うさぎを飼おうと思ったら、気になるのは犬や猫のように飼い主になついてくれるかどうかではないでしょうか。
いくら見ているだけで癒されるとは言っても、何年も一緒に生活していくのですから、少しは飼い主のことを気にしてほしいですね。
そこで今回は、うさぎのなつきやすい性別と、飼いやすい種類や懐かれる方法をまとめてご紹介します。
大切なパートナーとなる、うさぎ選びの参考にしてくださいね!
うさぎのなつきやすい性別は?
ペットショップに行くと、いろんな種類のうさぎがいます。
どのうさぎもとっても可愛いく、どんなうさぎを飼おうか悩んでしまう方もいるでしょう。
うさぎを選ぶにあたって、最初に悩むのはオスとメスのどちらを飼うかですが、なつきやすい性別はあるのでしょうか?
まず最初は、うさぎのなつきやすい性別はどちらなのかを見ていきましょう。
オスのほうが甘えん坊
うさぎのなつきやすい性別はオスとされています。
オスは自己主張や縄張り意識が強く甘えん坊で、飼い主と遊びたがるうさぎが多いです。
一方、メスはクールで自立心があり、マイペースなうさぎが多いですが、なつかないというわけではありません。
うさぎの性格による
うさぎのなつきやすい性別はオスとされていますが、オスでもクールでマイペースだったり、メスでも甘えん坊なうさぎもいるため、実は一概になつきやすい性別はオスであると言い切れません。
極端なことを言ってしまえば、性別に関わらずうさぎは飼い主になついてくれます。
うさぎによってなつき方の違いはありますが、それはうさぎの性格や飼育環境、お世話の仕方が影響されるためであり、比較的飼い主になつくのが早いのがオスが多いことからなつきやすい性別はオスとして一般的となっています。
しかし、実際はオスでもメスでも関係なくちゃんとなついてくれますよ!
飼いやすいうさぎの種類は?
なつきやすい性別について理解した上で、飼いやすいうさぎの種類について見ていきましょう。
ペットショップによっては、10種類ほどのうさぎを販売しています。
どのうさぎを選ぶかは好みの問題でもありますが、ここでは初心者でも飼いやすいうさぎの種類をご紹介します。
なつきやすい性別とそれぞれのうさぎの性格をよく考慮して、どんなうさぎが自分に飼いやすいか考えてみましょう。
ネザーランドドワーフ
ピーターラビットのモデルにもなったネザーランドドワーフは、とても小柄なうさぎです。
飼いやすいうさぎの種類で常に上位となる人気のうさぎで、成長しても体重が1kg前後、体長は26cm前後と小さいのが特徴です。
活発で好奇心が旺盛、人懐っこくスキンシップを好む性格です。
ただし、とても気が強いため多頭飼いには向いていません。
警戒心が他の種類のうさぎよりも強いため、なつくまでに時間はかかりますが、警戒心が解ければ自分から甘えてきてくれますよ!
ミニレッキス
こちらも飼いやすいうさぎの種類として人気なミニレッキスは、ネザーランドドワーフとレッキス種を交配して作られました。
成長した体重は1,4kg~2kg、体長は30cm前後と小さめなうさぎです。
やんちゃで甘えん坊な性格ですが、とても賢く名前を呼べば嬉しそうに来てくれます。
基本的にかまってちゃんが多いのと、環境適応能力が優れているため、なつくまでの時間もそうかかりません。
ホーランドロップ
大きな垂れ耳とぺちゃ顔が特徴的なホーランドロップも、飼いやすい種類のうさぎです。
ネザーランドドワーフとフレンチロップを交配して作られたうさぎで、成長した体重は1,5kg~2kg、体長は30cm前後ですが、ボリュームのある毛並みなので少し大きく見えます。
穏やかで人懐っこい性格と、抱っこを比較的簡単にさせてくれます。
うさぎは基本的に抱っこは嫌いなのですが、ホーランドロップは抱っこ好きが多く、そのまま腕の中で寝てしまうこともありますよ。
ダッチ(パンダウサギ)
白黒模様が特徴のダッチは別名パンダウサギとも言われており、今のうさぎブームの以前からペットとして人気のあった種類のうさぎです。
成長した体重は1,6kg~2,5kg、体長は30cmと小さめです。
とても温和で人懐っこく、体が丈夫なため初心者でも飼いやすいうさぎですが、うさぎ特有の温度変化には弱いため、室温調整はしっかり行ってあげる必要があります。
ミニウサギ
ミニウサギは雑種になるため、うさぎの種類ではありませんがとても飼いやすいうさぎです。
いろいろなうさぎが交配されているため性格はさまざまですが、体が丈夫であることと人懐っこいことは変わりません。
ミニウサギは警戒心が少ない個体が多く、なつくまでの時間も早いです。
名前を呼んだら来てくれるようにもなるため、雑種といえど人気のあるうさぎです。
うさぎに懐かれる方法
いくらなつきやすい性別、飼いやすい種類のうさぎと言っても、日頃のお世話や懐かれる方法を間違えてしまえば、うさぎはなかなか懐いてくれません。
ここでは、うさぎに懐かれる方法について見ていきましょう。
飼い主の匂いを嗅がせる
うさぎのケージに、飼い主の匂いがついたものを入れておきましょう。
うさぎが誤って食べてしまわないような、古い洋服や靴下などを置いておけば、飼い主の匂いを覚えてくれます。
うさぎは音と匂いで何でも判断するため、常に優しい声で話しかけることも大切です。
手からおやつを与える
うさぎにおやつを与える時に、手で持ってうさぎが食べに来てくれるのを待ちます。
お迎えしたばかりのうさぎでは、最初の1週間はケージ越しに手からおやつを与えますが、ケージから出すようになってからは、うさぎが自分から食べに来るのをじっと待ちましょう。
まったくおやつに興味を示さない場合は、おやつが好みではないことも考えられるので、違うおやつでチャレンジしてみてください。
撫でるのはうさぎから寄ってくるまで我慢
うさぎに懐かれる方法で一番大切なことは、うさぎの意志で飼い主に寄ってくるまでは撫でたり抱っこは我慢することです。
うさぎは警戒心が解ければ、必ず自分から寄ってきてくれます。
それまでは、無理に撫でたり追いかけるなんてことは絶対にしてはいけません。
うさぎに怖いと思われて、ますますなつかれるまで時間がかかってしまいます。
可愛いうさぎを撫でたくなる気持ちはわかりますが、グッと我慢しましょう。
部屋に出す時間を長くする
うさぎは、ケージに閉じ込められていることにストレスを感じます。
家に迎えて最初の1週間はケージから出すことはよくありませんが、1週間が過ぎたら徐々に部屋に出してあげる時間を長くしていきましょう。
うさぎは運動が大好きで、自由に広い空間を動き回れることでリラックスします。
懐かれる方法のポイントとしては、うさぎのそばで急な動作や大きな音を出さないようにすることです。
うさぎがリラックスできれば、飼い主のそばにも寄ってきやすくなりますよ!
うさぎのなつきやすい性別はあくまでも参考程度!|まとめ
今回は、うさぎの懐きやすい性別についてと、飼いやすい種類やなつかれる方法についてご紹介しました。
どのうさぎでもちゃんと愛情を持ってお世話してあげればなついてくれますし、なつきやすい性別だからと手を抜いてしまえば、もちろんなつくまで時間がかかってしまいます。
飼いやすい種類やなつきやすい性別に関係なく、そのうさぎの性格やお世話の仕方でなつくまでの時間は違いますが、懐かれる方法を実践しながら、うさぎのペースで良い関係が築けるように焦らず頑張りましょう。