スフィンクスの寿命はどれくらいなのでしょうか?
もちろん、愛猫にはいつまでも健康で長生きしてほしいと思いますよね。
そこで、スフィンクスのかかりやすい病気やその予防法、猫種に合ったストレスを溜めない方法など、様々な観点から解説していきます。
スフィンクスの平均寿命は?
スフィンクスの平均寿命は、12~14歳と言われています。
しかし、海外には30歳をこえた猫ちゃんもいたそうです。
環境や愛情のかけかたによってはこの寿命をこえることもあるので、しっかりとお世話してあげましょう。
スフィンクスの寿命と長生きするコツ
スフィンクスは、平均で12~14歳生きることができると言われています。
猫ちゃんに平均寿命よりさらに長く生きてもらうために私たちができることはなんでしょうか。
ここでは長生きのコツを紹介していきます。
まず、できるだけ家の中で飼うようにしましょう。
外で暮らしている猫ちゃんは様々な雑菌や寄生虫などが付着しやすくなり、病気になりやすいです。
また、車などによる交通事故や他の猫ちゃんとの喧嘩による怪我など、寿命を縮める要因となるものが非常に多く危険です。
危険な外の世界はできるだけ避けて、家の中で大切に育ててあげましょう。
最後に、一匹だけ飼う場合でも、去勢や避妊手術は必ず行いましょう。
不妊手術を行わないことで発情期が起き、体力を奪い、気力を低下させます。
早めに不妊手術を行うことで防げる病気もあります。
長生きしてもらうためにも、子猫のうちに不妊手術を行うようにしましょう。
このように私たちができることから行動していき、猫ちゃんとの生活を長く幸せに暮らせるようにしたいですね。
スフィンクスのかかりやすい病気は?
スフィンクスがかかりやすいと言われている病気には、蕁麻疹、耳かいせん病、中耳炎などがあります。
スフィンクスは毛がなく皮膚が直接空気にさらされているので、蕁麻疹をはじめとした皮膚の病気にとてもかかりやすいです。
皮膚の病気の原因は怪我や外部からの刺激であったりアレルギー反応であったり感染であったり、さまざまです。
皮膚の病気にかかるとかゆみや発疹が出て、猫がしきりに体をかいたり体をこすりつけたりします。
スフィンクスの場合、体を守る皮膚がないので掻くとさらに皮膚が傷つき疾患が悪化することもあります。
次に紹介する耳かいせん病という病気は、耳疥癬虫、別名ミミヒゼンダニというダニの1種が耳に寄生することで発症します。
子猫が特にかかりやすいと言われています。
激しいかゆみが起こり、猫があちこちに耳をこすりつけたりひっかいたりします。
このことにより皮膚が炎症を起こし、外耳炎を併発することもあります。
最後に紹介するのは、中耳炎です。
外耳炎の悪化や慢性化により発症することが多いです。
症状としては耳のかゆみ、痛みがでるので頭を振ったり耳を気にして頻繁に掻いたりします。
痛みが強くなると元気がなくなり触られるのをいやがったりします。
スフィンクスのかかりやすい病気のサイン
蕁麻疹などの皮膚の病気にかかるとかゆみや発疹が出てきます。
そこで、猫がしきりに体をかいたり体を物にこすりつけたりしていたら、病気のサインかもしれません。
すぐに病院に連れていってあげましょう。
次に耳かいせん病は耳に激しいかゆみが起こるので、猫があちこちに耳をこすりつけたりひっかいたりします。
このサインは中耳炎も似ています。
中耳炎も、耳のかゆみ、痛みがでるので、頭を振ったり耳を気にして頻繁に掻いたりします。
痛みが強くなると元気がなくなり触られるのをいやがったりします。
このような様子が見られたら、すぐに病院に連れて行ってあげましょう。
病気の予防法と対処法
次に、先ほど紹介したかかりやすい病気の予防法と対処法についてお話しします。
まずは、皮膚の病気についてですが、スフィンクスは、毛がない分、皮膚の異常には気づきやすいです。
少しでもいつもと違う様子、特に身体をかゆがっている様子があったらすぐに獣医さんに連れて行きましょう。
また、皮膚を清潔に保つことが1番の予防法なので、家の中の猫ちゃんの生活スペース、特に寝床などは日常的に掃除をして、清潔にしておいてあげましょう。
次に紹介する耳かいせん病の治療としては、ダニを根絶することが1番ですが、完全に根絶するのに数週間かかります。
ですから、症状がおさまっても最後まで病院で治療を受けましょう。
ひっかき傷を防ぐため足に靴下をはかせたりエリザベスカラーを装着させて対処します。
最後に中耳炎についてです。
治療としては抗生物質などの薬の投与を病院で行いますが、悪化していると外科手術を行うこともあります。
予防法としては、中耳炎のもととなる外耳炎にかからないようにすることや、外耳炎になったら早期に対処して中耳炎に発展しないよう注意することです。
スフィンクスの老化のスピード
スフィンクスは平均寿命からすると人よりも7~8倍のスピードで歳をとります。
私たちよりも短い命だからこそ、幸せにその命を全うできるように私たちができることをしていきましょう。
スフィンクスの老化に伴う外見の変化
ここでは老化に伴う外見の変化を紹介します。
スフィンクスは猫ちゃんですが、人に似た老化に伴う外見の変化が現れます。
例えば、歳をとるにつれ、動きがゆっくりになったりします。
また、老化にともなう病気の代表、白内障の影響で、目の中が白くなってくることもあります。
代謝が悪くなってくるので肥満にも十分気をつけましょう。
老化しても可愛いことと飼い主が大好きなことは変わりないので、大切に最後まで飼い主と過ごさせてあげましょう。
老猫におすすめの食べ物は?
身体のあちこちが悪くなってくる老猫にとって、病気を防ぎ長生きするためには良質な栄養をとることはとっても大切です。
良質なたんぱく質やミネラル、脂質を適度に取ることが特に大事になってきます。
最近はキャットフードも進化して、しっかりとした栄養バランスの老猫用キャットフードも発売されています。
年齢に合わせて、老猫用のキャットフードをチェックしてみてあげてください。
食べる内容も大切ですが、まずは食べないと栄養はとれません。
歳をとってくると、食欲がなくなり栄養を取れなくなることが多いです。
まずは猫ちゃんがしっかりと食べてくれるように工夫しましょう。
食べやすくするために、キャットフードをお湯でふやかしたり、食欲をアップさせるために、かつおぶしや猫用ふりかけなど猫ちゃんの大好物をトッピングしてあげるのも良いでしょう。
ストレスをかけないために飼い主が出来ること
スフィンクスにできるだけストレスをかけないため、私たちができることはなんでしょうか。
まずは、運動不足による肥満や、病気のストレスを予防するためにしっかり運動させ、病院に定期的に通いましょう。
また、飼い主さんと遊ぶ時間をしっかりとってあげましょう。
好奇心旺盛で、活発なスフィンクスは、飼い主さんとの触れ合いの中で幸せを感じ、ストレスを発散できると思います。
そして、毎日の触れ合いの中で、普段と違うところを発見したり、病気のサインを逃さずキャッチしたりしてきましょう。
スフィンクスの寿命に関するまとめ
無毛という珍しい特徴が目をひくスフィンクス。
かつ、賢く好奇心旺盛な猫ちゃんスフィンクスついて、色々と紹介しました。
様々なかかりやすい病気や、ストレスをかけないコツなど学べましたね。
スフィンクスは、無毛という珍しい猫ちゃんなので、なかなか飼うのが難しそうと思いがちですが、そんなことはありません。
まずは定期的な健康診断や、日々のケアなど動物を飼うにあたって基本的なことをしっかりとしてあげましょう。
猫ちゃんと長く幸せに暮らせるように私たちができることを勉強し、実行していきたいですね。