スクークムの寿命はどれくらいなのでしょうか?
もちろん、愛猫にはいつまでも健康で長生きしてほしいと思いますよね。
そこで、スクークムのかかりやすい病気やその予防法、猫種に合ったストレスを溜めない方法など、様々な観点から解説していきます。
スクークムの平均寿命は?
スクークムの平均寿命は10~15歳と言われています。
しかし、2006年に登録申請があった新しい種なので、平均寿命がこれから前後するかもしれません。
親であるラパーマは11~14年、マンチカンは10~13年となってます。
スクークムの寿命と長生きするコツ
スクークムの平均寿命は10~15年と平均的な猫の寿命となっています。
平均寿命に幅があるように、まだまだ新しい品種でしっかりとしたデータが少ないのも事実です。
育てる環境によってはさらに寿命が長引くこともあるので、しっかりお世話して猫ちゃんとのライフを長く楽しみましょう。
長生きのコツとしては、スクークムでキーワードは運動だと言われています。
スクークムは運動が大好きな活発な性格です。
親のマンチカンは、短い足にもかかわらず運動神経にとても優れた猫。
そして、ラパーマはかつて農場のネズミ駆除に活躍していたという働き者の猫です。
親の品種からも動くことが大好きな猫だと言えますね。
キャットタワーを設置したり、遊ぶ時間をしっかりとってあげることで、たっぷり運動できる環境をつくってあげましょう。
たっぷりの運動で身体的健康も、精神的健康も得られ、健康的に寿命をのばすことができます。
スクークムのかかりやすい病気は?
スクークムには、その特徴に関わる3つのかかりやすい病気があります。
まず1つ目は、皮膚疾患です。
スクークムはチャーミングな巻き毛が特徴ですが、その分皮膚疾患にかかりやすいです。
原因は、アレルギーや日光の当たりすぎ、ケガ、ダニやノミなどの虫などさまざまです。
症状は、皮膚が乾燥してフケ状の粉をふいたり、かゆみや痛みが発生したり炎症や発疹を起こして脱毛することもあります。
2つ目の病気は、関節病です。
関節病は骨と骨をつなぐ関節に異常が起こっている状態を言います。
スクークムは、親のマンチカンゆずりの可愛い短足が特徴ですが、短足と運動好きが組み合わさって、よく関節に関わる病気にかかります。
原因としては、肥満や運動のしすぎ、老化や脱臼、骨折などさまざまです。
症状としてはあまり動かなくなり元気がなくなったり痛がったり、歩き方が不自然になったりします。
これは、関節が腫れたり変形していることからくる痛みによる症状です。
最後のかかりやすい病気は、白内障です。
遺伝的にもかかりやすいのですが、ケガや子猫の時の栄養不良が原因となることもあります。
症状は、目の奥が白っぽくなり、視力が低下するので物にぶつかったりなど動作がぎこちなくなります。
光をまぶしく感じ、暗い片隅に小さくなっていることが増えます。
白内障は見た目からも判断しやすいので、早期発見、早期治療をしてあげましょう。
スクークムのかかりやすい病気のサイン
かかりやすい病気として、皮膚病、関節病、白内障を紹介しました。
ここではそれぞれの病気のサインを紹介します。
皮膚病のサインは、皮膚が乾燥してフケ状の粉をふいたり、かゆみや痛みが発生したり炎症や発疹を起こして脱毛したりというものです。
関節病は、痛みが生じるため、動かなくなり元気がなくなったり痛がったり、歩き方が不自然になったりします。
白内障では、目の奥が白っぽくなり、視力が低下し、物にぶつかったり動作がぎこちなくなります。
光をまぶしく感じ、暗い片隅に小さくなることが増えます。
どれも早期発見、早期治療が重要なので、サインは見逃さないようにしましょう。
病気の予防法と対処法
ここでは、かかりやすい病気に関する予防法と対処法について紹介します。
皮膚病は、放置すればするほど悪化しますので、猫がかゆがったり皮膚が赤みがかって炎症が起きている場合は、早めに獣医さんに連れて行きましょう。
予防法としてはブラッシングが有効です。
短毛なら1週間に2、3回、長毛なら1日1回程度がブラッシングの目安となってます。
丁寧なブラッシングでしっかり皮膚病を予防しましょう。
次に、関節病についてです。
原因によって対処法はさまざまです。
治療としては基礎疾患を取り除いたり、鎮痛剤を与えるなどの対処療法を行ったり、肥満が原因なら栄養指導も行われます。
気になる症状が出たらすぐに獣医さんに連れて行きましょう。
予防法としては、過度の運動は避ける、肥満を防ぐ、などがあり、飼い主にできることは多いです。
最後に白内障についてです。
治療法としては、初期なら点眼薬や内服薬で対処できますが、進行していると手術が必要になります。
重篤な場合は手術すらできなくなることもあるので、早期の対処が肝心です。
気になる症状が出たらすぐに獣医さんに連れて行きましょう。
スクークムの老化のスピード
スクークムは平均寿命が10~15歳なので、老化のスピードは猫では平均的といえます。
しかし、人と比べるととても短い時間だからこそ、ねこちゃんが幸せと思える時間を長く一緒に過ごしたいですね。
スクークムの老化に伴う外見の変化
歳をとってくると、スクークムの特徴である巻き毛が、抜け毛が多くなってきます。
また、白内障が多い種なので、目の中が白くなってくきます。
代謝が悪くなってくるので肥満にも気をつけましょう。
老猫におすすめの食べ物は?
歳をとってくると、身体のあちこちが悪くなってきます。
それらを防ぐために、良質な栄養をとることはとっても大切です。
良質なたんぱく質やミネラル、脂質を適度に取ることが大事です。
最近はキャットフードも進化して、しっかりとした栄養バランスの老猫用キャットフードも発売されています。
年齢に合わせて、老猫用のキャットフードをチェックしてみてあげてください。
食べる内容も大切ですが、まずは食べないと栄養はとれません。
歳をとってくると、食欲がなくなり栄養を取れなくなることが多いです。
まずは猫ちゃんがしっかりと食べてくれるように工夫しましょう。
食べやすくするために、キャットフードをお湯でふやかしたり、食欲をアップさせるために、かつおぶしや猫用ふりかけなど猫ちゃんの大好物をトッピングしてあげるのも良いでしょう。
ストレスをかけないために飼い主が出来ること
スクークムにストレスをかけないためには、運動と寂しさ軽減、肥満防止などが大切です。
何度も言うように、スクークムは運動が大好きです。
日常的に運動できるような環境をつくってあげて、ストレスを減らしましょう。
また、とても人懐っこい性格なので、飼い主さんが遊んであげるととても喜びます。
肥満は様々な病気の原因、特にスクークムの場合、短足なので、足に大きく負担がかかる恐ろしい状態です。
一緒に遊ぶ時間を取ってあげることで、運動不足を解消し、寂しさも無くすことができるので、たくさん遊んであげましょう。
スクークムの寿命に関するまとめ
スクークムは、短足、巻き毛で小さな猫ちゃんです。
まだまだ新しく、珍しい品種ですが、運動大好き、飼い主さん大好きの本当に可愛い猫ちゃんです。
しっかりと毎日運動させて、ブラッシングをしてあげて、飼い主さんとのコミュニケーションの時間を取ってあげましょう。
毎日の触れ合いの中で、病気の早期発見やストレス軽減が期待できます。
スクークムとの楽しく幸せな生活を長く送れるように私たちができることをできるだけしていきましょう。