バーマンを飼っている、飼いたいと思っている方や興味のある方必見!
バーマンというねこちゃんはいったいどんな猫なのでしょうか?
猫は猫種によって、特徴や性格が変わってくるので飼い方やしつけ方にも違いがあります。
また、遺伝的な病気を持っていたり、寿命が違ったりと飼い方にあたって注意すべき点も変わってきます。
今回はバーマンという猫種について詳しくご紹介!
特徴から性格、寿命や飼い方・しつけの方法については勿論、バーマンの出生の歴史や名前の由来など意外と知らないねこちゃんの情報を大公開します!
バーマンの基本情報
- 原産国、地域ミャンマー
- 一般的な体重3~7kg
- 一般的な体高23~27cm
- 平均寿命14年前後
- 平均値段30万円前後
バーマンの名前の由来
ミャンマーは少し前まではビルマと呼ばれていました。
そして、「ビャンマー」と呼んでいました、それをイギリス人によってこの音を「バーマ」と発音し、これが世界で定着したのがバーマンの名前の由来とされています。
バーマンの歴史
意外と知らない猫ちゃんの歴史。
猫ちゃんの出生の歴史を知ると、何となく性格や体の模様・体型などの謎が解けるかもしれません。
また、出生地の歴史が分かれば、飼い方についてもわかるようになりますね。
バーマンにはどのような歴史はがあるのでしょうか?バーマンは歴史的背景ははっきりしていませんが、9~15世紀までのクメール王朝時代に残されていた記録の中にバーマンに似た猫種がいたとされています。
また「ビルマの高僧ムンハーが息を引き取るとき、寺院に住んでいた白猫がムンハーの上に飛び乗った。
するとその白猫の被毛が金色に、目の色がブルーに変化しバーマンの祖先となった」という伝説を持っています。
そのためミャンマーでは聖なる猫として大切に扱われていました。
20世紀初めミャンマーではイギリスや中国が覇権を争い治安が乱れ強盗などがおこっていました。
その時にイギリス軍人がペアのバーマンを持ち帰り西洋に初めてバーマンが渡りました。
そのバーマンが繁殖の基礎となったとされています。
その後第2次世界大戦でバーマンは絶滅しかけましたが、復活のため毛色の似ているシャム猫やペルシャ猫などの長毛種と交配されました。
そして1966年にイギリスで、1967年にはアメリカでバーマンは正式に公認されました。
バーマンの性格や特徴
バーマンには、どんな性格や特徴があるのでしょうか。
猫ちゃんの特徴や性格を熟知することで、ストレスを与えない良質な環境での飼い方ができるようになります。
また、性格や猫種の特徴を知る事で適切なしつけ方が見えてきたり、病期の前兆に気づきやすくなり寿命を延ばしてあげる事にも繋がります。
単頭飼いや、多頭飼いなどで多少性格は変わってきますが、大まかには同じなのでバーマンの性格について知っておくことがいい飼い主の必須条件になります。
バーマンの特徴や性格にはどんなものがある?
バーマンは丸い顔のローマンシェイプと呼ばれる鼻、三角な耳に澄んだ青い目をしています。
体は胴が長くがっちりとしていて、中型で一般的な猫よりやや大きく、白い靴下と手袋を身に着けているような足先をしています。
手はミトン・グローブ、足はレースと呼ばれます。
被毛は、「ゴールデンミスと」と呼ばれる淡いクリーム色でミディアムロングのロングコートでウサギの毛のようにさらさらしています。
さらさらしている被毛なので、絡まることが少ないです。
バーマンは温厚で我慢強く飼い主には従順な猫種です。
人見知りなところも少しありますが、もともと人間が大好きなので家族や他の動物とも仲良くできる猫種です。
基本的におとなしい性格なので運動をするよりも寝ているほうが好きな、のんびりとしたところがあります。
子猫の時は活発で運動量もそこそこありますが、成猫になると落ち着いた子になります。
バーマンのオスとメスの違い
猫種だけでなく、オス・メスによっても、甘えんぼだったり社交的だったりと性格や特徴は変わってきます。
オス・メスそれぞれの性格の違いや行動を知ることで、どんな飼い方しつけ方をしたらいいかなども分かるので、きちんと知っておくことが大切です。
バーマンの性別ごとの性格・特徴を見ていきましょう。
オス:メスに比べると体格がよくメスよりも激しい遊びを好みます。
好奇心もオスのほうが旺盛です。
オスのほうが縄張り意識が強いです。
爪とぎはマーキングの1つでオスのほうが爪とぎを頻繁にすることが多いです。
メス:オスよりも落ち着いています。
オスよりも周囲の警戒心が強いです。
マイペースで自分のペースを大事にします。
バーマンをお迎えする値段は?
こんな性格や特徴を持ったねこちゃんを実際にお迎えする際にはどのくらいの値段で家族にすることができるのでしょうか?
バーマンの価格相場は、30万円前後です。
ただし、ブリーダーさんから引き取る場合や、保健所、里親譲渡会などでお迎えする場合には値段が変わってきます。
わんちゃんの年齢にこだわりがなかったり、手間のかからない子が欲しいと感じるのであれば、里親としてお迎えするのもいかがでしょうか。
バーマンの特徴
猫種によって色や柄、外見はそれぞれ違いがあります。
またそのような外見の特徴を掛け合わせたミックス猫も今人気が高くなっています。
バーマンの毛色やミックス猫にはどのような子がいるのか、見ていきましょう。
バーマンの毛色にはどんなものがある?
バーマンの毛の色や柄にはどんなものがあるのでしょうか?
シールブラウン、ブルーソリッド、シルバー、ライラック、チョコレート、クリーム、トーティ、レッドなどがあります。
バーマンのミックス猫
最近増えているミックス猫。
ミックス猫はお母さん・お父さんの猫種の性格や愛らしい部分、美しい部分を引き継いでいるため人々を魅了しています。
また、純血種はその猫特有の遺伝病を受け継ぎやすいのですが、ミックス猫の場合そのような遺伝的な病気のリスクが改善されていたり、病気になりにくくなったりと寿命が純血よりも長いという特徴もあります。
バーマンのミックス猫にはどのような種類があるのでしょうか。
ラグドールとのミックス
バーマンに似た猫種
うちの子の種類は本当にバーマン?そんな疑問を持ったことはありませんか?
交配の段階で枝分かれした同じ血を分かち合っているかもしれない似ている猫種もご紹介!
性格や体格、特徴がなんとなく違うかも?と思ったらこちらの猫ちゃんたちも確認してみてください。
バーマンの飼い方としつけ方
猫種によって適している飼い方やしつけ方は様々です。
もちろん、個体の性格によってしつけ方も全く変わってくるので、目安になります。
適切な飼い方をしてあげることで、猫ちゃんの健康寿命を延ばすことができます。
バーマンに適切な飼い方・しつけ方をご紹介!
バーマンはあまり運動を積極的にする猫種ではないので肥満に注意しなければいけません。
炭水化物をへらしてフードの量・質でコントロールしてあげましょう。
バーマンは被毛で体系が分かりづらいので、きちんと触って確認してあげてください。
バーマンは賢く従順なのでたいへんしつけもしやすい猫種です。
言って聞かせれば理解してくれますし、トイレも覚えが早いのでさほど苦労することもないでしょう。
こちらが愛情を注げばそれに答えてよい子に育つでしょう。
被毛はさらさらでブラッシングもしやすいです、抜け毛が多いのでこまめに行って抜け毛を取り除いてあげましょう。
バーマンは、室内で飼うことに適しています。
昔は室外で飼う事が猫本来の自由のためと言われていましたが、不運な事故や病気・怪我を防ぐため必ず室内飼いしてあげるようにしましょう。
寿命を延ばしてあげるためにも、飼い方や環境は適切なものを選んであげてください
バーマンにおすすめのエサ
猫ちゃんのエサというのは数えきれないほど販売されており、どれが適切なのかわからなくなってしまいますよね。
主に、体重や年齢、毛の長さや猫種ごとにも販売されています。
バーマンの体質に合った、健康的に寿命を延ばしてくれるエサの種類を紹介します。
消化がよく抗酸化に優れているサツマイモ、抗菌・抗炎症を促進し免疫力を高める効果のあるマリーゴールド、ストレスの軽減の効果がみられるカモミール、穀物を使用していないグレインフリー、ミネラルをたくさん含む海藻、泌尿器系のケアに効果があるクランベリー、これらが配合されているエサがおすすめです。
バーマンがかかりやすい毛球症予防に流動パラフィン、ワセリン、の成分がはいった物を与えると毛玉がお腹の中で吸収されず便に排出されやすくなります。
また、一度病気をしてしまったことがある子は予防に効果的な餌や体調に合わせて適切な餌を与えることが重要です。
猫ちゃんの好みの味を理解してあげてその子に合った餌を用意するようにしましょう。
猫ちゃんの好みの味を理解してあげてその子に合った餌を用意するようにしましょう。
バーマンの1ヶ月の食事代(エサ代)の平均
バーマンの1ヶ月の食事代(エサ代)は、約2000円~7000円程です。
バーマンのお風呂のペース
バーマンのお風呂のペースは、猫は綺麗好きで毛づくろいを頻繁にするので基本的に定期的にシャンプーは必要ありません。
基本的には汚れが目立つときにシャンプーをしてあげれば大丈夫です。
バーマンは長毛種で抜け毛が多く冠毛期には大量な抜け毛になります。
バーマンの被毛はさらさらしているので絡まりづらいのですが、お腹の毛はカールしています。
週に1、2回はブラッシングをして抜け毛を取り除いてあげましょう。
濡れたタオルで体を拭いてあげることも抜け毛対策になります。
バーマンにおすすめのグッズ
バーマンを飼うにあたっておすすめのグッズを紹介します♪
食事の時の姿勢が悪いと内臓などに負担がかかってしまうのでエサ台のようなエサのお皿の高さを調整できるものがあると良いでしょう。
猫は爪を研ぐことでストレス発散になるので、爪とぎがあると部屋の壁で爪とぎをされることもなく安心です。
抜け毛が多いのでお手入れ用のブラシを何種類か用意しておくといいです。
また動物病院に連れて行くときなどにキャリーがあると便利です。
平均寿命はどのくらい?いつまで一緒にいられる?
ペットとしての猫の歴史を見てみると室内外や適切な飼い方によって、飼い猫の平均寿命は延びていると言われています。
猫種によって大まかな平均寿命はありますが、適切なしつけや餌の与え方、飼い方をすることで猫の寿命は左右されます。
バーマンの平均寿命
人間よりもとても寿命が短いねこちゃん。
2015年に一般社団法人ペットフード協会が調査した猫全体の平均寿命は14.85歳でした。
その分、1日1日を大切にして健康的で幸せな日々を一緒に過ごしたいですよね。
ですが、猫種によって平均寿命は違うので基礎知識として覚えておきましょう。
バーマンの平均寿命は14年前後です。
バーマンのかかりやすい病気
猫種の体質によって、かかりやすい病気や平均寿命は様々です。
愛猫のかかりやすい病気を知っておくことで、日頃の生活で気をつけることも見えてきます。
スキンシップや、ご飯の食べるスピード・おトイレの状態など、猫ちゃんの健康状態を確認できるタイミングは多数あります。
動物は言葉を離せませんし、猫という生き物は痛みを我慢できてしまう動物です。
普段の生活に気を配り、少しでも体調が悪そうと感じたらすぐに病院へ行くようにしましょう。
バーマンがかかりやすい病気
バーマンがかかりやすい病気はこのようなものがあります。
股関節形成不全、先天性貧毛症、先天性白内障、尿結石、肘・膝の脱臼
バーマンのよく使う薬・サプリ
お腹の調子を整えてあげるプロバイオティクス、目の健康にルテイン、Bカロチン、アスタキサンチン、老化防止にコエンザイムQ10、DHA、皮膚の健康にビオチン、セサミン、免疫力アップにアガリスク、スピルリナ、ラクトフェリン、乳酸菌、肥満防止にはLカルニチン、アルギニン、関節疾患予防にグルコサミン、コンドロイチン、肥満防止にはLカルニチン、アルギニン、が使われます。
バーマンの治療平均的な値段
猫を飼うには、もちろん高い医療費がかかります。
最近はペット用の保険もありますがまだまだ浸透しておらず、病気になった際に飼い主は高額な治療費を払うこともあります。
治療費など値段を確認し満足に払えるか吟味した上でねこちゃんをお迎えするようにしましょう。
目安として、初診料・1000円~2000円、往診料・2230円、輸血料・10000円、レントゲン・3000円~10000円、全身麻酔・10000円~25000円かかります。
バーマンのかかりやすい尿路結石は手術だけで平均30000円~100000円、かかります。
その他に投薬治療で2000円~5000円・カテーテル治療で5000円~10000円かかります。
バーマンを飼っている主な著名人
現在調査中
バーマンに関するまとめ
バーマンの歴史が分かると性格やしつけ方についても何となく見えてくる気がしませんか?
ねこちゃんの特徴や性格が分かるとより愛着も沸くものです。
バーマンは「聖なる猫」と呼ばれる透き通ったブルーの瞳、整った顔立ち、さらさな被毛を持つ美しい猫です。
手と足には手袋と靴下をはいたような特徴を持ち可愛らしいです。
飼い主さんが大好きで後を付いて歩くなんてこともあるほど愛情深い猫です。
小さい子供とも仲良くできます。
また穏やかで、のんびりと寝ていることが大好きです。
バーマンはペットショップで取り扱われるのは稀でブリーダーも数は多くありません。
なので信用できるブリダーを見つけましょう。