口を開けた猫

猫が威嚇する原因と正しい対処法を伝授!もしかして病気が原因?

今回は猫が飼い主や他の人間、動物に対して威嚇をやめない原因や正しい対処法についてご紹介します。もしかしたら何かの病気を抱えている可能性もあるため飼い主さんはしっかり理解しましょう。

その愛くるしい表情と自由気ままな仕草で私達人間を和ませてくれる猫。

中には複数の猫をペットとして飼っている方も少なくないと思います。

しかし、時折家に来客が来た際や一緒に遊んでいる際に突然「シャー!」という声を立てて威嚇をされた経験のある方もいるのではないでしょうか。

確かに日頃から可愛がっている飼い猫から威嚇されたら相当ショックかと思いますがそこには必ず原因があります。

猫と飼い主が良好な関係を築くためにもその原因や対処法について予め知識を深めましょう。

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猫の威嚇行動

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猫は一日の大半を寝たりゴロゴロして過ごす非常に大人しい動物として知られています。

しかし、そんな猫でも時には毛を逆立てて低い姿勢になり牙をむき出しながら「シャー!」という声を立てて威嚇をします。

同じネコ科の動物であるライオンを見ても分かる通り、本来は群れを成し縄張りを張りながら狩りをして生きている動物なため敵が近づいてきた際などに防御本能で威嚇をします。

そのため、普段ペットとして飼っている可愛らしい猫が威嚇をしてもなんら不思議ではないのです。

猫が飼い主に威嚇をやめない原因とは?

いくら猫の習性だからと言っても毎日お世話をしている猫に威嚇されたらかなりショックですよね。

しかし、猫が威嚇するのにはいくつかの原因があります。

その主な4つの原因について見ていきましょう。

原因1:恐怖感や不安感を感じている

猫が威嚇をする1つ目の原因として考えられるのが、恐怖感や不安感を感じている場合があります。

ペットとして飼っている猫は室内で放し飼いされているケースが多いため、新しいものや人間にとても敏感です。

そのため、突然外から大きな音が聞こえてきたり来客などがあると恐怖感からびっくりして威嚇をすることがあります。

また、猫はもともと群れで生活していた動物なため長時間一人で過ごしていると不安感を感じやすいです。

その結果周りの人間に対して自分の存在を知らせるために威嚇をすることも珍しくはありません。

原因2:相手に対して反感を持っている

飼い主がいくら愛情を注いでいるつもりでも猫との信頼関係がしっかり築けているとは限りません。

このことから飼い主も含め信頼していない対象に反感を持っていることによって威嚇をします。

猫は人間に対しても好き嫌いのあるという性格を持っています。

そのため、例えば家族の一部の人間に懐いていたとしても反感を持っている、もしくは性格の合わないメンバーもその家族の中にいることでしょう。

また、普段は大人しいが毛づくろいや体を触ると威嚇される場合はその行為自体嫌っている可能性もあるので、飼い主はそれらのケアに関しても注意する必要があります。

原因3:自分の縄張りに入られた

冒頭でも述べたように、猫は本来縄張りを張って生活していた動物であり自分の居心地の良い空間やテリトリーというものを重要視します。

そのため、たとえどんなに信頼している飼い主でも無断でその空間に侵入してきた際に威嚇して追い払おうとします。

私達人間でも自分の空間に他人がズカズカと土足で踏み込んできたら居心地が悪いですよね。

猫も一緒で猫の縄張りやテリトリーというのは休息やリラックスするための唯一の空間なので、たとえ睡眠中でもちょっかいを出したりするのはやめましょう。

原因4:体調不良や病気の可能性

猫が威嚇をする原因としては以上で挙げた3つが主な原因に当てはまりますが、体調不良や病気など体に異変を感じている際に行う威嚇もあります。

なぜそのような状態の時に威嚇をするのかというと、これも猫の本能的な理由が関わっており猫は自分の弱みを他人や他の動物に悟られることを嫌う動物です。

人間もしくは動物問わず弱みを見せたら攻撃されるという感情があるため、あえて威嚇をすることによって相手を遠ざけようとします。

また、妊娠中もしくは出産直後の母猫は子供を守るために特に神経質になっていることが原因で威嚇をすることがあります。

いずれにしても何故威嚇をするのかその判断をすることも飼い主の重要な役割です。

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猫が威嚇をする際の正しい対処方とは?

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威嚇は猫本来の習性であるため完全にやめさせることはできません。

しかし、威嚇を頻繁にする、威嚇した後に攻撃してくることがあるといったケースの場合は対処法について考えなければなりません。

まずは落ち着いて様子を伺う

原因は何であれ猫が威嚇してくる際の正しい対処法として、まずは落ち着いて様子を伺いながら猫がどんなことに対して威嚇をしているのか判断することが大切です。

というのも、その原因によって対処法が異なりますし、仮に病気の場合は専門機関にすぐ連れて行く必要があるからです。

猫は自由気ままに生きているため、飼い主や外的なことによる些細な行動でも敏感に反応し怒りやストレスを感じてしまいます。

猫と一緒に遊びたい気持ちは理解できますが寝ている際に触らない、むやみにスキンシップをしないなど不必要な干渉をしないことも猫との一つのコミュニケーションです。

驚かす・無視する

猫の方から一方的に威嚇をしてくる際に具体的な正しい対処法としては威嚇されたら猫を驚かす、もしくは無視することがポイントになります。

例えば、猫が威嚇してきた際に両手をパチッと鳴らしたり猫に霧吹きを掛けたりして猫を驚かせます。

また、猫と目を合わさずに無視することも効果的です。

これらの行為を猫が威嚇してくる際に繰り返すことによって、猫は飼い主が威嚇が通じない相手であると思い込み自然と控えるようになります。

猫を叩いたり驚かしすぎるのは絶対にしてはいけません。
猫にとってストレスの原因になるためやめましょう。

猫が威嚇をやめない原因とは?まとめ

今回は猫が威嚇する主な原因や正しい対処法について詳しく説明してきました。

猫が見知らぬ相手だけでなく日頃から接している飼い主に対しても威嚇をする原因のほとんどは恐怖心を感じる時や自分の縄張りに誰かが侵入した際など、猫本来の習性や本能が大きく関わっています。

しかし、それ以外にも体に何か不調がある際や病気を抱えてる時にも威嚇をすることがあるため、飼い主はそれらのサインにしっかり気づき正しい対処をする必要があります。

威嚇も含め猫との関係に不安を抱えている場合は以上で紹介したことを是非参考にして大事なペットである猫と良好な関係を築いて下さい。

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