつけ方は様々です。
もちろん、個体の性格によってしつけ方も全く変わってくるので、目安になります。
適切な飼い方をしてあげることで、猫ちゃんの健康寿命を延ばすことができます。
バンビーノに適切な飼い方・しつけ方をご紹介!
活発でよく遊び動き回りますが、足が短いので高低差の激しいところばかりを移動していると腰に負担がかかりやすくなってしまいます。
ヘルニアなどを引き起こしかねないので、キャットウォークを取り付ける際にはあまり上下の幅を取らないようにしましょう。
階段などもあまり自分で上がらせない方が腰の負担もかかりにくいです。
また、毛が無いので他の猫と比べて体温調節も難しい猫です。
冬場は猫用の衣類などを着せるのがおすすめです。
ペット用ホットカーペットもありますが、温度調整を高くしてしまうと温度が直に皮膚に当たるため火傷をしてしまう恐れがあります。
もしホットカーペットを使うようなら調節温度を低くし、毛布などでくるんで置いておきましょう。
夏場も油断はできず、直射日光にあたりすぎると皮膚病や皮膚癌へ繋がるケースがあります。
長時間直射日光に当たらないように注意を払いましょう。
さらに家具の角などにも注意が必要です。
体を守る被毛が無い分、飼い主は通常の猫を飼うのとは違う心持ちが必要です。
バンビーノは、室内で飼うことに適しています。
昔は室外で飼う事が猫本来の自由のためと言われていましたが、不運な事故や病気・怪我を防ぐため必ず室内飼いしてあげるようにしましょう。
寿命を延ばしてあげるためにも、飼い方や環境は適切なものを選んであげてください
バンビーノにおすすめのエサ
猫ちゃんのエサというのは数えきれないほど販売されており、どれが適切なのかわからなくなってしまいますよね。
主に、体重や年齢、毛の長さや猫種ごとにも販売されています。
バンビーノの体質に合った、健康的に寿命を延ばしてくれるエサの種類を紹介します。
バンビーノは、なんといっても皮膚を健康に保つことが重要です。
不要な栄養を摂り入れると不良な皮脂へと変わって分泌されてしまいます。
高たんぱく質で余分なものが含まれていない良質なフードを選びましょう。
高たんぱくを選ぶことで、短足のためにトラブルになりやすい関節も健康に保たれ、ヘルニアも防ぎやすくなります。
また、短足の場合は消化器官に負担がかかりやすいため、消化の良いフードがおすすめです。
穀物などは猫にとって不必要なため消化器官に負担をかけてしまいます。
そのためグルテンフリーのフードや人工料のないものを選びましょう。
また、一度病気をしてしまったことがある子は予防に効果的な餌や体調に合わせて適切な餌を与えることが重要です。
猫ちゃんの好みの味を理解してあげてその子に合った餌を用意するようにしましょう。
猫ちゃんの好みの味を理解してあげてその子に合った餌を用意するようにしましょう。
バンビーノの1ヶ月の食事代(エサ代)の平均
バンビーノの1ヶ月の食事代(エサ代)は、約2000~5000円程です。
バンビーノのお風呂のペース
バンビーノのお風呂のペースは、無毛なのでお風呂は入れなくても良いように感じますが、皮膚には意外と皮脂が溜まりやすくなっています。
月に1度はお風呂に入れてあげると良いでしょう。
バンビーノにおすすめのグッズ
バンビーノを飼うにあたっておすすめのグッズを紹介します♪
バンビーノの皮膚を守るために、季節を問わず猫用の衣類を着せておくのをおすすめします。
夏は紫外線、冬は寒さ対策が大いに期待できます。
バンビーノは皮脂がよく出るため、1~2日に1回は衣類を摂り替えてあげたいため、数着持っておくと安心です。
ただし活発に動くバンビーノなので、引っかかりやすいフード付きの衣類や毛糸の服は選ばない方が良いでしょう。
体温調節ができるように冷却マットや毛布を取り入れるのもおすすめです。
また、シャンプーは皮脂を落としやすいものを選びましょう。
毛が無いためドライヤーなどで乾かす必要もありませんが、体温低下を防ぐために吸水性の良いタオルやペット用の拭きタオルもあると便利です。
キャットタワーやキャットウォークは高低差の低いものであっても、喜んで遊んでくれます。
飼い主と遊ぶのも好きなので、一緒に遊べるようなおもちゃも取り入れると良いでしょう。
平均寿命はどのくらい?いつまで一緒にいられる?
ペットとしての猫の歴史を見てみると室内外や適切な飼い方によって、飼い猫の平均寿命は延びていると言われています。
猫種によって大まかな平均寿命はありますが、適切なしつけや餌の与え方、飼い方をすることで猫の寿命は左右されます。
バンビーノの平均寿命
人間よりもとても寿命が短いねこちゃん。
2015年に一般社団法人ペットフード協会が調査した猫全体の平均寿命は14.85歳でした。
その分、1日1日を大切にして健康的で幸せな日々を一緒に過ごしたいですよね。
ですが、猫種によって平均寿命は違うので基礎知識として覚えておきましょう。
バンビーノの平均寿命は14年前後です。
バンビーノのかかりやすい病気
猫種の体質によって、かかりやすい病気や平均寿命は様々です。
愛猫のかかりやすい病気を知っておくことで、日頃の生活で気をつけることも見えてきます。
スキンシップや、ご飯の食べるスピード・おトイレの状態など、猫ちゃんの健康状態を確認できるタイミングは多数あります。
動物は言葉を離せませんし、猫という生き物は痛みを我慢できてしまう動物です。
普段の生活に気を配り、少しでも体調が悪そうと感じたらすぐに病院へ行くようにしましょう。
バンビーノがかかりやすい病気
バンビーノがかかりやすい病気はこのようなものがあります。
皮膚疾患、ヘルニア
バンビーノのよく使う薬・サプリ
皮膚病対策・予防にアガリスクや乳酸菌やアミノ酸と食物繊維、関節疾患やヘルニア予防にグルコサミンやコンドロイチンが使用されています。
バンビーノの治療平均的な値段
猫を飼うには、もちろん高い医療費がかかります。
最近はペット用の保険もありますがまだまだ浸透しておらず、病気になった際に飼い主は高額な治療費を払うこともあります。
治療費など値段を確認し満足に払えるか吟味した上でねこちゃんをお迎えするようにしましょう。
猫は犬に比べてヘルニアになりにくいとは言われていますが、やはり短足の場合はヘルニアになるリスクが高くなります。
ヘルニアの手術は技術的にも難しく、手術が施行される場合は手術費だけでも100,000円、さらに入院や検査費も含めると150,000~200,000円程かかります。
その後のリハビリや薬も含めると、完治するまでにはさらに金額が上回ることが予想されます。
ただしヘルニアになった猫全てが手術をするわけではなく、子猫や手術では治らないヘルニアだった場合にはレーザー治療などがおこなわれます。
この場合は1回の通院に2,000~5,000円程です。
バンビーノを飼っている主な著名人
現在調査中
バンビーノに関するまとめ
バンビーノの歴史が分かると性格やしつけ方についても何となく見えてくる気がしませんか?
ねこちゃんの特徴や性格が分かるとより愛着も沸くものです。
毛のない珍しい猫種のスフィンクスの亜種へ登録されつつあるバンビーノは、比較的まだ新しい猫種です。
逆にいえば、遺伝性疾患などもまだはっきりとは見つかっていないのが現状です。
先天性の病気がもし見つかったとしても、飼い主は最期までその病気を支えてあげなければなりません。
ですが今のところは特に問題のない品種なので、皮膚疾患やヘルニアは飼い主が部屋環境を整えてあげれば予防できる病気ばかりです。
バンビーノを飼う際は飼い主や家族が日頃からよく観察し、しっかり構ってあげることが大切です。
そうすれば、いつまでも健康に長生きしてくれるでしょう。