ネベロングの寿命はどれくらいなのでしょうか?
もちろん、愛猫にはいつまでも健康で長生きしてほしいと思いますよね。
そこで、ネベロングのかかりやすい病気やその予防法、猫種に合ったストレスを溜めない方法など、様々な観点から解説していきます。
ネベロングの平均寿命は?
美しいブルーの被毛と緑色アーモンドの様な形の目が特徴のネべロングの平均寿命は15年~18年と言われています。
猫種の中では比較的長い方ですが、平均寿命はあくまでも1つの目安なので飼育環境や猫の体質、病気などで寿命は大きく変化します。
ネべロングが長生きできる様に飼育環境などを整えましょう。
ネベロングの寿命と長生きするコツ
ネべロングの平均寿命15年~18年を延ばすにはいくつかのポイントを参考にする必要があります。
「運動と食事のバランス」、「定期的なお手入れ」、「落ち着いた環境」です。
運動不足は愛猫にとって大きなストレスとなります。
しっかりと運動をしないと落ち着きが無い状態になり家の中でも悪戯をしたり破壊的行動が増えたりします。
室内飼いの猫にはキャットウォークやおもちゃなどを与えてあげましょう。
食事は与え過ぎると肥満の原因になります。
いつも食事が取れる状態は避けて時間と量を決めて与えるようにしましょう。
食事時間以外でお腹が減った様子ならおやつを与えても良いですよ。
ネべロングは長毛種ですが比較的被毛のお手入れは簡単です。
1日に1、2度コーミングやブラッシングをして抜け毛を取ってあげると良いでしょう。
最適な頻度でお風呂に入れてあげる事も大事ですよ。
シャンプーは弱酸性のものかベビー用を使用しましょう。
綺麗好きで神経質な一面があり、落ち着かない環境ではトイレをしない事があります。
排泄の我慢は膀胱炎などの原因にもなるので静かで落ち着いた環境にトイレを設置してあげましょう。
ネベロングのかかりやすい病気は?
ネべロングがかかりやすい疾患は様々ですが、知識として覚えておく事は発症を早期発見する為にとても重要です。
重要性の高い病気だけでも覚えておきましょう。
膀胱から尿道口をつなぐまでのどこかに結石などを生じてしまう尿酸塩尿石症、ストレスで体の一部を舐め続けてその場が脱毛したり炎症を起こす舐性皮膚炎、毛玉が上手く吐き出せない毛玉球、生まれつき音に対する反応が鈍い先天性難聴や角膜に黒い沈着が見られる猫特有の病気角膜黒色壊死症などがあります。
ネベロングのかかりやすい病気のサイン
ネべロングがかかりやすい病気には様々な初期症状があります。
飼い主が日頃より健康チェックをしてこの初期症状を発見する事で早期治療に入れるのです。
尿酸塩尿石症は結石ができた場所により症状が違います。
ただ排尿回数が少なくなったり排尿時の痛みで鳴いたりします。
毛玉球は食欲不振、下痢、便秘、何も出ない嘔吐、腹部への接触拒絶などがあります。
舐性皮膚炎はいつもよりグルーミングが多いな、また同じ所えお何度も舐めていると感じたら要注意です。
先天性難聴は音に対する反応が鈍かったり、声を掛けても気が付かなかったり、まっすぐ歩かないなどの症状が現れます。
角膜黒色壊死症は角膜が壊死して黒くなり、その黒い部分は厚くなっていき脱落することがあります。
脱落すると角膜に大きな潰瘍ができたり角膜すべての層が欠損し眼球に穴が開く角膜穿孔という状態になったりします。
病気の予防法と対処法
ネべロングがかかりやすい病気は様々ですが、予防できるものは予防し、予防できないものは早期発見と治療が必要となります。
尿酸塩尿石症の予防として食事はマグネシウムが少ないフードを選んで与える様にしましょう。
冬場の季節は猫の活動性が低くなる為、飲水量が減り結石の原因を作ります。
尿結石を発症した場合カテーテルを尿道から挿入し尿道内を洗浄したり、食事を改善する治療法があります。
しかし、尿結石になって尿が出なくなってから2~3日経過すると尿毒症という病気を発症している可能性があります。
その場合結石の治療より尿毒症の治療が最優先となります。
毛玉球は毛玉除去剤を舐めさせたり、タンパク質分解酵素剤を投与して治療を行います。
舐性皮膚炎はまずストレスとなっている原因を取り除く事から始めましょう。
体を舐めてしまう場合は洋服を着せてあげると舐めすぎてしまう事を予防できます。
角膜黒色壊死症は発症原因がはっきりとはわかっていません。
慢性的な角膜への刺激、猫ヘルペスウィルス感染、眼瞼内反症、涙膜異常、乾性角結膜炎、角膜の変性、遺伝的要因が関わっていると言われています。
発症した場合は関連が考えられる病気の治療から始まり、抗生剤点眼、アセチルシステイン点眼、エリザベスカラー装着などの治療を行います。
先天性難聴は予防法も有効な治療法も無いのが現状です。
早期発見と耳が聞こえない事で起きる事故などを予防する為に飼育環境を整えましょう。
ネベロングの老化のスピード
平均寿命が15年~18年と言われているネべロングは老齢化が始まると寝ている時間が増えたり、行動が鈍くなったり、外出していた猫は外出回数が減ったり、耳が遠くなったり、グルーミングをあまりしなくなったり、体にハリが無くなりお腹に弛みが出たりします。
この様な症状が出るまでには個体差がありますが、8歳を過ぎたら愛猫の様子を注意して見る様にしましょう。
ネベロングの老化に伴う外見の変化
ネべロングは元より遊び好きで活発な猫なので老齢化が進んでも見た目では気が付かない事が多いでしょう。
老齢化が進むと猫の外見は筋肉のハリがなくなったり、皮膚が下がったりします。
グルーミングをあまりしなくなるので若い時と比べると体が汚れがちになる事があるでしょう。
関節も弱り、歩行もゆっくり歩くようになります。
老猫におすすめの食べ物は?
ネべロングの老齢化が進むと、いつものフードを残したり全く食べなくなる日もあります。
その場合フードを変える必要があるので老描に必要な栄養素が含まれたフードを選びましょう。
今までは老描には低タンパクのフードを与えると良いとされてきましたがそれは間違いで、老描こそ多くのタンパク質を必要とする事がわかりました。
内臓への負担を考え無添加なものを選ぶ事も忘れてはいけません。
そして歯が弱くなってくるのでドライフードよりウェットフードを与える方が良いでしょう。
高品質なタンパク質が多く含まれていて、適度に脂質とミネラルが含まれ、添加物が少ないフードを愛猫に与える様にしましょう。
ストレスをかけないために飼い主が出来ること
ネべロングに限らず、猫は繊細な生き物で少しの事ですぐストレスを感じてしまいます。
触って欲しくない時に触られたり、理解ができない大きな音や同居している動物との相性、餌が足りなかったり、引っ越しや衣替え、新しい家具の購入などでの環境の変化、隠れる場所が無かったり、カーテンを閉め切っていたり、来客、香りが強い芳香剤、不清潔なトイレ、スキンシップ不足などがあります。
ストレスが溜まり過ぎると攻撃的になったりするので気をつけましょう。
ネベロングの寿命に関するまとめ
ネべロングは陽気で活発に遊び回る事が好きな性格です。
少々人見知りをしますが慣れれば問題ないでしょう。
飼い主があまり家におらず留守番の時間が多いと拗ねて無視をする事もあるのであまり独りぼっちにしない様にしましましょう。
飼い主の事を深く信頼し、犬並みの忠誠心を持つので愛くるしい表情を飼い主には沢山見せてくれるでしょう。
とても綺麗好きな猫なのでお手入れもあまり気にしなくても大丈夫でしょう。
そんなネべロングの飼育環境を整えて長生きを目指しましょう。