ピクシーボブを飼っている、飼いたいと思っている方や興味のある方必見！
ピクシーボブというねこちゃんはいったいどんな猫なのでしょうか？
猫は猫種によって、特徴や性格が変わってくるので飼い方やしつけ方にも違いがあります。
また、遺伝的な病気を持っていたり、寿命が違ったりと飼い方にあたって注意すべき点も変わってきます。
今回はピクシーボブという猫種について詳しくご紹介！
特徴から性格、寿命や飼い方・しつけの方法については勿論、ピクシーボブの出生の歴史や名前の由来など意外と知らないねこちゃんの情報を大公開します！
ピクシーボブの基本情報
- 原産国、地域アメリカ
- 一般的な体重4～7.5kg
- 一般的な体高25～35cm
- 平均寿命13年前後
- 平均値段20万円前後＋20～30万円（海外輸送料等）
ピクシーボブの名前の由来
オオヤマネコの一種であるボブキャットに見た目が似ていることと、この元となった子猫を初めて飼った人が「ピクシー（小さな妖精）」と名付け、それらを合わせてピクシーボブと呼ぶようになりました。
ピクシーボブの歴史
意外と知らない猫ちゃんの歴史。
猫ちゃんの出生の歴史を知ると、何となく性格や体の模様・体型などの謎が解けるかもしれません。
また、出生地の歴史が分かれば、飼い方についてもわかるようになりますね。
ピクシーボブにはどのような歴史はがあるのでしょうか？始まりはスケード山脈のふもとで見つけた子猫からでした。
当時ワシントン州に住んでいたキャロル･アン･ブリュワーがその猫を連れて帰り、見た目がワイルドな猫だったために初めはボブキャットの子孫だと考えました。
彼女はこの柄や特徴を生かした新猫種を輩出しようとし、隣人のスポット柄の猫と交配させました。
その誕生した子猫の中の一匹をキャロルは引き取り名前を「ピクシー」と名付けました。
その後もヤマネコの血を引いたこの種の猫を増やそうとしますが、鑑定の結果ピクシーたちはヤマネコの血を引いておらず、純イエネコの血しか入っていませんでした。
ですが彼女の努力も実り、1998年にはTICAで新種として登録を許可されます。
しかし北米の猫血統登録団体の中でもいくつかは今だに野生ネコの血があるかもしれないと考える意向もあり、それらの団体からは登録を認められていません。
ピクシーボブの性格や特徴
ピクシーボブには、どんな性格や特徴があるのでしょうか。
猫ちゃんの特徴や性格を熟知することで、ストレスを与えない良質な環境での飼い方ができるようになります。
また、性格や猫種の特徴を知る事で適切なしつけ方が見えてきたり、病期の前兆に気づきやすくなり寿命を延ばしてあげる事にも繋がります。
単頭飼いや、多頭飼いなどで多少性格は変わってきますが、大まかには同じなのでピクシーボブの性格について知っておくことがいい飼い主の必須条件になります。
ピクシーボブの特徴や性格にはどんなものがある？
猫種の中でもとても賢く、人の言葉をよく理解します。
飼い主に素直で従順で、そのうえ社交性も高く温厚なためとても飼いやすい猫です。
体が大きいため他の猫のようにあまりすばしっこく走り回ることもありません。
そのためリードを繋いで犬のように散歩をする人もいるようです。
また、社交的ではありますが嫉妬心が強いため、飼い主が他のペットを構いすぎているとふててしまいます。
見た目はワイルドな斑点模様と短い尻尾が特徴的です。
ですが中には30cmほどの長い尻尾を持つ子もいます。
逆三角の目は鋭く迫力があり、グリーンや淡い茶色の2色が存在します。
毛は短毛種と長毛種の両方がピクシーボブとして認められており、どちらも肌心地の良い感触です。
長毛といってもセミロングほどなので、ペルシャに比べるとお手入れも楽です。
また、先天的に多指の傾向もありますが飼育には特に問題ありません。
ピクシーボブのオスとメスの違い
猫種だけでなく、オス・メスによっても、甘えんぼだったり社交的だったりと性格や特徴は変わってきます。
オス・メスそれぞれの性格の違いや行動を知ることで、どんな飼い方しつけ方をしたらいいかなども分かるので、きちんと知っておくことが大切です。
ピクシーボブの性別ごとの性格・特徴を見ていきましょう。
オス：飼い主によく懐きよく甘えます。
オスの方が体が大きい傾向があります。
メス：オスに比べてやや小柄ですが、他の猫種に比べるとやはり大きいです。
クールな面も持ちますが、嫉妬深く飼い主に甘えたがります。
ピクシーボブをお迎えする値段は？
こんな性格や特徴を持ったねこちゃんを実際にお迎えする際にはどのくらいの値段で家族にすることができるのでしょうか？
ピクシーボブの価格相場は、20万円前後＋20～30万円（海外輸送料等）です。
ただし、ブリーダーさんから引き取る場合や、保健所、里親譲渡会などでお迎えする場合には値段が変わってきます。
わんちゃんの年齢にこだわりがなかったり、手間のかからない子が欲しいと感じるのであれば、里親としてお迎えするのもいかがでしょうか。
ピクシーボブの特徴
猫種によって色や柄、外見はそれぞれ違いがあります。
またそのような外見の特徴を掛け合わせたミックス猫も今人気が高くなっています。
ピクシーボブの毛色やミックス猫にはどのような子がいるのか、見ていきましょう。
ピクシーボブの毛色にはどんなものがある？
ピクシーボブの毛の色や柄にはどんなものがあるのでしょうか？
ブラウン系です。
ピクシーボブのミックス猫
最近増えているミックス猫。
ミックス猫はお母さん・お父さんの猫種の性格や愛らしい部分、美しい部分を引き継いでいるため人々を魅了しています。
また、純血種はその猫特有の遺伝病を受け継ぎやすいのですが、ミックス猫の場合そのような遺伝的な病気のリスクが改善されていたり、病気になりにくくなったりと寿命が純血よりも長いという特徴もあります。
ピクシーボブのミックス猫にはどのような種類があるのでしょうか。
現在調査中
ピクシーボブに似た猫種
うちの子の種類は本当にピクシーボブ？そんな疑問を持ったことはありませんか？
交配の段階で枝分かれした同じ血を分かち合っているかもしれない似ている猫種もご紹介！
性格や体格、特徴がなんとなく違うかも？と思ったらこちらの猫ちゃんたちも確認してみてください。
ピクシーボブの飼い方としつけ方
猫種によって適している飼い方やしつけ方は様々です。
もちろん、個体の性格によってしつけ方も全く変わってくるので、目安になります。
適切な飼い方をしてあげることで、猫ちゃんの健康寿命を延ばすことができます。
ピクシーボブに適切な飼い方・しつけ方をご紹介！
子猫の頃は遊び盛りなのでやんちゃですが、成猫になるにつれて運動をしなくなります。
とはいえ放っておくと筋力も衰えてしまい肥満の原因にもなるので、散歩をしたりおもちゃで興味を引いて遊んであげましょう。
ボールを投げて持ってくるような遊びもできます。
まるで犬のようですが、ピクシーボブは飼い主が大好きなので喜びます。
また、嫉妬深い一面はときに他のペットのストレスとなることがあります。
多頭飼いの場合は、他のペットを構う際にはピクシーボブが見ていない場所やいない部屋などで相手をしてあげた方がいいかもしれません。
体が大きいため、嫉妬心で他のペットを傷つけてしまう恐れもあるので、十分注意しましょう。
さらに多指症の猫は初めは歩きにくさを感じるようですが、しだいにきちんと歩けるようになり、手先を器用に使う子もいます。
なので引き戸なども上手に開けてしまうことがあるため、入ると危険な場所のキッチンや浴室にはストッパーなどであらかじめ対処しておくことをおすすめします。
ピクシーボブは、室内で飼うことに適しています。
昔は室外で飼う事が猫本来の自由のためと言われていましたが、不運な事故や病気・怪我を防ぐため必ず室内飼いしてあげるようにしましょう。
寿命を延ばしてあげるためにも、飼い方や環境は適切なものを選んであげてください
猫の肉球の役割を解説します！ケア方法や犬と猫の肉球の違いも比較ピクシーボブにおすすめのエサ
猫ちゃんのエサというのは数えきれないほど販売されており、どれが適切なのかわからなくなってしまいますよね。
主に、体重や年齢、毛の長さや猫種ごとにも販売されています。
ピクシーボブの体質に合った、健康的に寿命を延ばしてくれるエサの種類を紹介します。
体が大きいため食べる量やカロリーも必要です。
とはいえ好きなだけ食べさせると肥満の原因にも繋がるので、食事量が多い場合には低カロリーフードを選びましょう。
被毛の柄や毛並みを美しく保つには良質なフードが必要です。
なので猫にとって大切なオメガ3脂肪酸が豊富に含まれたものがおすすめです。
また、腸内環境の改善に食物繊維や乳酸菌が含まれたものも良いでしょう。
腸内が整うと被毛にも影響してくるので、日頃のフード選びは重要です。
さらに筋肉もしっかりついているため、高たんぱくなササミなどが含まれたフードも向いています。
また、一度病気をしてしまったことがある子は予防に効果的な餌や体調に合わせて適切な餌を与えることが重要です。
猫ちゃんの好みの味を理解してあげてその子に合った餌を用意するようにしましょう。
猫ちゃんの好みの味を理解してあげてその子に合った餌を用意するようにしましょう。
ピクシーボブの1ヶ月の食事代（エサ代）の平均
ピクシーボブの1ヶ月の食事代（エサ代）は、約2000～6000円程です。
ピクシーボブのお風呂のペース
ピクシーボブのお風呂のペースは、長毛種の場合は月に1回程度、短毛種は換毛期ごとに1回程度で良いでしょう。
ピクシーボブにおすすめのグッズ
ピクシーボブを飼うにあたっておすすめのグッズを紹介します♪
体が大きい分体重も重いため、キャットタワーを選ぶ際は頑丈なものを選びましょう。
また、背の高いキャットタワーだと体重に耐えきれずに倒れてしまう場合があるため、低めのキャットタワーの方がおすすめです。
さらに賢いピクシーボブは飼い主とボール遊びができます。
取りに行って持ってくることができるので、加えやすくてよく跳ねるボールがおすすめです。
あまり小さいと誤って飲み込んでしまう場合があるので、ピクシーボブの個体に合わせたボールを選びましょう。
また、美しい被毛を保つために猫用ブラシを用意しておきます。
特に長毛種は抜け毛が気になるので、コームなどでしっかり整えてあげましょう。
スリッカーブラシは皮膚を傷つける恐れがあるので、コームや獣毛ブラシ、手袋型のブラシもおすすめです。
平均寿命はどのくらい？いつまで一緒にいられる？
ペットとしての猫の歴史を見てみると室内外や適切な飼い方によって、飼い猫の平均寿命は延びていると言われています。
猫種によって大まかな平均寿命はありますが、適切なしつけや餌の与え方、飼い方をすることで猫の寿命は左右されます。
ピクシーボブの平均寿命
人間よりもとても寿命が短いねこちゃん。
2015年に一般社団法人ペットフード協会が調査した猫全体の平均寿命は14.85歳でした。
その分、1日1日を大切にして健康的で幸せな日々を一緒に過ごしたいですよね。
ですが、猫種によって平均寿命は違うので基礎知識として覚えておきましょう。
ピクシーボブの平均寿命は13年前後です。
ピクシーボブのかかりやすい病気
猫種の体質によって、かかりやすい病気や平均寿命は様々です。
愛猫のかかりやすい病気を知っておくことで、日頃の生活で気をつけることも見えてきます。
スキンシップや、ご飯の食べるスピード・おトイレの状態など、猫ちゃんの健康状態を確認できるタイミングは多数あります。
動物は言葉を離せませんし、猫という生き物は痛みを我慢できてしまう動物です。
普段の生活に気を配り、少しでも体調が悪そうと感じたらすぐに病院へ行くようにしましょう。
ピクシーボブがかかりやすい病気
ピクシーボブがかかりやすい病気はこのようなものがあります。
膀胱炎、尿結石、慢性腎不全、心臓疾患、白内障
ピクシーボブのよく使う薬・サプリ
関節疾患対策・予防にグルコサミンとコンドロイチン、目の健康維持対策・予防にルテインやアントシアニンやL-リジン、毛並み維持対策・予防にβ-グルカンやDHAやブロリコ、皮膚病対策・予防にアガリスク、乳酸菌、アミノ酸と食物繊維、尿路結石の対策・予防にクランベリーのプロアントシアニジンやキナ酸やプロアントシアニジンなどが使用されています。
ピクシーボブの治療平均的な値段
猫を飼うには、もちろん高い医療費がかかります。
最近はペット用の保険もありますがまだまだ浸透しておらず、病気になった際に飼い主は高額な治療費を払うこともあります。
治療費など値段を確認し満足に払えるか吟味した上でねこちゃんをお迎えするようにしましょう。
もともと自然発生した猫なので、病気に強い猫と言われています。
ですが老化に伴いどの猫でもなりうる病気にかかる場合があり、たとえば尿結石の場合は比較的軽症だと4500円 ～13000円程度です。
カテーテルなどを使用する場合は7000～18000円ほどが必要です。
さらに重度の尿結石を患うと手術代が40000円ほどです。
また、同じように老衰した猫がかかりやすいと言われている白内障では一度の治療に2000円程かかります。
その後も通院が必要になってくると月に1回1000円として年間で10000円前後です。
悪化して重度な症状となり日常生活が困難になると手術も視野に入れなければならなくなり、片目がおよそ100000～300000円です。
その後も点眼薬や内服薬が処方され、治療費は更に高額になります。
ピクシーボブを飼っている主な著名人
現在調査中
ピクシーボブに関するまとめ
ピクシーボブの歴史が分かると性格やしつけ方についても何となく見えてくる気がしませんか？
ねこちゃんの特徴や性格が分かるとより愛着も沸くものです。
ピクシーボブは犬っぽい猫ともいわれていて、猫には珍しい従順な子です。
ですが日本での購入は比較的まだ難しく、海外取り寄せが必要になってくる可能性があります。
さらに体が大きいため室内もある程度広さを要求されるので、運動をあまりしないとはいえアパートなどには向いていないかもしれません。
食べる量も多いため月々の食費代も他の猫に比べてやや高くなる傾向があります。
なので金銭的に余裕もあり、誰かが常に構ってあげられる環境体制の家族が向いているでしょう。
