愛犬に良質のドッグフードを食べさせてあげたいと、フード選びに奮闘している飼い主さんも多いでしょう。
特に子犬の時期であれば、しっかりと栄養の摂れるものを選ぶ必要がありますね。
ウェルネスは質がいいフードで下痢が改善されると評判ですが、販売されている店舗が限られています。
そこで今回は、ウェルネスドッグフードの原材料や成分から子犬にもおすすめなのかと、口コミについて調べてみたので参考にしてくださいね!
ウェルネスとは?
ウェルネスは、アメリカにあるウェルペット社の製造するナチュラルドッグフードです。
アメリカの有名なペット専門誌「The Whole Dog Journal(ホールドッグジャーナル)」に15年連続で推奨されているフードで、アメリカでは人気の高いドッグフードですが、日本では販売されているお店が少ないため知らない方も多いのではないでしょうか。
まず最初に、ウェルネスのドッグフードの特徴を知っておきましょう。
ウェルネスは厳選した自然素材だけを使用
ウェルスのドッグフードは、ナチュラルドッグフードです。
肉副産物などの粗悪な原材料を使用してないほか、着色料や香料、人工的な酸化防止剤などの人工添加物は一切使用していません。
総合栄養食のため、ミネラルやビタミン類は添加していますが、どのプレミアムフードでも見られる自然由来の安全なものなので、特に心配する必要はありません。
お腹の調子を整える
ウェルネスのドライフードには、生きた乳酸菌が配合されています。
ほかにも、腸内の善玉菌のエサとなるプレバイオティクスの成分も含まれているため、腸内環境を整えてくれる効果が期待できます。
毎日与えることで便秘や下痢といった腸内トラブルの予防にもなります。
穀物使用フードと穀物不使用フード
ウェルスには、玄米・白米・大麦などの穀物を使用したドッグフードと穀物不使用(グレインフリー)のドッグフードがあります。
グレインフリーのドッグフードは注目されていますが、毎日グレインフリーのドッグフードだけを食べ続けるのは犬の健康にとってはマイナスなことも。
最近になって、グレインフリーのドッグフードを食べ続けた犬は腎臓に負担がかかっていることや、小型犬の拡張型心筋症の発症が多いことも問題となり、現在FDA(米食品医薬品局)が詳細を調査中です。
穀物アレルギーでない限りは、グレインフリーにとらわれることはありません。
ウェルスのドッグフードに使用される穀物は、比較的アレルギーを起こしにくい玄米・白米・大麦と配慮しながら愛犬の健康をサポートしたドッグフード作りを行っているのです。
ウェルネスの豊富なラインナップ
ウェルスのドッグフードは、豊富なラインナップも特徴です。
ドライフードだけでも4シリーズあり、ウェットフードも2シリーズありますが、ここでは毎日のご飯に欠かせないドライフードシリーズを見ていきましょう。
ウェルネスシリーズ
成犬用(1~6歳) | 骨抜きチキン&オートミール |
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高齢犬用(7歳以上) | 骨抜きチキン&大麦 |
超小型犬(5kg以下)成犬用(1~6歳) | 骨抜きチキン&玄米 |
超小型犬 体重管理用(1~6歳) | 骨抜きチキン&玄米 |
超小型犬 高齢犬用(7歳以上) | 骨抜きチキン&オートミール |
小型犬 子犬用(離乳期~1歳) | 骨抜き七面鳥&オートミール&サーモンミール |
小型犬 成犬用(1~6歳) | 骨抜き七面鳥&オートミール |
小型犬 成犬用(1~6歳) | 白身魚&オートミール |
小型犬 体重管理用(1~6歳) | 骨抜き七面鳥&玄米 |
小型犬 高齢犬用(7歳以上) | 骨抜き七面鳥&えんどう |
ウェルネスの基本のドッグフードシリーズです。
体の大きさや体重、年齢で分けられているため、選びやすいですね。
ウェルネスコアシリーズ
小型犬 子犬用(離乳期~1歳) | 骨抜き七面鳥 |
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子犬用(離乳期~1歳) | 骨抜きチキン |
小型犬 成犬用(1~6歳) | 骨抜き七面鳥 |
小型犬 成犬用(1~6歳) | オーシャンフィッシュ |
小型犬 体重管理用(1歳以上) | 骨抜き七面鳥 |
小型犬 高齢犬用(7歳以上) | 骨抜き七面鳥 |
ウェルネスコアシリーズは、高たんぱく質で穀物不使用(グレインフリー)のドッグフードです。
子犬から高齢犬までの年齢別に分けられており、穀物アレルギーに配慮して原材料にお米や玄米を使用していません。
ウェルネス穀物不使用シリーズ
小型犬 子犬用(離乳期~1歳) | 骨抜きチキン |
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小型犬1歳以上用 | 骨抜き七面鳥 |
全犬種用1歳以上用 | 白身魚 |
ウェルネス穀物不使用シリーズは、その名の通り穀物不使用(グレインフリー)のドッグフードです。
お米や小麦を使用していないため、グレインフリーのドッグフードを試してみたい方にもおすすめです。
ウェルネスシンプルシリーズ
小型犬 成犬用(1歳以上) | サーモン&じゃがいも穀物不使用 |
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全犬種用 体重管理用(1歳以上) | サーモン&じゃがいも穀物不使用 |
全犬種用 成犬用(1歳以上) | 骨抜き七面鳥&じゃがいも穀物不使用 |
全犬種用 成犬用(1歳以上) | ラム&オートミール |
全犬種用 成犬用(1歳以上) | ダック&オートミール |
ウェルネスシンプルシリーズは、動物性たんぱく質源を1種類に限定して原材料をできるだけシンプルにし、食物アレルギーに配慮したドッグフードです。
肉類や魚類にはアレルギーが起こりにくいものを使用しているため、ほとんどのお肉でアレルギーが出てしまうという愛犬にも安心ですね。
ウェルネスのドッグフードの口コミは?
さてここで、気になるのは実際に使用した人の口コミです。
ウェルネスのドッグフードで下痢が改善されたという評判を耳にしますが、下痢の改善のほかにどんな口コミがあるのか見ていきましょう。
ウェルネスの良い口コミ
アメリカの「2019年良いドッグフードランキング」的な記事をいくつか比較していたところ、ウェルネスのフードが散見されたこと、また、豆類の入っているフードが心臓疾患の原因になるという記事を読み、豆類を多く使用していないフードということで購入してみました。
食い付きよく、数ヶ月経ちますが飽きないようです。また、焦げ茶でも淡くもないきれいな茶色で、バナナくらいの柔らかさの理想的な便です。
引用: 楽天
高タンパク質なのに脂肪が少なくて、心臓病なうちの子には大変心強いご飯です。これ以上バランスの良いフードはなかなか見つからないです。
引用: 楽天
カニンヘンとミニチュアダックスを飼っています。お腹が緩くなることがあって、色々なドッグフードを食べてきましたが、二匹共にウェルネスを食べて、お腹の調子が良くなりました。
引用: 楽天
ウェルネスの良い口コミには、
- 食いつきがいい
- お腹の調子が良くなった
- 粒の小ささがいい
- 子犬にも安心して与えられる
といった内容がとても多かったです。
ウェルネスの悪い口コミ
大粒なうえ硬いドライフードなのでちょっと高齢犬のために作られた餌っぽくはないですね。
案の定うちの老犬は嫌がって食べてくれませんでした。
砕いて他の湿り気があるエサに混ぜれば食べますが手間がかかるので今後はあえてこれを選ぶことはないでしょう。
引用: Amazon
成分的にはあげ続けたいものなのに半分しか食べてくれず、ウェットフードなどトッピングとしてあげると食べてくれました。
老犬には粒が大きいみたいです。
引用: Amazon
“七面鳥ミール”と“チキンミール”と成分にあるんですけど副産物ではないんですかね?
グレインフリーだから安全な成分だけ!とは言えないと思います。
それでも安全なミールもあると信じたいけど、副産物は避けるのも難しいのかもしれないですね。
引用: Amazon
ウェルネスの悪い口コミとしては、
- 粒が大きすぎる
- フードが硬い
- ミールが心配
- 下痢になった
というものでした。
悪い口コミは少なかったですが、ドッグフードの粒の大きさを気にする声も。
小粒や大粒があるため、選ぶ時に注意したいところですね。
また、ミールが心配という声も多くありましたが、これについては後ほど原材料のところで説明しますが、ウェルネスのドッグフードでは心配する必要のないものです。
ウェルネスのドッグフードの原材料と成分
愛犬のドッグフードを選ぶ上で、気にして欲しいのが原材料です。
どんなに高価なプレミアムフードでも、犬にとって好ましくない原材料が含まれていることもあり、値段=安全というわけではありません。
ウェルネスのドッグフードは、口コミにもあるように子犬にもおすすめなようです。
実際に、ウェルネスの小型犬 子犬用(離乳期~1歳)骨抜き七面鳥&オートミール&サーモンミールの原材料と成分を見ていきましょう。
ウェルネス 小型犬 子犬用 骨抜き七面鳥&オートミールの原材料
骨抜き七面鳥、チキンミール、オートミール、サーモンミール、大麦、粗挽き玄米、オート麦、鶏脂(ミックストコフェロールで酸化防止)、トマトポマス、メンハーデン(魚)ミール、トマト、えんどう繊維、サーモン油、チキンエキス、にんじん、ほうれん草、粗挽き亜麻仁、さつまいも、ブルーベリー、りんご、チコリ根抽出物、ラクトバチルス、プランタルム※、エンテロコッカス・フェシウム※、ラクトバチルス・カゼイ※、ラクトバチルス・アシドフィラス※、ユッカ抽出物、ビタミン類(コリン、E、L-アスコルピン酸‐2‐ポリリン酸、ナイアシン、A、アスコルビン酸、B1、パントテン酸、B6、B2、D3、ビオチン、B12、葉酸)、ミネラル類(塩化カリウム、食塩、亜鉛タンパク化合物、硝酸亜鉛、炭酸カルシウム、硫酸第一鉄、鉄タンパク化合物、硫酸銅、銅タンパク化合物、マンガンタンパク化合物、硫酸マンガン、亜セレン酸ナトリウム、ヨウ素酸カルシウム)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物、緑茶抽出物、スペアミント抽出物)、アミノ酸類(タウリン)
※乳酸菌
ウェルネスのドッグフードに使用されているミックストコフェロールとは、ビタミンEのことです。
酸化防止剤にはすべて自然由来のものを使用しているため、安全なことがわかります。
〇〇ミールや〇〇エキスという表記はドッグフード選びで注意すべきな表記で、口コミでも心配の声がありましたが、ウェルネスのドッグフードの原材料には副産物を使用していません。
精肉や鮮魚を粉末(ミール)にしているだけのものなので、心配しなくても大丈夫ですよ!
ウェルネスのドッグフードの原材料に犬の健康を害するものは含まれておらず、ほぼ無添加であると言えるでしょう。
乳酸菌やチコリ根抽出物(プレバイオティクス)もしっかり含まれていることから、下痢が改善という評判もわかりますね。
保証成分値
粗タンパク質 | 28.0%以上 |
---|---|
粗脂質 | 19.0%以上 |
粗繊維 | 4.25%以下 |
粗灰分 | 8.5%以下 |
水分 | 10%以下 |
カロリー | 379kcal/100g |
ウェルネスのドッグフードはAAFCO(米国飼料検査官教会)の総合栄養食の基準を満たしているため、子犬でもきちんと子犬用のフードを与えれば問題はありません。
ウェルネスドッグフードの購入できる場所は?
ウェルネスのドッグフードは1kgあたり2,000円前後で購入することができますが、ペットショップなどで見かけることは少ないですね。
ウェルネスが購入できる場所は限られていますが、ここではどこで購入できるのかをご紹介します。
購入できるお店
ウェルネスのドッグフードを購入できる場所は、ウェルネス公式HPにもあるように、イオンペット店舗、アークランド(ホームセンタームサシペットワールド・NICO PET)です。
ウェルネス公式サイトはコチラ通販サイト
ウェルネスの公式HPから購入することはできませんが、HP上ではアマゾンジャパンとアマゾンジャパン パントリーのリンクが貼ってあります。
楽天市場でも販売しているお店がありますので、利用しやすいほうで注文してください。
ただし、正規輸入品と並行輸入品では輸入方法が違うため、品質に大きな差があります。
必ず正規輸入品を購入するようにしてくださいね。
ウェルネスのドッグフードは安全?
愛犬に与えるドッグフードは、安心・安全なものにしなければいけません。
毎日口にするものだからこそ、愛犬の体への影響を考える必要がありますね。
ウェルネスのドッグフードの原材料には問題ありませんが、ウェルネスの安全性を疑問とするサイトも目にしたことがあるのではないでしょうか。
ここでは、ウェルネスのドッグフードは安全なのかについて見ていきましょう。
過去にリコール問題も
ウェルネスのドッグフードが、過去にリコール問題があったことは事実です。
ウェルネスは、2009年に原材料の不当表示でアメリカで集団訴訟を起こされています。
こちらは当時、人間と同じ食材を使用していると表示していましたが、実際には羽根や骨、内臓などの副産物も使用していたことから不当表示にあたるという内容でした。
また、2012年にはサルモネラ菌汚染によるリコールを行ったことがあります。
品質管理プログラムの徹底
過去の問題を受けてか、現在ウェルネスは品質管理を徹底しています。
バクテリアの繁殖や害虫の混入防止対策、施設内の温度管理や最終製品の分析テストのほか、原材料サプライヤー(供給業者)を定期的に訪問するなどの取り組みを行っています。
危険要因分析に基づく必須管理点の常時記入や管理など、ドッグフードの安全を確保することに努めているので、現在は安全と言えるでしょう。
ウェルネスドッグフードは子犬にもおすすめ|まとめ
今回は、ウェルネスドッグフードについて、口コミや子犬にもおすすめなのかを調べてみました。
ウェルネスドッグフードには犬のお腹の健康を考えた乳酸菌やプレバイオティクスが入っているため、愛犬の下痢や便秘で悩んでいる方は1度試してみるのもいいかもしれませんね。
ドッグフードメーカーはたくさんあり、リコール問題が起こったのもウェルネスだけではありません。
有名メーカーでもリコールを行ったことはありますし、つい先日も日本国内で「ノースペット」によるサルモネラ菌と大腸菌に汚染された犬猫用おやつが問題になりましたね。
ウェルネスは現在、品質管理を徹底していますし、原材料や成分を見ても特に心配なものは使用されていません。
子犬でも十分な栄養が摂れることや、お腹の健康にいい成分が多く含まれていることを考えれば、毎日でなくともフードローテーションの1つとして加えてみてはいかがでしょうか。