猫の病院嫌いを克服

ペットと家族のためのペット保険の選び方と人気の内容を比較してみた

ペットの健康管理はもちろんですが、近年ペットも寿命が長くなり、動物病院に通う方も増えています。そんな時に、心配なのは診察や治療にかかる費用についてです。今回は、数多くあるペット保険から人気上位のペット保険を比較していきます。

近年、動物医療やフードの向上から、長生きするペットが増加しています。

しかし、それに伴って動物病院を受診する機会も増加傾向にあります。

実際に動物病院へ行くと、思っていたよりペットの医療費が高額で、急な出費に戸惑う方も多いようです。

今回は、万が一に備えて大切な家族であるペットの保険の選び方と、人気のペット保険を比較していきます。

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ペット保険の選び方

寝そべる犬

現在、数多くの損害保険会社などが、ペット保険を販売しています。

そのため、どの保険に加入しようか迷うのと同時に、どういった内容を見て比較すればいいのか分かりづらいですよね。

まずは、ペット保険を選ぶ時に、どういった点を基準に選ぶと良いか解説していきます。

商品内容

保険会社によって、補償してくれる内容は異なります。

主な補償内容は、入院・手術・通院の3つです。

一般的に、ワクチン接種や健康診断、避妊・去勢手術は病気に対する予防となるため、保険適用外となる場合がほとんどです。

保険会社によっては通院・入院・手術以外にも補償制度を用意しているところもあるため、加入を検討しているペット保険の商品内容をよく比較して、ご自身のペットに合ったものを選ぶようにしましょう。

割引制度

通院や入院、手術が過去1年間なかった場合や、長期間に渡り保険に加入している場合、多頭飼いをしている方に、割引制度を用意している保険会社もあります。

ただし、割引制度は保険会社が定めるもののため、こういった割引制度がない会社もあります。

多頭飼いで2匹以上加入を検討している場合、月々の保険料が心配な方もいらっしゃいますよね。

こういった割引制度がある保険会社も、候補の一つとして選ぶと良いかもしれません。

保険割合や保険料

ペット保険は、人の健康保険と同じように、かかった医療費の50%や70%などの一定の割合で、保険量を負担するものが主流となっていますが、1ヶ月や1年間の間に、保険を適用できる上限回数や上限日数、手術に関しても上限回数や上限金額が定められているものが、ほとんどです。

また既往歴のある病気に関しては、保険適用されないケースもあります。

そのため、愛犬や愛猫の体調に合わせた保険会社選びが重要です。

人気のペット保険

各会社によって、対応しているペットや保険金、補償割合は異なります。

補償内容や、毎月の保険料については、後程まとめて比較していきます。

まず、人気上位のペット保険についてご紹介します。

フリーペットほけん(FPC)

株式会社FPCより販売されている、犬・猫用のペット保険です。

補償割合は、70%補償と50%補償の2種があり、契約の際に、飼い主さんが選択できるようになっています。

フリーペットほけんでは、小型犬・中型犬・大型犬・猫の分類となっており、品種に関係なく、大きさとペットの年齢によって、月々の保険料が決定されます。

また9歳を過ぎると、終身補償となり12歳以上からは保険料の変動がありません。

補償内容は、入院・通院・手術の3つが補償されます。

保険金の請求方法は、郵送での請求です。

多頭飼い割引などの、割引制度はありません。

引用:フリーペットほけん(FPC)

PS保険

ペットメディカルサポート株式会社より販売されている、犬・猫用のペット保険です。

補償割合は、50%補償、70%補償、100%補償の3種類から、飼い主さんが選択できるようになっています。

PS保険は、犬は犬種と年齢別に金額が設定されており、猫は猫種や大きさは関係なく、年齢によって月々の支払金額が異なります。

PS保険では、通院・入院・手術補償と車イスの補償があります。

車イス補償とは、事故などで歩行困難になった場合、車イスなどの装備・装具費用を補償してくれる制度です。

保険金の請求方法は、郵送での請求となります。

インターネット申し込みで保険料が抑えられるようですが、多頭割引などの制度はありません。

引用:PS保険

うちの子(アイペット損保)

アイペット損害保険株式会社より販売されている、犬・猫用のペット保険です。

ペット医療費用保険「うちの子」と、ペット手術費用保険「うちの子ライト」の2種類があります。

ペット医療費用保険「うちの子」は、通院・入院・手術の補償内容で、補償割合は50%補償と70%補償の2種類あります。

ペット手術費用保険「うちの子ライト」は、手術を含む連続した入院の補償をするもので、補償割合は、90%補償のみです。

どちらに加入するか、またペット医療費用保険の補償割合は、飼い主さんが選択できます。

うちの子では、年齢・品種によって月々の保険料は異なります。

保険金の請求方法は、アイペット損保より保険証が発行されるため、対応している動物病院であれば、その場で保険金の請求が行えるようになっています。

多頭割引や1年間保険金請求がなかった場合の、無事故継続割引の割引制度もあります。

引用:うちの子

人気のペット保険を比較

2匹の犬の散歩

各保険会社に特色がありますが、主に取り扱っているペットは犬・猫がやはり多いようです。

次に、この3社の保険について保険料・割引制度・補償内容・請求方法の4点に焦点を当てて、比較していきます。

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保険料

まずは気になる保険料から見ていきたいと思います!

ペットのためには高額な保険に入るべきなのかな…と思ってしまいますが、家計を圧迫してしまっては素も子もありません。

内容と十分払える保険料というのも動物保険を選ぶポイントとしてみていきましょう。

フリーペットほけんの保険料

年齢のみで算定されます。

50%補償の場合、4歳以下であれば、一律1,590円。

5~8歳は、一律2,390円。

9歳以降からは、それぞれに金額が設定されています。

PS保険の保険料

PS保険は、猫種での違いはありませんが、犬種や年齢によって算定されます。

人気のトイプードルであれば、1歳で50%補償の場合、月々1,430円。

1歳の猫の場合、50%補償だと月々1,320円となります。

年齢によって変動するため、同じ補償金額でもトイプードルが3歳になると、月々1,730円。

猫も同じ補償金額で、3歳の場合の月々の支払金額は、1,580円となります。

うちの子の保険料

うちの子は、猫種・犬種・年齢によって算定されます。

50%補償でトイプードル1歳の場合、月々2,300円。

同じく50%補償で1歳の猫の場合、月々2,280円となります。

保険料を比較した結果

1番家計に優しいのはフリーペットほけんです。

一見、PS保険が安く見えますが、年齢が上がるごとに保険料も高くなるため、年齢のみで金額が変動するフリーペットほけんが、お得と言えます。

割引制度

フリーペットほけんとPS保険は、割引制度がありません。

しかし、PS保険ではインターネット申し込みで保険料を抑えることはできるようです。

うちの子には、多頭割引と無事故継続割引があるため、割引制度に着目すると、うちの子がお得と言えます。

多頭飼いで複数契約を考えている方は、うちの子だと安心ですね。

補償内容

全ての保険会社で、通院・入院・手術の補償があります。

保険料と保証内容について十分なものを選んだり、普段の生活においてありうるリスクを考えた上で加入するのもポイントです。

フリーペットほけんの保証内容

フリーペットほけんでは、通院にかかる1日あたりの支払限度額は12,500円、年間30日間まで補償。

入院では、1日あたりの支払限度額125,000円、年間3入院まで補償。

手術は、1手術あたりの支払限度額は100,000円、年間1手術までの補償です。

PS保険の保証内容

PS保険では、通院にかかる1日あたりの支払限度額が10,000円、年間最大20日までの補償。

入院は、1日あたりの支払限度額が20,000円、年間最大30日までの補償。

手術は、1回あたりの支払限度額が100,000円、年間2回までの補償です。

うちの子の保証内容

うちの子では、50%補償の場合、1日あたりの支払限度額が12,000円、年間22日までの補償。

入院は、1日あたりの支払限度額が12,000円、年間22日までの補償。

手術は、1日あたりの支払限度額が100,000円、年回2回までの補償です。

うちの子ライトでは、手術は、手術1回につき10日間の入院まで補償されます。

手術1回の支払限度額は500,000円で、年間2回まで補償が適用されます。

保証内容の比較結果

比較してみると、通院はフリーペットほけん、入院はPS保険、手術はうちの子ライトがお得なようです。

しかし、PS保険には車イス補償があり、これは最大100,000円までの補償されます。

椎間板ヘルニアなどの疾患が多く見られる品種には、PS保険に加入すると、万が一の時に役立ちます。

このように、補償内容もどこに重点を置くかで保険を比較してみると、はっきりとした違いがあることが分かります。

請求方法

フリーペットほけんとPS保険は、郵送での請求です。

うちの子では、アイペット損保に対応している動物病院であれば、保険証の提示をすることで、その場で補償分を引いた診療費のみの支払いができます。

後日の手続きも必要がなく、その場で精算できることから、比較すると一番手軽なのは、うちの子ですね。

おすすめの補償割合

50%や70%など、ペットの補償割合も保険会社によって様々です。

補償割合によって、1日あたりの支払限度額や回数が変わるものも、変わらないものあります。

最後に、どんな方におすすめなのか、補償割合別に解説していきます。

50%補償がおすすめなのはこんな方

補償割合50%は、初めての加入で不安な方や、まだ愛犬や愛猫が若く通院や手術などに備えて「お守り」として入りたい方におすすめです。

月々の保険料もあまり高くなく、不測の事態が起こった時に補助がある安心感があります。

保険会社によって異なりますが、フリーペットほけんやPS保険では、保証割合が違っても、1日あたりの上限金額などは同じものもあります。

70%補償がおすすめなのはこんな方

補償割合70%は、愛犬や愛猫が病気にかかる恐れがある場合や、月々の負担額は少し多くても、いざという時にしっかりとした補償を受けたい方におすすめです。

動物病院は、自由診療のため、動物病院によって検査や手術の値段が大きく違う場合が多く、不安になることもあります。

そういった時に、70%補償に加入していると安心ですね。

まとめ

病気や怪我は、何時どんな時に起こるか分かりません。

最近では、ペットショップでも保険加入を勧めるようになっています。

可愛い愛犬や愛猫のための万が一に備えて、ペット保険は非常に重要です。

また近年ペット保険を取り扱う会社も増えているため、ペット保険の加入を考える際は、必ず、どういった内容に重点を置くかを決めて、比較し検討しましょう。

たくさんあるペット保険の中から、ぜひ家族に合ったペット保険をこの記事を参考に、検討してみてください。

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