バリニーズを飼っている、飼いたいと思っている方や興味のある方必見!
バリニーズというねこちゃんはいったいどんな猫なのでしょうか?
猫は猫種によって、特徴や性格が変わってくるので飼い方やしつけ方にも違いがあります。
また、遺伝的な病気を持っていたり、寿命が違ったりと飼い方にあたって注意すべき点も変わってきます。
今回はバリニーズという猫種について詳しくご紹介!
特徴から性格、寿命や飼い方・しつけの方法については勿論、バリニーズの出生の歴史や名前の由来など意外と知らないねこちゃんの情報を大公開します!
バリニーズの基本情報
- 原産国、地域アメリカ
- 一般的な体重3~4kg
- 一般的な体高25~27cm
- 平均寿命12年前後
- 平均値段17万円前後
バリニーズの名前の由来
猫の動きがバリの優雅で美しい動きに似ていたため、バリニーズと名付けられました。
バリニーズの歴史
意外と知らない猫ちゃんの歴史。
猫ちゃんの出生の歴史を知ると、何となく性格や体の模様・体型などの謎が解けるかもしれません。
また、出生地の歴史が分かれば、飼い方についてもわかるようになりますね。
バリニーズにはどのような歴史はがあるのでしょうか?もともとはシャム猫の突然変異の長毛種として誕生したのがバリニーズでした。
ですが1920年代の当時はセミロングや長毛のシャムはシャム猫として認められず、特に注目もされていなかったため安値で売買されていました。
その後しばらくした1950年代、この美しい猫に心奪われたマリオン・ドーシーとヘレン・スミスという2人のブリーダーは、この長毛のシャムを新たな猫種として独立させようと活動を始めます。
結果、1970年にようやくアメリカの最大団体であるCFAに認められ、キャットショーにも挑むことが出来ました。
1975年にはCFA開催のキャットショーで見事グランプリを獲得し、多くの人に知れ渡り人気を博します。
当時猫種が独立した際には「ロングヘアシャム」と名付けられる予定でしたが、シャムの繁殖家達から反対を受けます。
他の名前を考えている際、ヘレン・スミスはその猫の動きを見てある事を思い出します。
それはバリ舞踊です。
バリのダンサーのように優雅に動く姿を連想し、この猫を「バリニーズ」と最終的に名付けました。
なのでバリ島やインドネシアが原産国という意味ではありません。
バリニーズの性格や特徴
バリニーズには、どんな性格や特徴があるのでしょうか。
猫ちゃんの特徴や性格を熟知することで、ストレスを与えない良質な環境での飼い方ができるようになります。
また、性格や猫種の特徴を知る事で適切なしつけ方が見えてきたり、病期の前兆に気づきやすくなり寿命を延ばしてあげる事にも繋がります。
単頭飼いや、多頭飼いなどで多少性格は変わってきますが、大まかには同じなのでバリニーズの性格について知っておくことがいい飼い主の必須条件になります。
バリニーズの特徴や性格にはどんなものがある?
慣れると人懐こいバリニーズですが、ときに警戒心ものぞかせます。
ですが慣れるととても甘えん坊で愛情深い性格の持ち主です。
少しわがままな一面もありますが、頭も良いのでちょっとしたしつけも可能です。
また、寂しがり屋でもあるため一人にされることを好みません。
また、見た目はシャムより被毛が長いだけで、あとはほとんどシャムと変わりなく性格もそっくりです。
やや小柄のすらりとした体に程良く筋肉が付き、シルエットの美しい猫です。
毛はシルクのような滑らかな肌触りで、豊富な被毛でふさふさとしています。
ですが長毛とはいうもののペルシャなどのような長さではなく、セミロングより少し長い程度です。
輪郭はシャムのようにV字型の小顔をしています。
ピンとたった大きな耳やアーモンド型の大きく綺麗なブルーの瞳も印象的です。
バリニーズのオスとメスの違い
猫種だけでなく、オス・メスによっても、甘えんぼだったり社交的だったりと性格や特徴は変わってきます。
オス・メスそれぞれの性格の違いや行動を知ることで、どんな飼い方しつけ方をしたらいいかなども分かるので、きちんと知っておくことが大切です。
バリニーズの性別ごとの性格・特徴を見ていきましょう。
オス:人懐こく好奇心旺盛で、すぐに人に懐きます。
メス:オスに比べてやや警戒心がありますが、それでも人に慣れるのは早いです。
オスに比べて柔らかな毛並みや身体も魅力的です。
バリニーズをお迎えする値段は?
こんな性格や特徴を持ったねこちゃんを実際にお迎えする際にはどのくらいの値段で家族にすることができるのでしょうか?
バリニーズの価格相場は、17万円前後です。
ただし、ブリーダーさんから引き取る場合や、保健所、里親譲渡会などでお迎えする場合には値段が変わってきます。
わんちゃんの年齢にこだわりがなかったり、手間のかからない子が欲しいと感じるのであれば、里親としてお迎えするのもいかがでしょうか。
バリニーズの特徴
猫種によって色や柄、外見はそれぞれ違いがあります。
またそのような外見の特徴を掛け合わせたミックス猫も今人気が高くなっています。
バリニーズの毛色やミックス猫にはどのような子がいるのか、見ていきましょう。
バリニーズの毛色にはどんなものがある?
バリニーズの毛の色や柄にはどんなものがあるのでしょうか?
ブラック、チョコレート、ブルー、ライラックなどがあります。
バリニーズのミックス猫
最近増えているミックス猫。
ミックス猫はお母さん・お父さんの猫種の性格や愛らしい部分、美しい部分を引き継いでいるため人々を魅了しています。
また、純血種はその猫特有の遺伝病を受け継ぎやすいのですが、ミックス猫の場合そのような遺伝的な病気のリスクが改善されていたり、病気になりにくくなったりと寿命が純血よりも長いという特徴もあります。
バリニーズのミックス猫にはどのような種類があるのでしょうか。
現在調査中
バリニーズに似た猫種
うちの子の種類は本当にバリニーズ?そんな疑問を持ったことはありませんか?
交配の段階で枝分かれした同じ血を分かち合っているかもしれない似ている猫種もご紹介!
性格や体格、特徴がなんとなく違うかも?と思ったらこちらの猫ちゃんたちも確認してみてください。
サイアミーズ、オリエンタル、スノーシュー、ジャバニーズ、シャム、カラーポイントショートヘアー
バリニーズの飼い方としつけ方
猫種によって適している飼い方やしつけ方は様々です。
もちろん、個体の性格によってしつけ方も全く変わってくるので、目安になります。
適切な飼い方をしてあげることで、猫ちゃんの健康寿命を延ばすことができます。
バリニーズに適切な飼い方・しつけ方をご紹介!
賢く手先も器用なバリニーズは、自分で戸や窓を開けてしまうことがあります。
外に出てしまう恐れのある出窓や入られては困る部屋の扉は、あらかじめ開けられないよう対策をしておくとよいでしょう。
鍵が出来る場所には鍵をしておいたり、引き戸の場合はつっかえ棒などで開けられないようにしておきましょう。
また、寂しがり屋な面もあるため留守番が苦手です。
家族が常にいるような家庭の方がストレスも溜めにくいです。
難しいようなら多頭飼いをおすすめします。
その際は相手のペットも仲良くできる性格の子を選んであげると良いでしょう。
バリニーズは、室内で飼うことに適しています。
昔は室外で飼う事が猫本来の自由のためと言われていましたが、不運な事故や病気・怪我を防ぐため必ず室内飼いしてあげるようにしましょう。
寿命を延ばしてあげるためにも、飼い方や環境は適切なものを選んであげてください
バリニーズにおすすめのエサ
猫ちゃんのエサというのは数えきれないほど販売されており、どれが適切なのかわからなくなってしまいますよね。
主に、体重や年齢、毛の長さや猫種ごとにも販売されています。
バリニーズの体質に合った、健康的に寿命を延ばしてくれるエサの種類を紹介します。
程良い体型を維持するために、カロリーコントロールのできるエサを選びましょう。
通常の猫に比べて小柄な猫ですが、食べるだけ食べさせてしまうと他の猫と同様大きくなってしまいます。
また、きれいな毛並みを維持するためにはまず皮膚から健康を保たなければなりません。
オメガ3脂肪酸が豊富に含まれたエサを選ぶと、皮膚の健康が保たれ美しい毛並みを維持することが出来ます。
さらに猫にとって不要な栄養を与えると健康や毛並みに影響が出てしまいます。
人工料の入っていないものや穀物フリーを選ぶのも大切なポイントです。
また、一度病気をしてしまったことがある子は予防に効果的な餌や体調に合わせて適切な餌を与えることが重要です。
猫ちゃんの好みの味を理解してあげてその子に合った餌を用意するようにしましょう。
猫ちゃんの好みの味を理解してあげてその子に合った餌を用意するようにしましょう。
バリニーズの1ヶ月の食事代(エサ代)の平均
バリニーズの1ヶ月の食事代(エサ代)は、約2000~5000円程です。
バリニーズのお風呂のペース
バリニーズのお風呂のペースは、セミロングの長毛種ですが抜け毛も少ないため頻繁にお風呂にいれる必要もありません。
換毛期に1度入れる程度で良いでしょう。
バリニーズにおすすめのグッズ
バリニーズを飼うにあたっておすすめのグッズを紹介します♪
スリムな体を維持するためにも運動は欠かせません。
飼い主が大好きな猫なので、一緒に遊べるおもちゃを用意しておくと良いでしょう。
また、バリニーズは長毛種ですがシャムと同じく寒さに弱いため、冬場は寒さ対策が必要です。
猫は自分で体温調節するのが人より苦手なので、ペット用ヒーターやペット用ホットカーペットなどを準備しておくと安心です。
他にも暖かい毛布などを用意してあげると喜ぶでしょう。
その他にも、バリニーズは抜け毛は少ないですがブラッシングは一日一回はしておきたいところです。
スリッカーブラシだと皮膚を傷つけてしまう恐れがあるので、ラバーブラシやシリコン製のブラシなど、柔らかい素材のものがおすすめです。
平均寿命はどのくらい?いつまで一緒にいられる?
ペットとしての猫の歴史を見てみると室内外や適切な飼い方によって、飼い猫の平均寿命は延びていると言われています。
猫種によって大まかな平均寿命はありますが、適切なしつけや餌の与え方、飼い方をすることで猫の寿命は左右されます。
バリニーズの平均寿命
人間よりもとても寿命が短いねこちゃん。
2015年に一般社団法人ペットフード協会が調査した猫全体の平均寿命は14.85歳でした。
その分、1日1日を大切にして健康的で幸せな日々を一緒に過ごしたいですよね。
ですが、猫種によって平均寿命は違うので基礎知識として覚えておきましょう。
バリニーズの平均寿命は12年前後です。
バリニーズのかかりやすい病気
猫種の体質によって、かかりやすい病気や平均寿命は様々です。
愛猫のかかりやすい病気を知っておくことで、日頃の生活で気をつけることも見えてきます。
スキンシップや、ご飯の食べるスピード・おトイレの状態など、猫ちゃんの健康状態を確認できるタイミングは多数あります。
動物は言葉を離せませんし、猫という生き物は痛みを我慢できてしまう動物です。
普段の生活に気を配り、少しでも体調が悪そうと感じたらすぐに病院へ行くようにしましょう。
バリニーズがかかりやすい病気
バリニーズがかかりやすい病気はこのようなものがあります。
リンパ腫、腸腺癌、進行性網膜萎縮症、先天性股関節形成異常、慢性的な咳や嘔吐
バリニーズのよく使う薬・サプリ
ストレス対策・予防にアルファ-S1やトリプシンやカゼインやギャバやトリプトファンやスカルキャップ、毛並み維持対策・予防にβ-グルカンやDHAやブロリコ、皮膚病対策・予防にアガリスクや乳酸菌やアミノ酸と食物繊維、目の健康維持対策・予防にルテインやアントシアニンやL-リジン、尿路結石対策・予防にクランマックスなどが使用されます。
バリニーズの治療平均的な値段
猫を飼うには、もちろん高い医療費がかかります。
最近はペット用の保険もありますがまだまだ浸透しておらず、病気になった際に飼い主は高額な治療費を払うこともあります。
治療費など値段を確認し満足に払えるか吟味した上でねこちゃんをお迎えするようにしましょう。
もちろんどのバリニーズもかかるというわけではありませんが、確率として他の猫種に比べてかかりやすい病気のひとつがリンパ腫です。
進行状況などにもよりますが、診察料500~3000円、血液検査が5000円~12000円、レントゲンが3000~6000円、超音波検査が3000~6000円、さらに抗がん剤の治療になると20000~30000円の費用が必要です。
一度の治療費だけで30000~60000円近くかかり、さらに薬や食事療法も加わって定期的に通院もしなければなりません。
5ヶ月通院を続けただけでも200000円程の費用がかかります。
バリニーズを飼っている主な著名人
現在調査中
バリニーズに関するまとめ
バリニーズの歴史が分かると性格やしつけ方についても何となく見えてくる気がしませんか?
ねこちゃんの特徴や性格が分かるとより愛着も沸くものです。
日本ではまだあまり見慣れないバリニーズですが、魅力的なシャム猫の長毛ということで世界各国の愛猫から注目を集める優雅な猫です。
人や他の動物に懐きやすい点や寂しがりやな点からも、大家族でバリニーズを迎え入れてあげるのが一番です。
寂しさでストレスを抱えてしまい、病気などになってしまうと飼い主としても心苦しいです。
子供とも仲良くできるので、家族となるべく多くの時間を一緒に過ごせる方が良いでしょう。