手の上に赤ちゃんハムスター

ハムスターの赤ちゃんを触るのはNG?餌や喧嘩する時の対処法

ハムスターの赤ちゃんはとても可愛らしいですが、生まれてすぐに触ることはできません。餌や喧嘩する時などはどう対処すればいいか理解して、ハムスターの赤ちゃんにすくすくと元気に育ってもらいましょう。

ハムスターに赤ちゃんが生まれたら、可愛さのあまりに触ってしまいたくなりますね。

でも、ハムスターの赤ちゃんを触るのはあまりいいことではないとされていますが、どうしても触らなければいけないことがでてきてしまったら?

そこで今回は、ハムスターの赤ちゃんを触るのがNGな理由や、餌や喧嘩する時の対処法についてご紹介します。

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ハムスターの赤ちゃんを触るのはNG!

手の中のハムスター

ハムスターの赤ちゃんを触るのは、母親ハムスターにとっても赤ちゃんハムスターにとってもいいことはありません

生まれたばかりの可愛いハムスターを触りたくなってしまいますが、そこはグッと我慢しまなければ、ハムスターの赤ちゃんの命に係わります

ここでは、ハムスターの赤ちゃんを触るとどんなことが起こるのかについて見ていきましょう。

人間の匂いが付くことで赤ちゃんを食べてしまうことも

ハムスターの赤ちゃんが生まれて、生後1週間くらいまで飼い主できることはそっと見守ってあげることです。

母親ハムスターは巣箱の中で出産し、赤ちゃんハムスターに母乳を与えるため、生まれたことに気が付かないこともありますし、何匹生まれたかもわかりません。

だからと言って、巣箱を覗いたり手を入れたりして赤ちゃんを確かめるなんてことはしてはいけません。

母親になったハムスターは出産に育児と忙しく、赤ちゃんハムスターを守るための警戒も必要とても気が立っています

赤ちゃんハムスターを触って人間の匂いが付いてしまったり、飼い主が巣箱を覗いたりケージの周りで騒がしくすれば、母親ハムスターはストレスから赤ちゃんハムスターを食べてしまったり、育児放棄してしまうこともあるのです。

他の匂いも付かないように注意

何かのはずみで赤ちゃんハムスターが巣箱の外に出てしまい、何かに挟まって動けなかったとしても母親ハムスターが助けにくるため、しばらくはそのまま様子を見ておきます

母親ハムスターが現れないようであれば、そこで初めて手を貸してあげる必要があるのですが、この時も触ることは厳禁です。

ハムスターのトイレ掃除用のスコップなどで、巣材ごと赤ちゃんハムスターをすくって巣箱のそばにそっと置いておきましょう

また、母親ハムスターの気が立っているこの時期のケージの掃除などは最低限に留め、あまりにもイライラしているようであれば、しばらく掃除はせずに様子を見ておく必要があります。

生後3週間目で初めて触れるようになる

ハムスターの赤ちゃんは生後10日もすれば、巣箱の外に出てくることもあります。

しかし、生後3週間目までは触ることはせずにグッと我慢しましょう。

それまでにどうしても触らなければいけないような状況になった場合は、ハムスターのトイレ掃除のスコップや、新しい菜箸などで人間や他の物の匂いが付かないように細心の注意を払ってください。

ハムスターの赤ちゃん、餌はどうする?

気になるのは、ハムスターの赤ちゃんの餌ですね。

1週間は何もしないで見守るだけ、と述べましたが、まったく餌を与える必要はないのでしょうか?

また、いつから餌を与えればいいのか、ここではハムスターの赤ちゃんの餌について見ていきましょう。

生後10日まで餌は不要

生後10日まで、ハムスターの赤ちゃんに餌を与える必要はありません

ハムスターの赤ちゃんは、母乳で必要な栄養を摂り込んでいます。

この時期は人工飼育も不可能なので、母親ハムスターにお任せしましょう。

赤ちゃんハムスターに餌は必要ありませんが、母親ハムスターの餌は通常の倍は与えてあげる必要があります

母親ハムスターの栄養が不足してしまうと、母乳が出なくなってしまうことを本能で察知し、生まれた赤ちゃんハムスターの全滅を防ぐために赤ちゃんを食べてしまうことがあります。

生後10~20日は様子を見て判断

生後10日を過ぎた頃から、赤ちゃんハムスターは巣箱の外に出てくるようになり、柔らかいものを食べることができるようになります。

しかし、母親ハムスターが母乳や自分のフンを餌として与えているなら、様子を見ているだけで特に何もすることはありません

フンを与えていることにびっくりするかもしれませんが、母親ハムスターのフンには、赤ちゃんハムスターの免疫力を高めるための善玉菌やミネラルなどの栄養素がたくさん含まれているため、とても大切な行為なのです。

ハムスターは子育て上手な動物としても知られていますので、母親にお任せしておきましょう

この時期も、まだ母親ハムスターの餌の量は倍のままですよ!

また、母親ハムスターが育児放棄してしまった場合には、手作りの離乳食で対処します。

ペレットをハムスター用のミルクでふやかし、赤ちゃんハムスターが食べやすい位置に置いてあげましょう。

生後20日~25日過ぎたら通常の餌を

生後20日~25日を過ぎたころになると、赤ちゃんハムスターは完全に乳離れします。

歯も乳歯から永久歯に生え変わってくるため、固い餌を食べるようになります。

母親ハムスターも赤ちゃんハムスターのお世話をしなくなり、見ていても親子というよりも他人という感じになってくるので、この頃には母親ハムスターと同じ餌を与えるようにしましょう。

ハムスターの赤ちゃんが喧嘩する時の対処法は?

沢山のハムスター

ハムスターの赤ちゃんを触ることはダメだとずっと言ってきていますが、喧嘩をしてしまった時はどうしていいか困りますね。

赤ちゃんハムスターを触ってしまえば、ますます赤ちゃん同士の喧嘩や母親ハムスターから食べられてしまうリスクが高まるため、触らずに対処する必要があります。

ここでは、ハムスターの赤ちゃんが喧嘩する時の対処法について見ていきましょう。

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基本は見守る

ハムスターの赤ちゃんが喧嘩することはよくあります

じゃれ合っているだけのことも多く、様子を見ていて大丈夫ですが、あまりにもしつこく喧嘩をしているなら、喧嘩を仕掛けている方のハムスターを菜箸で挟み、引き離すようにしましょう。

もし、母親ハムスターが赤ちゃんハムスターに喧嘩を仕掛けている場合は、母親の方を引き離して様子を見て、しつこく攻撃するようなら母親ハムスターと赤ちゃんハムスターのケージを分けましょう

生後20日を過ぎて、赤ちゃんハムスターが乳離れを既にしている場合は、そのまま母親ハムスターを別のケージで飼うようにしてください。

喧嘩の原因を探り対処しよう

ハムスターの赤ちゃんが喧嘩をする原因となるのは、

・ケージが狭すぎる
・ケージが広すぎる
・餌の量が十分ではない
・人間や他の物の匂いが付いている

といったことが多いです。

適切なケージの広さであるか、餌は足りているか、人間の匂いが付いてしまっていないかを考え、それぞれ対処してあげましょう。

人間や他の物の匂いが付いてしまっている場合では、仲間として認識されていないため、そのハムスターの赤ちゃんは別のケージで飼育してあげましょう。

ハムスターの赤ちゃんは母親に任せよう|まとめ

今回は。ハムスターの赤ちゃんを触るのはNGなのかと、餌や喧嘩する時の対処法についてご紹介しました。

ハムスターはとても子育て上手な動物なので、飼い主はそっと見守ってあげることが大切です。

赤ちゃんハムスターを触ることでそのハムスターが食べられてしまうこともあるので、生後3週間目までは母親にお任せし、必要な場合にのみお手伝いしてあげましょう。

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