うさぎはとても綺麗好きで、いつも自分で体中のお手入れをしていますね。
そんなうさぎの耳掃除、いつもどうしていますか?
そもそも、うさぎに耳掃除は必要なのでしょうか。
うさぎの耳はとっても敏感で、触られることを嫌がるうさぎも少なくありません。
もし耳掃除をやるなら、綿棒で行うというのは大丈夫なのでしょうか?
そこで今回は、うさぎの耳掃除について、必要性ややる時の頻度などまとめてみたので参考にしてくださいね!
うさぎの耳掃除は必要?
うさぎは自分で身だしなみを整え、いつも綺麗にしています。
でも、人間のように器用に動く手があるわけではありません。
そこで不思議になってくるのが、耳掃除ではないでしょうか。
ここでは、うさぎに耳掃除は必要なのかについて見ていきましょう。
立ち耳うさぎには耳掃除は必要ない
本来であれば、立ち耳うさぎに耳掃除の必要はありません。 うさぎが器用に両手で耳を挟み、とかすように動かしている姿を見たことがあるのではないでしょうか。
うさぎは自分で耳掃除をするため、耳掃除の必要はないのです。
耳掃除が必要なうさぎ
立ち耳うさぎは耳掃除の必要がないとお伝えしましたが、立ち耳うさぎでも耳掃除を必要とすることがあります。
高齢うさぎや障害のあるうさぎなど、自分で耳掃除のできないうさぎの場合や、自分で耳掃除をしていても耳の汚れがひどい場合では、耳掃除をしてあげる必要があります。
また、垂れ耳うさぎでは耳の中に湿気がこもりやすく、雑菌も繁殖しやすいため、定期的に耳掃除をしてあげる必要があるのです。
耳掃除が必要なうさぎに耳掃除をしなかったら
うさぎの耳掃除には、外耳炎予防の意味があります。
自分で耳掃除をしているうさぎでも、たまにチェックして汚れがひどいようなら耳掃除をしてあげなければいけなかったり、耳掃除が必要なうさぎに耳掃除をしてあげなければ、外耳炎となりうさぎを苦しめたりすることとなります。
外耳炎が悪化すれば内耳炎となって、脳神経に異常をきたすこととなるので、きちんと耳の状態を知っておきましょう。
外耳炎や内耳炎の症状は、
・耳を痒がる
・耳が臭い
・耳を気にする
・頭を振る
・首が傾く
などです。
首が傾いている症状が出ていたら内耳炎に進行している可能性が高くなるため、動物病院を受診するようにしてください。
うさぎの耳掃除に綿棒は?
うさぎの耳掃除が必要とは言っても、本来は動物病院で耳掃除をしてもらうのが一番安全です。
うさぎの耳の穴は脳に近い場所にあるため、耳掃除は慎重に行わなければいけないことや、耳掃除をすることで逆に外耳炎を誘発してしまう恐れもあります。
動物病院やペットサロンでしてもらえば、慣れているため時間もかからず、うさぎに余計なストレスを与えることもありません。
また、耳掃除をお願いしても、500円~1000円程度です。
しかし、最近ではうさぎの耳掃除グッズが販売されていたり、耳掃除のためだけに連れて行くには…と自分で綿棒を使ってうさぎの耳掃除を行ったりする人も増えてきましたね。
知っておかなければうさぎを傷つけてしまうことにもなりかねませんので、ここではうさぎの耳掃除に綿棒を使用しても大丈夫なのかと、耳掃除の注意点について見ていきましょう。
うさぎの耳葬儀に綿棒は必要ない
うさぎの耳掃除を自分で行う場合は、無香料のベビーオイルとガーゼがあれば十分です。
人間用の綿棒は、うさぎの耳を傷つけてしまったり、誤って耳の穴に入ってしまったりする恐れがあるため、使用しないでください。
うさぎの耳の穴の手前まで、見える範囲を少量のベビーオイルを付けたガーゼで優しく拭いてあげるだけで十分です。
耳の奥に汚れが見えた場合は、自分で耳掃除をしようとせずに動物病院にお願いしてください。
また、どうしても綿棒を使用したい場合は、先が太く耳の穴に入る心配のないペット用の綿棒にしてくださいね。
うさぎの耳はうさぎの第二の心臓
うさぎは生きていく上で聴覚が頼りです。
うさぎの耳は第二の心臓ともいわれているほどで、うさぎの耳にはたくさんの細かい血管や神経が張り巡らされています。
皮膚もとても薄くちょっとしたことで傷ついてしまうため、うさぎの耳掃除は慎重に行う必要があります。
ガーゼでなくても、指の腹でも十分なほどです。
内側から外側に向かって、優しくそっと撫でるようにしてあげてくださいね。
イヤークリーナーは使用しない
うさぎの耳掃除では、市販のうさぎ用の耳掃除ローションやペット用イヤークリーナー、耳掃除スプレーなどは使用しないでください。
うさぎの耳はとてもデリケートなので刺激を受けすぎてしまうことや、液体が耳の穴から脳につたって、脳神経に悪影響をもたらすこともあります。
販売されているものだから大丈夫、ではないので、動物病院から処方されたものや、無香料のベビーオイル以外は使用しないでくださいね。
嫌がったらすぐやめる
うさぎにとって、大切な耳を触られることはとてもストレスです。
さらに、自然界ではあり得ない耳掃除をされるということは、恐怖でしかありません。
嫌がるうさぎに無理に耳掃除を行って、信頼関係が崩れてしまったり、ストレスから体調を崩すことになってしまったりしたら、何の意味もありません。
嫌がったらすぐにやめることや、大人しく耳掃除をさせてくれたらご褒美のおやつを与えるなど、うさぎの心のケアをしてあげてください。
うさぎの耳掃除の頻度
健康な立ち耳のうさぎには、耳掃除はほとんど必要ありません。 しかし、耳掃除が必要なうさぎの場合、どれくらいの頻度で行ったらいいのか知っておかなければいけませんね。
ここでは、うさぎの耳掃除の頻度について見ていきましょう。
自分で耳掃除をする立ち耳うさぎ
普段から自分で耳掃除をしている健康な立ち耳うさぎでは、よほどの汚れがあった時だけ耳掃除を行います。
耳掃除のしすぎもよくないので、さすがにこれは汚いな、と感じた時だけしてあげるようにしましょう。
ただし、うさぎ自身が耳掃除をしているにもかかわらず耳の汚れがあるという場合、耳ダニや外耳炎予備軍である可能性もあるため、一度動物病院で診察してもらうことをおすすめします。
自分で耳掃除ができないうさぎ
高齢うさぎや障害があって自分で耳掃除ができないうさぎは、汚れていたらその都度拭いてあげるようにします。
耳の穴の手前の、見える範囲だけを軽く指の腹で撫でてあげたり、ベビーオイルを少量付けたガーゼで軽く拭いたりする程度で十分です。
耳の奥の汚れが気になるようであったり、極端に汚れがすぐ付くようであれば、動物病院で耳掃除をお願いしながら、診察も受けるようにしましょう。
垂れ耳うさぎ
垂れ耳といった定期的な耳掃除が必要なうさぎでは、2ヶ月に1回の頻度で耳掃除を行います。
垂れ耳うさぎは、ケージ内の床やへやんぽした時の床から雑菌が耳に付きやすいため、定期的な耳掃除以外にも、ケージ内の掃除や部屋の掃除もこまめにするようにしてくださいね。
うさぎの耳掃除について知ろう|まとめ
今回は、うさぎの耳掃除の必要性ややる時の頻度、綿棒を使用してもいいのかについてご紹介しました。
あまり自分でうさぎの耳掃除を行うことはおすすめできませんが、知っておかなければ自分でしなければいけない時にうさぎを傷つけてしまう恐れもあります。
うさぎの耳はとても敏感でデリケートなので、耳掃除をやる時は慎重に行ってくださいね。
また、自分で耳掃除を行うことが難しいと思った時は、素直に動物病院で耳掃除をお願いしましょう。
動物病院で定期的に耳掃除を行えば、うさぎの健康チェックもできて安心ですよ!