エイジアンの寿命はどれくらいなのでしょうか?
もちろん、愛猫にはいつまでも健康で長生きしてほしいと思いますよね。
そこで、エイジアンのかかりやすい病気やその予防法、猫種に合ったストレスを溜めない方法など、様々な観点から解説していきます。
エイジアンの平均寿命は?
イギリス原産のエイジアンは、1981年にチンチラペルシャのオスとバーミーズのメスの間に産まれた4匹の子猫が起源になっています。
そのエイジアンの平均寿命は13歳~15歳ほどなので、一般的な猫と同じように長生きしてくれる猫種です。
エイジアンの寿命と長生きするコツ
エイジアンの平均寿命は13歳~15歳ほどですが長生きさせるために1番大切なのは、完全室内飼いを徹底するということです。
15歳前後まで長生きできるのは完全室内飼いの場合がほとんどです。
外に出ることでウイルス感染の危険性や寄生虫の心配、更には交通事故に合う可能性があるなど、沢山の危険に晒されてしまいます。
長生きしてもらうためには、まず完全室内飼いを徹底することが大切です。
気を付ける点は、バスタブ、窓やドア、電気のコード、ガスコンロやストーブなど熱の出るものの近くは特に事故の起こりやすい場所です。
危ない場所には近づけないようにしましょう。
室内飼いは、運動不足も心配されますが、平面よりも立体的な運動を好みます。
室内でもキャットタワーを設置してあげたり、定期的におもちゃで遊んであげたりすることで運動不足を解消することによりエイジアン自身のストレスも解消され尚且つ飼い主とのスキンシップにもなり信頼関係をより深めることが出来ます。
エイジアンのかかりやすい病気は?
エイジアンは、オスがチンチラペルシャ、メスがバーミーズが基礎猫です。
ペルシャ系の猫がかかりやすい病気は、【多発性のう胞腎】です。
この病気は、慢性腎不全を引き起こします。
この病気の予防がむずかしいのは、遺伝によるものが多いからです。
この病気になると治療ができないので、進行を遅らせる対処療法しかありません。
症状が軽い状態を持続するために治療を早めにおこなうようにしましょう。
エイジアンのかかりやすい病気のサイン
【肥大性心筋症】・【角膜炎】・【アレルギー性皮膚炎】等の病気の主なサインは【肥大性心筋症】の主な症状は、初期には無症状の事が多いですが、食欲や活動量の低下などが見られる事があります。
猫の肥大性心筋症の症状がかなり進行してくると、心拍数や呼吸数の増加、失神が起こることもあります。
【角膜炎】の主な症状は、目をかゆがったり痛がったりする、目をしょぼしょぼさせる、足で目をこする、光をまぶしがる、涙や目ヤニが出る、まぶたが痙攣する等の症状があげられます。
【アレルギー性皮膚炎】の主な症状は、赤みのあるブツブツが現れる発疹、発疹に伴うかゆみ、かさぶた、フケ等があげられます。
病気の予防法と対処法
エイジアンの代表的な病として【多発性のう胞腎】の他に、【肥大性心筋症】・【角膜炎】・【アレルギー性皮膚炎】等があげられます。
【肥大性心筋症】とは、知らず知らずのうちに冒され、心臓の筋肉がどんどん厚くなってしまう心臓病です。
無症状の場合が多いのですが、症状が進行するにつれて食欲や元気がなくなりじっとしていることが多くなります。
何故なら心臓の筋肉が厚くなることで、十分に血液を排出することができなくなり、全身の臓器が弱まってしまうからです。
この病気は早期発見、早期治療が重要で年1回の検診が必要だといわれています。
【角膜炎】とは、目の黒目部分の表面をおおっている角膜が炎症を起こした状態をいいます。
症状としては、目がはれたり、痛み・まぶしさを感じるため、目を開けにくそうにします。
ショボショボしたり目を細めたりすると、【角膜炎】の可能性があります。
目をしきりにかく仕草をしたり、目を開けにくそうにしていたら、獣医さんに診てもらいましょう。
【アレルギー性皮膚炎】とは、体内に入ったアレルゲンに過剰反応してしまうことで起こります。
症状としては、かゆみをともなう発疹(ブツブツ)や脱毛が目のまわりや背中などに現れます。
予防策として、アレルゲンとなりうる物質との接触を予防することが大切です。
定期的にノミ駆除剤を投与してノミ対策を確実に行います。
室内飼いの場合、ホコリやカビなどのハウスダストが蔓延しないよう、日頃から室内環境を清潔に保つようにしましょう。
また、皮膚炎が酷くなる前に早期に動物病院で診察を受けることも大切です。
エイジアンの老化のスピード
エイジアンも他の猫と同様に、生後1年で人間の15歳くらいに相当し成長が止まるといわれています。
それからは1年ごとに人間の4倍のスピードで歳を取っていきます。
一般的には、7歳頃から老化がはじまるといわれています。
エイジアンの老化に伴う外見の変化
エイジアンも他の猫の例と同様に、7歳頃から老化がはじまるといわれています。
老化に伴う猫の主な外見の変化は、被毛の色が薄くなる、顔まわりに白髪が増えた・爪がよく伸びるようになった・被毛のツヤがなくなってきた、パサつきやすくなった・太ももなどが細くなった・目ヤニが増えた・耳が遠くなり外から戻った時、お出迎えがなくなる・被毛全体がぺったりしたり、毛並みに割れ目ができたりしてくる等があげられます。
老猫におすすめの食べ物は?
老化した猫に食事を与える場合大切にしたい事は、食べやすさと栄養素を第一に考え、フードそのものに手を加えていくことです。
例えば、ドライフードが好きな猫であれば、細かく砕いてあげますが、それでも食べにくそうにしていたら、さらにお湯でふやかしたり、ペースト状にすりつぶしたりして柔らかくしてあげましょう。
もちろんウエットタイプのフードに切り替えてもOKです。
フードを程よく温めると匂いが増すので嗜好性が高まり、猫が食欲をなくした際にはおすすめです。
肉の匂いが食欲を刺激しますので味付けをする前に鶏ガラのスープをかけてあげるのもよいです。
フードを皿に食事を入れても関心を示さなくなったら、スプーンや手から直接口に運んであげましょう。
それも難しいようであれば、獣医師と相談の上、流動食に切り替えてみるのも良いです。
栄養素としては、少量でも高品質なたんぱく質が必要になります。
たんぱく質には猫に必要なアミノ酸や必須の栄養素が豊富に含まれていて、筋肉の維持や毛並みの維持には欠かせません。
猫にとって穀物などの炭水化物は消化しにくく、糖質はそのまま脂肪として蓄積されていきます。
脂質は15~20%で年齢に合わせて適度に脂質が含まれたものを選ぶと良いでしょう。
少しでも消化器官の活動を活発にする為に添加物が少ないものを選ぶ事も大切です。
ストレスをかけないために飼い主が出来ること
ストレスをかけないために飼い主が出来ることの一つとして出来るだけ遊んであげることが大切です。
例えば、1日5分~10分を数回、おもちゃを使って遊んだり、追いかけっこをして遊んであげてください。
段差のある場所を作ることも猫のストレス解消になります。
猫は高い場所からテリトリーを見晴らしたいので、高い場所を作ってあげて、良い刺激を与えるようにしましょう。
猫は自分の体が隠れ場所があるととても安心します
猫にとって快適な秘密の場所を作ってあげましょう。
また、爪とぎも出来るように充実させてあげましょう。
エイジアンの寿命に関するまとめ
エイジアンの平均寿命は、13歳~15歳ほどです。
エイジアンの基礎猫は、オスがチンチラペルシャでメスがバーミーズです。
ペルシャ系の血を引いている猫がかかりやすい病気として多発性のう胞腎があります。
他には、肥大性心筋症・角膜炎・アレルギー性皮膚炎、等の病気がかかりやすい病気としてありますので定期健診を心がけてください。
7歳頃から老化現象が始まるといわれています。
老化したエイジアンの為に大切なことは食べやすさと栄養素を第一に考え、フードそのものに手を加えていくことです。
例えば、ドライフードが好きな猫であれば、細かく砕いてあげますが、それでも食べにくそうにしていたら、さらにお湯でふやかしたり、ペースト状にすりつぶしたりして柔らかくしてください。
栄養素は、高品質なたんぱく質、適度に脂質が含まれたもの、なるべく添加物を含まないものを選んでください。
ストレス解消の為におもちゃを使って遊んだり、高低差のある場所を作ったり、隠れ家などを作ってあげてください。