セレンゲティを飼っている、飼いたいと思っている方や興味のある方必見!
セレンゲティというねこちゃんはいったいどんな猫なのでしょうか?
猫は猫種によって、特徴や性格が変わってくるので飼い方やしつけ方にも違いがあります。
また、遺伝的な病気を持っていたり、寿命が違ったりと飼い方にあたって注意すべき点も変わってきます。
今回はセレンゲティという猫種について詳しくご紹介!
特徴から性格、寿命や飼い方・しつけの方法については勿論、セレンゲティの出生の歴史や名前の由来など意外と知らないねこちゃんの情報を大公開します!
セレンゲティの基本情報
- 原産国、地域アメリカ
- 一般的な体重3.5~6kg
- 一般的な体高25cm
- 平均寿命12~15年
- 平均値段日本国内での入手はかなり困難で、海外のブリーダーから輸入する必要があり、生体の値段だけでも100万円以上と見積もっておく必要があります。
セレンゲティの名前の由来
アフリカ・タンザニアにある数多くの野生動物が生息していることで知られるセレンゲティ平原に由来しています。
この地で自然保護のために働く人々や地域住民への敬意からこの名前が付けられました。
セレンゲティの歴史
意外と知らない猫ちゃんの歴史。
猫ちゃんの出生の歴史を知ると、何となく性格や体の模様・体型などの謎が解けるかもしれません。
また、出生地の歴史が分かれば、飼い方についてもわかるようになりますね。
セレンゲティにはどのような歴史はがあるのでしょうか?1994年、アメリカ・カリフォルニア州にある「Kingsmark Cattery」という猫舎を営むカレン・サウスマンが野生の血を入れずにサーバルキャットに似た猫を作り出そうとして生まれた品種です。
サウスマン氏はアメリカの生物保護学者でもあり、動物の保護や繁殖に携わっていました。
アフリカに生息するサーバルキャットが密猟により捕獲され、一部の愛好家にペットとして飼われたり毛皮をとられたりしていることに危機感を覚え、サーバルキャットに似たイエネコを作り出せればそのような被害を減らせるのではないかと考えたのです。
サウスマン氏は長年の動物の?殖の経験から健全な品種の作製には多数の協力と時間がかかることを理解していました。
そのため、まず信頼のできる仲間を探すところから始め、彼らの知識と協力のもとでオリエンタルショートヘアとベンガルを基礎に用いて繁殖を重ね、この品種を作り出しました。
1995年、TICA(The International Cat Association )に試験的猫種として予備登録されましたが、現在でもアメリカ、カナダ、ドイツ、イギリス、オーストラリア、ロシアなどの限られた繁殖者のもとで慎重に育種が進められており、未だ発展途上にある品種であるといえます。
セレンゲティの性格や特徴
セレンゲティには、どんな性格や特徴があるのでしょうか。
猫ちゃんの特徴や性格を熟知することで、ストレスを与えない良質な環境での飼い方ができるようになります。
また、性格や猫種の特徴を知る事で適切なしつけ方が見えてきたり、病期の前兆に気づきやすくなり寿命を延ばしてあげる事にも繋がります。
単頭飼いや、多頭飼いなどで多少性格は変わってきますが、大まかには同じなのでセレンゲティの性格について知っておくことがいい飼い主の必須条件になります。
セレンゲティの特徴や性格にはどんなものがある?
筋肉質で引き締まった体型のフォーリンタイプで、最大の特徴はサーバルキャットを模した大きな斑点模様です。
頭部は丸みを帯びたゆるやかな三角形で、首は長くがっしりしており、猫の中でも1、2を争う長い足、ピンと立った大きな耳、丸く大きな目を持ちます。
耳の裏側にはアイスポットという目玉のような模様があります。
毛色はタビー、エボニーシルバー、エボニースモーク、ソリッドブラック、イエロー、ゴールドなどを地色に黒のスポットがまばらに入っています。
身体能力が大変高く、2mを超えるほどのジャンプ力があります。
性格は開放的で堂々としており、活発で好奇心が強く、遊び好きです。
家族に対しても友好的で、子供や他のペットとも仲良くできます。
甘えん坊で、しつこく構われたがったりする面もあります。
しゃべるようによく鳴きます。
セレンゲティのオスとメスの違い
猫種だけでなく、オス・メスによっても、甘えんぼだったり社交的だったりと性格や特徴は変わってきます。
オス・メスそれぞれの性格の違いや行動を知ることで、どんな飼い方しつけ方をしたらいいかなども分かるので、きちんと知っておくことが大切です。
セレンゲティの性別ごとの性格・特徴を見ていきましょう。
オス:やんちゃで遊び好き、好奇心旺盛活行動的な傾向にあります。
メスより少し体が大きくなることが多いです。
メス:気まぐれでクール、しっかりした性格の子が多い傾向にあります。
セレンゲティをお迎えする値段は?
こんな性格や特徴を持ったねこちゃんを実際にお迎えする際にはどのくらいの値段で家族にすることができるのでしょうか?
セレンゲティの価格相場は、日本国内での入手はかなり困難で、海外のブリーダーから輸入する必要があり、生体の値段だけでも100万円以上と見積もっておく必要があります。です。
ただし、ブリーダーさんから引き取る場合や、保健所、里親譲渡会などでお迎えする場合には値段が変わってきます。
わんちゃんの年齢にこだわりがなかったり、手間のかからない子が欲しいと感じるのであれば、里親としてお迎えするのもいかがでしょうか。
セレンゲティの特徴
猫種によって色や柄、外見はそれぞれ違いがあります。
またそのような外見の特徴を掛け合わせたミックス猫も今人気が高くなっています。
セレンゲティの毛色やミックス猫にはどのような子がいるのか、見ていきましょう。
セレンゲティの毛色にはどんなものがある?
セレンゲティの毛の色や柄にはどんなものがあるのでしょうか?
タビー、エボニーシルバー、エボニースモーク、ソリッドブラック、イエロー、ゴールドなどを地色に黒のスポットがまばらに入ります。
セレンゲティのミックス猫
最近増えているミックス猫。
ミックス猫はお母さん・お父さんの猫種の性格や愛らしい部分、美しい部分を引き継いでいるため人々を魅了しています。
また、純血種はその猫特有の遺伝病を受け継ぎやすいのですが、ミックス猫の場合そのような遺伝的な病気のリスクが改善されていたり、病気になりにくくなったりと寿命が純血よりも長いという特徴もあります。
セレンゲティのミックス猫にはどのような種類があるのでしょうか。
現在調査中
セレンゲティに似た猫種
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セレンゲティの飼い方としつけ方
猫種によって適している飼い方やしつけ方は様々です。
もちろん、個体の性格によってしつけ方も全く変わってくるので、目安になります。
適切な飼い方をしてあげることで、猫ちゃんの健康寿命を延ばすことができます。
セレンゲティに適切な飼い方・しつけ方をご紹介!
大変活発で運動量が多く必要な品種のため、充分に動き回ることのできるスペースや上下運動ができるキャットタワーなどを用意してあげる必要があります。
飼い主と遊ぶことが大好きなので、追いかけまわして遊べるおもちゃなどを用意して、遊びの中にも運動を取り入れてあげるとよいでしょう。
甘えん坊なため、構って欲しいあまりその持ち前の高いジャンプ力で高いところから肩の上に飛び乗ろうとしたり、床から飛び上がって膝に乗ろうとしたりすることもあるので、小さな子供のいる家庭では注意が必要です。
留守番で一人の時間が長くなることに強いストレスを感じるので、留守の時間を少なくする、多頭飼いをするなどの配慮が必要です。
被毛の手入れは週1回程度のブラッシングで十分です。
セレンゲティは、室内で飼うことに適しています。
昔は室外で飼う事が猫本来の自由のためと言われていましたが、不運な事故や病気・怪我を防ぐため必ず室内飼いしてあげるようにしましょう。
寿命を延ばしてあげるためにも、飼い方や環境は適切なものを選んであげてください
セレンゲティにおすすめのエサ
猫ちゃんのエサというのは数えきれないほど販売されており、どれが適切なのかわからなくなってしまいますよね。
主に、体重や年齢、毛の長さや猫種ごとにも販売されています。
セレンゲティの体質に合った、健康的に寿命を延ばしてくれるエサの種類を紹介します。
運動能力が高く活発なセレンゲティには、栄養価が高く、動物性タンパク質を豊富に含むご飯を選びましょう。
さらに、美しい被毛の維持のためにも、消化性の高いタンパク源(魚、ラム、馬、七面鳥、アヒルなど)を原料に使用したものを選ぶとよいでしょう。
また、被毛の健康の維持のために、ビオチン、パントテン酸、イノシトール、ナイアシン、コリン、亜鉛、EPA、DHAなどが含まれたご飯が望ましいです。
また、消化管の維持のために腸内細菌バランスを考えたもの、尿石症の予防のためにミネラル成分を調整したものを選んであげることでさらに健康の維持に役立つでしょう。
また、一度病気をしてしまったことがある子は予防に効果的な餌や体調に合わせて適切な餌を与えることが重要です。
猫ちゃんの好みの味を理解してあげてその子に合った餌を用意するようにしましょう。
猫ちゃんの好みの味を理解してあげてその子に合った餌を用意するようにしましょう。
セレンゲティの1ヶ月の食事代(エサ代)の平均
セレンゲティの1ヶ月の食事代(エサ代)は、約3000円~10000円程です。
セレンゲティのお風呂のペース
セレンゲティのお風呂のペースは、基本的に必要なし、汚れが気になるとき、もしくは多くても1ヶ月に1回程度が理想です。
セレンゲティにおすすめのグッズ
セレンゲティを飼うにあたっておすすめのグッズを紹介します♪
毎日ほどよい運動を取り入れるために、キャットタワーや追いかける動きのできるおもちゃ(猫じゃらし、ボール、レーザポインターなど)を用意してあげましょう。
また、体の手入れのためにも爪とぎ、ブラシ、コームなども必要です。
猫は狭い場所にいると落ち着くので、ドーム型のベッドなども用意してあげるとよいでしょう。
動物病院への通院のために、キャリーバッグも必要です。
キャリーバッグに入りたがらない子は洗濯ネットでも代用できます。
平均寿命はどのくらい?いつまで一緒にいられる?
ペットとしての猫の歴史を見てみると室内外や適切な飼い方によって、飼い猫の平均寿命は延びていると言われています。
猫種によって大まかな平均寿命はありますが、適切なしつけや餌の与え方、飼い方をすることで猫の寿命は左右されます。
セレンゲティの平均寿命
人間よりもとても寿命が短いねこちゃん。
2015年に一般社団法人ペットフード協会が調査した猫全体の平均寿命は14.85歳でした。
その分、1日1日を大切にして健康的で幸せな日々を一緒に過ごしたいですよね。
ですが、猫種によって平均寿命は違うので基礎知識として覚えておきましょう。
セレンゲティの平均寿命は12~15年です。
セレンゲティのかかりやすい病気
猫種の体質によって、かかりやすい病気や平均寿命は様々です。
愛猫のかかりやすい病気を知っておくことで、日頃の生活で気をつけることも見えてきます。
スキンシップや、ご飯の食べるスピード・おトイレの状態など、猫ちゃんの健康状態を確認できるタイミングは多数あります。
動物は言葉を離せませんし、猫という生き物は痛みを我慢できてしまう動物です。
普段の生活に気を配り、少しでも体調が悪そうと感じたらすぐに病院へ行くようにしましょう。
セレンゲティがかかりやすい病気
セレンゲティがかかりやすい病気はこのようなものがあります。
尿石症、猫風邪、猫免疫不全ウイルス、猫白血病ウイルス感染症、猫汎白血病減少症、猫伝染性腹膜炎、猫伝染性貧血、慢性腎不全、膀胱炎、糖尿病、甲状腺機能亢進症、肥大型心筋症、毛球症、胃腸炎、内部寄生虫症、巨大結腸症、悪性腫瘍、皮膚糸状菌症、皮膚炎、疥癬、耳疥癬、結膜炎、角膜炎、外耳炎、口内炎、歯周病
セレンゲティのよく使う薬・サプリ
整腸作用を目的として乳酸菌入りのもの、免疫システムの向上のためにL-リジンが含まれるもの、毛球症の予防に流動パラフィンやグリセリン・ワセリンが含まれるもの、下部尿路疾患の予防を目的としてDL-メチオニンやクランベリーが含まれるものなどが使用されます。
また、腎疾患になってしまった場合にはリンの吸着剤が含まれるものがよく使用されます。
セレンゲティの治療平均的な値段
猫を飼うには、もちろん高い医療費がかかります。
最近はペット用の保険もありますがまだまだ浸透しておらず、病気になった際に飼い主は高額な治療費を払うこともあります。
治療費など値段を確認し満足に払えるか吟味した上でねこちゃんをお迎えするようにしましょう。
健康であっても、毎年混合ワクチンに6,000円、ノミ・寄生虫予防に10,000円ほど必要です。
健康診断を行う場合はここにプラス5,000円ほど追加されます。
他にも病気、例えば猫に多い尿路結石になってしまった場合は治療としてカテーテルによる排尿作業に5,000~10,000円程度、手術になってしまった場合30,000~100,000円程度、慢性的なものの場合療法食として3,500円~/月、ここに診察費や検査代、薬代などで10,000円程度が追加されます。
セレンゲティを飼っている主な著名人
現在調査中
セレンゲティに関するまとめ
セレンゲティの歴史が分かると性格やしつけ方についても何となく見えてくる気がしませんか?
ねこちゃんの特徴や性格が分かるとより愛着も沸くものです。
野生の猫種のような美しい模様の猫を飼いたい、という方におススメです。
イエネコ同士を掛け合わせて誕生した品種のため、野性味のあふれる外見を持ちながらも人に懐きやすく友好的な性格なので、野生の血が入った同様の模様を持つ猫種よりもペット向きです。
しかし、日本では情報の少ない希少な品種なので、何か起こってしまったときに対応策をとれない猫の飼育初心者の方はやめておいたほうが良いと言えます。
また、生体の入手が困難を極めるので、日本国内では別の品種の猫を飼うのが妥当でしょう。