スノーシューを飼っている、飼いたいと思っている方や興味のある方必見!
スノーシューというねこちゃんはいったいどんな猫なのでしょうか?
猫は猫種によって、特徴や性格が変わってくるので飼い方やしつけ方にも違いがあります。
また、遺伝的な病気を持っていたり、寿命が違ったりと飼い方にあたって注意すべき点も変わってきます。
今回はスノーシューという猫種について詳しくご紹介!
特徴から性格、寿命や飼い方・しつけの方法については勿論、スノーシューの出生の歴史や名前の由来など意外と知らないねこちゃんの情報を大公開します!
スノーシューの基本情報
- 原産国、地域:アメリカ
- 一般的な体重:3.5~5kg
- 平均寿命:15年前後
- 平均値段:30万円前後(入手困難)
スノーシューの名前の由来
雪の中を歩くときの「スノーシュー」(snowshoe=雪靴)から、その名前がつけられました。
スノーシューの歴史
意外と知らない猫ちゃんの歴史。
猫ちゃんの出生の歴史を知ると、何となく性格や体の模様・体型などの謎が解けるかもしれません。
また、出生地の歴史が分かれば、飼い方についてもわかるようになりますね。
スノーシューにはどのような歴史はがあるのでしょうか?1960年代、アメリカのペンシルバニア州で脚の先が白いサイアミーズの子猫が生まれました。
ブリーダーによって、その子猫とアメリカンショートヘアーを交配させて誕生したのが、スノーシューです。
しかし、その脚先が白い個体は劣性遺伝のため、数を増やし続けるのは困難でした。
キャットショーなどにも出展し、なんとかその価値を知ってもらおうと努力しましたが、なかなか認めてもらえませんでした。
その後、別のブリーダーが繁殖を受け継ぎ、その品種の確立に成功しました。
その繁殖の難しさゆえ、スノーシューが新たな猫種として定着するまでには、なんと20年もの年月がかかりました。
海外ではとても人気な猫種ですが、現在でもその数は少なく、希少な猫です。
日本では、見つけることはほぼ困難です。
飼育したい場合は、CFAやTICAに問い合わせる必要があり、輸入でしか手に入れることはできません。
スノーシューの性格や特徴
スノーシューには、どんな性格や特徴があるのでしょうか。
猫ちゃんの特徴や性格を熟知することで、ストレスを与えない良質な環境での飼い方ができるようになります。
また、性格や猫種の特徴を知る事で適切なしつけ方が見えてきたり、病期の前兆に気づきやすくなり寿命を延ばしてあげる事にも繋がります。
単頭飼いや、多頭飼いなどで多少性格は変わってきますが、大まかには同じなのでスノーシューの性格について知っておくことがいい飼い主の必須条件になります。
スノーシューの特徴や性格にはどんなものがある?
脚先が白く、まるで靴下をはいているかのような脚が特徴的です。
短い毛が体に密着して生えています。
中型でしなやかな体つきですが、実は筋肉質です。
アメリカンショートヘアーのような体型と、サイアミーズのポイントカラーや、美しいブルーの瞳の色を受けて継いでいます。
生まれたばかりは真っ白な色をしていますが、生後2~3週間ほどたつと、毛色が現れはじめだんだん濃くなっていきます。
活発で人懐こく、飼育しやすい猫種です。
とても甘えん坊で、いつも飼い主に甘えていたい猫です。
ですので長時間の留守番は寂しくて苦手であり、ストレスとなります。
やんちゃで遊ぶことが大好きです。
遊びも飼い主とのスキンシップを望みますので、いつも構っていて欲しいタイプです。
スノーシューのオスとメスの違い
猫種だけでなく、オス・メスによっても、甘えんぼだったり社交的だったりと性格や特徴は変わってきます。
オス・メスそれぞれの性格の違いや行動を知ることで、どんな飼い方しつけ方をしたらいいかなども分かるので、きちんと知っておくことが大切です。
スノーシューの性別ごとの性格・特徴を見ていきましょう。
オス:メスより体重が重い傾向があります。
メス:オスより体重が軽い傾向があります。
スノーシューをお迎えする値段は?
こんな性格や特徴を持ったねこちゃんを実際にお迎えする際にはどのくらいの値段で家族にすることができるのでしょうか?
スノーシューの価格相場は、30万円前後(入手困難)です。
ただし、ブリーダーさんから引き取る場合や、保健所、里親譲渡会などでお迎えする場合には値段が変わってきます。
わんちゃんの年齢にこだわりがなかったり、手間のかからない子が欲しいと感じるのであれば、里親としてお迎えするのもいかがでしょうか。
スノーシューの特徴
猫種によって色や柄、外見はそれぞれ違いがあります。
またそのような外見の特徴を掛け合わせたミックス猫も今人気が高くなっています。
スノーシューの毛色やミックス猫にはどのような子がいるのか、見ていきましょう。
スノーシューの毛色にはどんなものがある?
スノーシューの毛の色や柄にはどんなものがあるのでしょうか?
シール、ホワイト、チョコレート、シナモン、レッド、ブルー、ライラック、フォーン、クリーム、ポインテッド&ホワイトなどです。
スノーシューに似た猫種
うちの子の種類は本当にスノーシュー?そんな疑問を持ったことはありませんか?
交配の段階で枝分かれした同じ血を分かち合っているかもしれない似ている猫種もご紹介!
性格や体格、特徴がなんとなく違うかも?と思ったらこちらの猫ちゃんたちも確認してみてください。
シャム
スノーシューの飼い方としつけ方
猫種によって適している飼い方やしつけ方は様々です。
もちろん、個体の性格によってしつけ方も全く変わってくるので、目安になります。
適切な飼い方をしてあげることで、猫ちゃんの健康寿命を延ばすことができます。
スノーシューに適切な飼い方・しつけ方をご紹介!
鳴き声が大きく、良く鳴くことから飼育環境に注意が必要となります。
マンションなどの隣接した部屋同士では近所迷惑になる可能性があります。
独りぼっちは苦手ですので、長時間の留守番は避けましょう。
寂しさはストレスとなり、体調不良を起こしかねませんので、スノーシューを飼育する際には、自分の生活スタイルがスノーシューに合っているか考える必要がありそうです。
やんちゃで学習能力も非常に高いため、予想外のいたずらをしたり、ドアなども簡単に開けてしまいます。
危険な場所や、入られたくない場所には、侵入できないようにする対策が必要です。
賢く、飼い主と他の家族をよく見極めていますので、しつけはしやすく飼育しやすい猫種です。
スノーシューは、室内で飼うことに適しています。
昔は室外で飼う事が猫本来の自由のためと言われていましたが、不運な事故や病気・怪我を防ぐため必ず室内飼いしてあげるようにしましょう。
寿命を延ばしてあげるためにも、飼い方や環境は適切なものを選んであげてください
スノーシューにおすすめのエサ
猫ちゃんのエサというのは数えきれないほど販売されており、どれが適切なのかわからなくなってしまいますよね。
主に、体重や年齢、毛の長さや猫種ごとにも販売されています。
スノーシューの体質に合った、健康的に寿命を延ばしてくれるエサの種類を紹介します。
良質な動物性たんぱく質のフードを選び、エネルギーを効率よく摂取しましょう。
猫は人間とは違い、たんぱく質から筋肉・被毛・皮膚などを構成する栄養素を取り入れています。
また穀物類は消化することが出来ないため、消化器や内臓の病気や皮膚疾患の原因となるため控えましょう。
人口添加物や防腐剤のなかには発がん性物質が含まれているものもありますので、できるだけ無添加なフードを選んであげると良いでしょう。
また、一度病気をしてしまったことがある子は予防に効果的な餌や体調に合わせて適切な餌を与えることが重要です。
猫ちゃんの好みの味を理解してあげてその子に合った餌を用意するようにしましょう。
スノーシューの1ヶ月の食事代(エサ代)の平均
スノーシューの1ヶ月の食事代(エサ代)は、5000円~8000円程です。
スノーシューのお風呂のペース
スノーシューのお風呂のペースは、お風呂は必要ありませんが、綺麗な毛並みを保つためにも、2~3日に1回はブラッシングをしてあげましょう。
スノーシューにおすすめのグッズ
スノーシューを飼うにあたっておすすめのグッズを紹介します♪
室内での運動不足解消に、キャットタワーやキャットウォークを用意してあげましょう。
飼い主と一緒に遊びのも大好きですので、おもちゃも用意してあげると喜びます。
定期的にブラッシングは必要ですので、ブラシも用意してあげましょう。
ブラシは毛先が柔らかめのものを選んであげると、皮膚への負担を軽減できるのでおすすめです。
お出かけの時や、病院へ行く時などに使用するキャリーバッグもあると便利です。
垂れ耳のスコティッシュフォールドは、耳の中が汚れやすく外耳炎を患いやすいので、定期的にイヤークリーナーなどでケアが必要です。
平均寿命はどのくらい?いつまで一緒にいられる?
ペットとしての猫の歴史を見てみると室内外や適切な飼い方によって、飼い猫の平均寿命は延びていると言われています。
猫種によって大まかな平均寿命はありますが、適切なしつけや餌の与え方、飼い方をすることで猫の寿命は左右されます。
スノーシューの平均寿命
人間よりもとても寿命が短いねこちゃん。
2015年に一般社団法人ペットフード協会が調査した猫全体の平均寿命は14.85歳でした。
その分、1日1日を大切にして健康的で幸せな日々を一緒に過ごしたいですよね。
ですが、猫種によって平均寿命は違うので基礎知識として覚えておきましょう。
スノーシューの平均寿命は15年前後です。
スノーシューのかかりやすい病気
猫種の体質によって、かかりやすい病気や平均寿命は様々です。
愛猫のかかりやすい病気を知っておくことで、日頃の生活で気をつけることも見えてきます。
スキンシップや、ご飯の食べるスピード・おトイレの状態など、猫ちゃんの健康状態を確認できるタイミングは多数あります。
動物は言葉を離せませんし、猫という生き物は痛みを我慢できてしまう動物です。
普段の生活に気を配り、少しでも体調が悪そうと感じたらすぐに病院へ行くようにしましょう。
スノーシューがかかりやすい病気
スノーシューがかかりやすい病気はこのようなものがあります。
軸索変性症、尿酸塩尿石症、皮膚疾患、慢性腎不全、尿路結石、歯周病、歯肉炎
スノーシューのよく使う薬・サプリ
胃腸のケアに、プロポリス・植物発酵エキス・有胞子性乳酸菌、関節のケアに、プロポリス・グルコサミン・コンドロイチン・ヒアルロン酸、免疫力のケアに、プロポリス・アガリクスになどが使用されます。
スノーシューの治療平均的な値段
猫を飼うには、もちろん高い医療費がかかります。
最近はペット用の保険もありますがまだまだ浸透しておらず、病気になった際に飼い主は高額な治療費を払うこともあります。
治療費など値段を確認し満足に払えるか吟味した上でねこちゃんをお迎えするようにしましょう。
ワクチン接種・約5000円~約8000円、健康診断・約5000円、ノミ、ダニ予防薬・約10000円が基本となり、その他病気に関しては病院などによっても違いはありますが、年間で約30000円ほどです。
スノーシューを飼っている主な著名人
現在調査中
スノーシューに関するまとめ
スノーシューの歴史が分かると性格やしつけ方についても何となく見えてくる気がしませんか?
ねこちゃんの特徴や性格が分かるとより愛着も沸くものです。
賢く、しつけはしやすいですが、鳴き声が大きい・鳴くことが多い傾向がありますので、マンションなどでは飼育は難しいでしょう。
また、とても甘えん坊で飼い主とはいつも一緒にいたいスノーシューはお留守番が苦手ですので、あまり長時間の外出がない方におすすめです。
少々いたずら好きなところもありますが、やんちゃで遊びが大好きですので一緒に楽しい時間を過ごせそうです。
入手するのは困難で、輸入が必要ですので費用も多額にかかりますが、その価値があるほど容姿も性格も愛らしい猫種です。